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国内従業員およびその家族を対象にした“がんの授業”の実施

「がんってなんだろう?」、「自分が、大切な人が、がんになったらどうする?」​​​​​​​

日本オンコロジー事業部は、中長期的な「がんに関するヘルスリテラシー向上」を見据えた、こどもへのがん教育に関する取り組みを、社内外のステークホルダーと連携し進めています。 がん経験者である岸田徹さん(NPO法人がんノート 代表理事)と儀賀理暁さん(埼玉医科大学総合 医療センター 緩和医療科/呼吸器外科)をお招きし、国内従業員のご家族を対象に “がんの授業”を行いました。授業内容は専門の先生と相談し、対象となる小学校高学年から中学生のお子様に十分配慮し企画しました。授業を始めるにあたり、日本オンコロジー事業部の内田部長が「タケダが江戸時代からこれまで世界中にくすりを届けるという大切な仕事をしていること」、「オンコロジー事業部が、がんの治療薬を患者さんへお届けし、がんにならないように、またがんになっても生きやすい社会づくりを目指していること」を、お話しました。

 

1時間目 がんってどんな病気?

岸田さんはご自身が25歳のときに胎児性がんという珍しいがんにかかりました。つらい治療も乗り越え、いまはNPO法人「がんノート」という団体を立ち上げ、さまざまながん経験者さんへインタビューを行い、患者側の情報をYouTubeなどで多くの方に伝える活動をされていると自己紹介しました。儀賀さんは医師として、これまでに多くのがん患者さんとともに過ごしてきました。命の始まり、がん細胞はどうしてできるのか、参加者に分かりやすく説明しました。 続いてお二人はがんという病気のことについてお話しました。一年間にがんと診断される人数、がんと生涯に診断される割合、がんを防ぐための新12か条、などクイズやアニメのイメージを見ながらみんなで考えました。がんになりにくくするための工夫や、がんと共に生きるという考え方についてもふれました。

 

2時間目 今を生きるということ

岸田さんに体調不良が起きたのは、新入社員2年目の時でした。胎児性がんと診断され、抗がん剤やつらい副作用、手術の経緯について語り、ご自身がこれまで支えられた大事なメッセージ「苦しい時には未来を考える」や、闘病生活のなかで「誰かの役に立ちたい」というご自身の気持ちの変化についても語りました。儀賀さんは、あるがん患者さんとご家族のダイアローグを通して、大切な人ががんになった時や、残された時間に限りがある際のご家族との大切な時間についてお話しました。「いのちは奇跡」、「がんを防ぐチャンスは 日常生活の中にあること」、「がん、すなわち死ではないこと」、「限られた時間をどういう自分でありたいか」について、参加者とともに考えました。

 

「トークセッション」、参加者との対話

トークセッションでは、社内患者会の代表も加わり、抗がん剤による治療だけではなく、「治療の過程に起きる副作用のつらさ」、「家族に会えないつらさ」、「先が見えない不安」などを語りました。同時に「待っているからね」、「笑って目の前に居てくれることで元気になった」、とご自身がこれまで感じられたことを参加者と共有しました。3人の登壇者は、がん予防について、「体の声をよく聴くこと」、「がん検診を積極的に受けること」、「規則正しい生活をして、免疫力を保つことの大切さ」を共有しました。また的確な情報を得ることで、 「冷静に対応ができる」、「未来について考えられるようになる」、と参加者からの質問者に答えました。 日本オンコロジー事業部は、社内外での活動を通じて一人でも多くの方が、がんを正しく理解し、がん患者さんが生きやすい社会づくりに貢献してまいります。