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多様で専門性を尊重する環境

Chihiro. S
Medical Franchise Gastroenterology
Medical Lead
(所属/タイトルは取材当時のものです。)

大学院農学研究科修了後、国内飲料メーカーに入社。R&D部門で特定保健用食品の研究開発に従事。その後国内CRO(Contract Research Organization)でメディカルライティングを経験。タケダに入社後、消化器系疾患及び神経精神疾患領域でMSL(Medical Science Liaison)を経験し、現在はMedical Leadとして勤務

  • 予防から治療の世界へ
  • 多様な人材が集まるJMOで私が心がけていること
  • 自宅からリモートで夜間のグローバルミーティングに参加


予防から治療の世界へ

大学院で食品の機能性の研究をしていたことを活かし、修了後は食を通じて病気の予防、未病に貢献したいと考え、飲料メーカーの研究職に就きました。研究を続ける中で予防よりも治療に興味を持つようになりましたが、薬学の知識がなかったため、薬の研究開発に関する知識や経験を幅広く積むためにCROに転職しました。

CROで主に担当していたメディカルライティングは、薬剤の承認に必要な書類を作成するため、開発から上市までに必要な情報を知るにはとても良いポジションでした。しかしながら、個人作業の割合が高く1日中ほとんど会話をしない日もありました。もともと人と話をすることが好きなタイプですが、同僚との会話でとっさの言葉が出なかったことに自分自身が驚いてしまった経験があり、「外に出て人に会う仕事をしよう」と思ったのが、再転職を考えたきっかけです。

その当時、注目されていたのが製薬企業のMSL(Medical Science Liaison)でした。大阪で働き続けられることもあってタケダのJMO(Japan Medical Office)に転職し、MSLへのキャリアシフトを図りました。JMOは私のような転職者が多く、またバックグラウンドも異なるメンバーが所属している組織です。そのため、多様性を尊重し、お互いのキャリア、知識に敬意を払いながら仕事ができる環境です。

多様な人材が集まるJMOで私が心がけていること

MSLはKOL(Key Opinion Leader)との医科学的な交流を通じ、上市前の段階から自社医薬品の価値をお届けする架け橋として活動できる魅力的な職種だと思います。
MSLとして、KOLとのディスカッションや各種イベントの企画・運営、エビデンスの構築など、日々やりがいを感じていましたが、戦略立案やプロジェクトマネジメントを担当するMedical Leadというポジションに興味をもちました。
そこで、当時の上司に相談し、社内公募を受けることにしました。

社内公募に合格しMedial Leadのポジションにつきましたが、最初は戸惑いの連続でした。特にMSLとは異なり、プロジェクトの責任者という立場からスピーディーな判断を求められることが多くあります。そんな時はチームメンバーや関連部門の方の意見や経験を聞き、自分なりの結論を導き出しています。
チームの目標を達成するためにステークホルダーとの密なコミュニケーションが必須だと考えていますが、JMOのような多様性のある環境では、時にメンバーの目指すゴールの認識が異なっていたり、細かいニュアンスの違いで誤解を招いたりすることもあります。JMOは経験や立場、経歴に関係なく、お互いに敬意を払いながらもフラットに接することができる環境ですが、相互理解を図るためのコミュニケーションを常に意識し、意志疎通を図ることがとても大事だと感じています。
容易ではない課題に直面することもありますが、多様な人材が集まり協働することで、これまでにない新しいものを生み出せると考えています。

自宅からリモートで夜間のグローバルミーティングに参加

2018年に私が入社したときからすでに柔軟な働き方を導入していましたが、近年は特にリモートワークへのシフトが進んでいます。そのおかげで、新型コロナウイルス感染症の流行拡大でも大きなトラブルなく仕事ができました。もちろん、同僚との会話はweb会議や電話が中心だったため、1年近く対面で会えない人もいました。

現在はグローバルミーティングに参加する機会も多く、会議開始が22時というケースもあります。しかし、自宅からリモートで参加することが可能です。遅い時間帯に会議が始まるときには、始業開始を遅らせるなどと、自分の裁量で勤務時間帯を調整することができるので、大きな負担を感じることなく活動できています。

※メディカルライティング:薬事法や各種規制、ガイドラインに則り、治験に必要な各種書類や薬事承認申請などの各種申請書類、論文などの作成を行う

◆JMO(Japan Medical Office)

グローバルメディカル部門の日本機関として、国内の医療用医薬品ビジネスを所管するジャパンファーマビジネスユニット(Japan Pharma Business Unit 「JPBU」)に所属し国内外のタケダの組織と連携している。国内の医学専門家との医科学的交流に基づくエビデンス創出、産官学連携を通じたデジタル活用、プロモーション/ノンプロモーション資材のレビュー、市販後調査等、業務内容は多岐にわたる。自社医薬品の価値を、自社医薬品を必要とする患者さんに、適切なタイミングでお届けすべく医科学的な視点から中立的に活動する専門家集団。

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