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新薬開発を成功へ導く開発戦略及び計画を策定。
ゴールイメージを持つことが、目標達成の鍵です。

2004年入社 臨床開発職
日本開発センター
2004 薬学研究科卒業 開発職で、臨床開発部へ配属
2007.4 臨床企画部門(現、クリニカルサイエンス部門)へ異動 日本の開発チームのリーダーとして開発戦略及び計画を策定、臨床開発を推進


新薬開発の成功の鍵となる重要な設計図、開発戦略及び計画を策定する仕事です。

クリニカルサイエンス部門の業務は、簡単に言うと新薬の開発戦略及び計画の立案と実行です。開発計画は、新薬開発の成功の鍵となる重要な設計図です。医療現場のアンメットメディカルニーズ(未だ満たされていない医療ニーズ)と化合物の特性を踏まえ、スピーディかつ効果的にその有用性を明らかにし、また化合物の新たなポテンシャルを見出し、医療現場で求められる新薬へと育成していけるか、これは全体の開発計画と個々の臨床試験計画に大きく依存しています。そのような開発計画を戦略的に立案し、研究からCMC、営業部門とクロスファンクションのチームで一丸となって実践していく、非常に責任の重いものですが、とてもやりがいのある仕事です。
臨床試験はフェーズ1からフェーズ3までのステップがあり、さらにフェーズごとに数多くの試験があります。全ての試験をクリアし、候補化合物が承認取得まで行き着ける確率は30000分の1とも言われており、非常に厳しいものです。試験が成功し、候補化合物が一歩ずつ新薬に近づいていることを実感できたとき、候補化合物の新たなポテンシャルを発見したときは、まさにやりがいを感じる瞬間です。


具体的な将来像をイメージとして持つことが重要です。

現在、日本の開発チームのリーダーに就いていますが、10年前から今のキャリアを思い描いていました。もちろん目標に達していない部分もありますが、私の場合、とても人に恵まれていて、「10年後はこんな風になっていたい」と思える上司が入社時から近くにいました。「この人の入社5年目は、どんな感じだったのだろう?」と考え、実際に本人にお聞きすることで、5年後の自分、10年後の自分を具体的な像として思い描くことができたのです。目標とする将来像を明確に持つことは、それを実現するために非常に大切なことであると思います。今の目標は、5年後までにグローバルの開発チームのリーダーになることです。日本という1リージョンだけではなく、グローバル全体を見て世界中の患者さんに貢献する新薬の開発に取り組みたいと考えています。


「モチベーション」と「多様性の受容」です。

まず、第一に大切なものは「モチベーション」です。たとえば、開発チームであれば「この化合物を絶対、医薬品として世界中の患者さんにお届けするんだ」と、情熱を持つことです。私は、人の能力というものに関してはそれほど大きな差はないと思っています。けれど、同じ採用試験をパスして入社してきた社員であっても、10年後の姿には大きな差が生じる場合もあります。なぜその差が生まれるのか?それはやはりどれだけ情熱を持ってチャレンジしてきたか、そこからどれだけの知識やスキル、コンピテンシー等を身につけることができたかだと思うのです。また、高いモチベーションは人を動かす原動力にもなり、課題を推進するうえでも欠かせないものです。タケダでは、結果だけではなくプロセスも評価します。熱意を持って積極的にチャレンジした従業員には、それに値する評価が与えられます。
しかし、それだけではエキスパートで終わってしまいます。次のステップとして、真にチームを動かすリーダーになるには「多様性を受け入れる」ことが重要であると思います。自分1人で考えられること実行できることには限りがあります。メンバーそれぞれの特性を受け入れて尊重し、チームとしての力を引き出し動かしていくことが重要であると私は思います。


真のグローバル企業になること、よりチャレンジを促進する企業風土をつくることです。

真のグローバル化とは、日本で生まれた企業であるというバックグラウンドや社員の国籍や拠点に関係なく、グローバルの全社員が同じ価値観・同じ使命を持って働く、一体感のある企業になることだと考えています。タケダには「タケダイズム」「誠実」を根幹とした共通理念がありますが、多種多様な背景を有する世界中の社員が、共通した解釈を持つことは必ずしも容易ではないのでは?と思っていました。しかし、先日CEOのクリストフが発表したメッセージのなかで、この「タケダイズム」が戦略的ロードマップとして非常にクリアにブレイクダウンされたことで、各国の社員が共通理解を持ちやすくなったように思います。真のグローバル化は進行しつつあると感じます。
もう一つの課題として、さらにチャレンジを促進する企業風土をつくっていくことだと考えています。ときに失敗を恐れてチャレンジに消極的になる人もいますが、たとえ成果を出せなくてもチャレンジすること自体価値のあることです。そうしたマインドを持って新しいことにどんどんチャレンジし、評価者や責任者もそれをより許容し後押しするような風土にしていけるといいと思います。グローバル化の結果として、この課題もクリアになるかもしれません。

MESSAGE

就職活動は単に働く会社、仕事を決めることだけでなく、「自分のやりたいこと」、「なりたい姿」を見つける絶好の機会です。今だからこそ、焦らずじっくりと現在、過去の自分を分析し、本当にやりたいこと、なりたい姿を考えてみてはいかがでしょうか?強い気持ちで開発マンとして新薬開発に携わりたいと思ったなら、その「やる気」と「情熱」をぜひタケダにぶつけてみてください。タケダは、それが実現できる会社です。