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薬のタネを医薬品として最適化し、価値を高める。
「患者さんにとって何がベストか?」を追求。

2010年入社 研究職(製剤技術)
ファーマシューティカル・サイエンス フォーミュレーション・デベロップメント
2010 薬学研究科卒業 ファーマシューティカル・サイエンス フォーミュレーション・デベロップメント 配属


創薬研究で発見された薬のタネを最適化して、医薬品としての価値を高める研究をしています。

CMC研究センター(現:ファーマシューティカル・サイエンス、以下PS)の研究員として、製剤技術の研究に当たっています。
CMC研究とは原薬の製造法の開発研究・製剤開発研究・品質評価研究を含み、非臨床試験から承認取得までを担当し、創薬研究と商用生産の間にあたる幅広いものです。同じPSの研究員でも担当によって研究内容は全く異なるため、さまざまな分野のスペシャリストが集まっています。
私は、創薬研究によって発見された候補化合物を、医薬品として最適な形にするための製剤技術の研究を行っています。化合物はあくまで「薬のタネ」のようなもので、水に溶けにくい化合物や不安定な化合物などを、製剤技術によって安定的かつ有用な医薬品としての価値を付加することができます。私がつくっている薬は、まずは承認取得に必要な有効性・安全性の試験で使用されるものですが、最終的には多くの患者さんのもとへ届けることが目的のため、常に患者さんにとって何がベストかという視点で研究に取り組んでいます。


薬局でアルバイトをし、「薬の力」を実感したことがきっかけです。

薬に関わる仕事がしたいと考え、薬学部に進みました。薬剤師などさまざまな選択肢があるなかで、製薬会社を目指すきっかけとなったのは、学生時代に薬局でアルバイトをした経験です。体調を崩して薬局を訪れた患者さんが、次にいらっしゃった時にはとても元気になっている姿を見ることができ、「薬の力」を実感しました。もしも優れた医薬品を1つでも生み出すことができれば、非常に多くの患者さんの健康に貢献することができると考えたとき、医薬品の研究という仕事に魅力を感じるようになりました。そして、新たな薬を患者さんに届けることができる、製薬企業で働きたいと思うようになりました。なかでもタケダは数々の革新的な医薬品を生み出しており、優れた研究開発を行っているという印象を持っていました。そして、自分もそのようなレベルの高い環境で仕事がしたいと思い、タケダを志望しました。


「タケダイズム」という共通の理念に基づき、誠実に仕事に取り組んでいることです。

タケダグループの社員は、「タケダイズム」という共通の理念を持っています。人の命や健康に直結する製薬企業であるからこそ、あらゆる面で「誠実」であることを大切にしています。日々の業務で判断に迷った時にも、このタケダイズムに立ち返り、「誠実な判断とは」「患者さんにとってベストなこととは」という基準で考えています。また医薬品の製造管理や品質管理に関してはGMP(Good Manufacturing Practice)という厳しい基準が設けられていますが、このGMPも「誠実」が根幹となっていると思います。誠実であることは、製薬に関わる人間全てに求められることであり、タケダでは社員全体にそれがしっかりと根付いていると感じます。従業員が「誠実に患者さんの健康に貢献する」という同じ方向を向いているからこそ、優れた医薬品を患者さんのもとに届けることができるのだと思います。


経験を積んで、より価値の高い医薬品を多くの方へ届けることです。

現在入社6年目ですが、幸運にも私が携わった医薬品が承認を取得し、実際に患者さんの治療に使用されるという経験をすることができました。とはいえ、私が関わったのは長く複雑な新薬づくりの一部分に過ぎません。もっと早い段階から携わり、販売までの流れを経験したいと考えています。さまざまな性質の化合物を適切に製剤化するためにはもっと知識や経験を積み重ねる必要があると日々感じています。
また、CMC研究はこれまで創薬研究で発見される化合物を「待つ」というケースが多いポジションでしたが、今後はより積極的な姿勢が必要だと感じています。新しい技術を取り入れ、これまでタケダが長い歴史のなかで培ってきたナレッジと融合させることで、患者さんや医療従事者の方が使いやすい、より価値の高い医薬品を開発していきたいと考えています。

MESSAGE

患者さんの健康に貢献したいという熱意にあふれた人と一緒に働きたいです。
会社での業務にはさまざまな種類があり、大学での研究とは異なる内容も多いです。幅広く興味を持ち、新しい分野にもチャレンジする姿勢が大事だと思います。歴史のある規模の大きな企業というと「保守的」、「堅い」などというイメージを持たれがちかと思いますが、タケダは社会の変化に柔軟かつ速やかに対応し、新しい医療にも積極的に取り組んでいます。患者さんの健康のために貢献したいという熱意のある方は、ぜひ一緒に仕事をしましょう。