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国家事業のワクチン製造に、自分のアイディアが
ダイレクトに影響する責任もやりがいも大きな仕事。

2010年入社 技術研究職(ワクチン)
グローバルワクチンビジネスユニット プロダクト&インダストリアルオペレーション アジア・ジャパンオペレーション バイオ製造部 ワクチン製造第二グループ
2010 医学薬学府総合薬品科学専攻 卒業 技術研究職として光工場ワクチン技術研究室(現GVBU)に配属
2012 パンデミックインフルエンザワクチン製造設備の立ち上げに伴い、 同製品の海外からの技術移管担当として製造設備に配属
2014 パンデミックインフルエンザワクチンの承認取得 その後引き続き技術担当者として製造部門で勤務
2016.4〜  同グループ第一チームリーダーとなる
(取材当時)


パンデミックインフルエンザワクチンの製造ライン立ち上げ・改善を担当する技術職です。

光工場で、インフルエンザワクチン製造の技術職に就いています。
2009年の新型インフルエンザによるパンデミック発生を受け、タケダは国家事業として新型インフルエンザワクチンの製造ラインを立ち上げることになりました。私は入社2年目の2012年から、チェコに工場を持つ会社から光工場へのインフルエンザワクチン製造技術の技術移管を担当しました。ここでいう技術移管とは、技術移管元(=チェコ工場)と同等の品質のワクチンを光工場で製造できるようにするための業務を指します。具体的には種々の実験計画の策定や、製造に用いる手順書の作成業務などを担当しました。承認取得後の現在も製造現場に残り、技術担当として生産設備を稼動させるプログラムなど諸々の変更業務を主に行っています。


ワクチンを扱う企業としての規模の大きさと、グローバル展開に魅力を感じました。

大学院で微生物を扱う研究室に所属していたので、製薬企業の中でもワクチンを扱う企業であればより自分の専門性を活かせるのではないかと考えていました。
武田薬品は国内のワクチンメーカーの中でも会社としての規模が大きく、さらにグローバルな展開を見据えていた点が魅力的でした。また、ワクチンだけでなく、低分子医薬品や抗体医薬といった製品群を持っていて、社内にさまざまなノウハウが蓄積されている点も強みだと思います。


自分のアイディアが、ワクチン製造の現場にダイレクトに反映されることです。

私が技術移管を担当したインフルエンザワクチンの製造ライン立ち上げは、240億円の国家予算が投入された大規模なプロジェクトでした。"承認取得まで2年"という時間的余裕のないプロジェクトで、製造ラインの稼動が始まったばかりの時期は小さなトラブルが多発し、限られた時間の中でそれらに対応していくことは非常にタフな仕事でした。しかし、結果として当初予定していた期間内に承認を取得することができ、“今後パンデミックが発生した際には国内でワクチンを製造・供給できる体制を整える”という国家事業に大きく貢献できました。また、これは潜在的に多くの方の生命への貢献につながることであり、非常に大きな達成感を得ることができました。現在は、生産効率を向上させるなどの改善を目的に、インフルエンザワクチンの製造技術に関するアイデアを出す仕事をしていますが、そのアイデアが実際に製造現場に反映され、形になっていくのを見るのはおもしろいですね。


業務上のステークホルダーとの情報共有と英語力の向上です。

大きなプロジェクトの中の一員として働くことが多いため、設備のプロであるエンジニアリング部門や、ワクチンの品質を保証する部門などさまざまな部署の方や機器メーカーなどの関係会社の方と情報共有しながら、一緒に仕事を進めていく必要があります。さらに、グローバル化に伴い必要となる業務やスキルもあります。例えば、情報共有先が増えることや円滑にミスなく仕事を進めるためにも、各ポジションの方にいつ・どの情報を伝えるべきか、適切なタイミングを掴むことが課題だと感じています。また、情報共有に必要な「英語力」の向上にも取り組んでいます。講師の方が職場に来てワークショップを開催するものや、個人的に受けているレッスンの費用の補助など、英語力向上を目的とした会社のサポート制度も積極的に活用しています。

 

MESSAGE

採用面接では、緊張して固くなってしまいがちだと思いますが本当に自分に合った会社に出会うためにも、面接ではしっかり自分を出して向き合ってください。そうすれば、本やネットでは知れなかった情報が面接官の口から聞けることもあり、新たにその会社の魅力を発見することにもつながります。私自身、タケダの面接でこうした経験をしていたため、入社後もギャップなくやりがいを持って働けています。みなさんも自分の目標を叶えられる自分に合った場所を、見つけてください。