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WAVE1パイプラインの転換期となる2021年度

 

タケダは、「世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献する」という理念に基づき、患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とするグローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。「すべての患者さんのために、ともに働く仲間のために、いのちを育む地球のために」という約束を胸に、革新的な医薬品を創出し続ける未来を目指しています。

 

Wave 1 Pipeline Update

当社は先日、ウェーブ1パイプラインポートフォリオの新規候補物質(NMEs)の中から選定して、最新情報を紹介する投資家向けオンラインイベント(コール)を開催しました。4月から始まる2021年度を、当社ではパイプラインの転換期と位置づけています。

2021年度末までに最大6つの新規候補物質について規制当局への申請を予定しており、そのうちの4つの承認取得の可能性があります。加えて、2021年度末までに、別の7つの新規候補物質について10の適応症を対象としたピボタル試験の実施を見込んでいます。

私たちはまた、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する治療と予防に向けた取り組みを続けており、ワクチンを日本で迅速かつ持続的に入手できるようにするための共同研究も行っています。Novavax社からのワクチン製造技術の移転により、2億5千万回分以上の生産能力を有し、開発、供給を担います。また、Moderna社および厚生労働省との三者間の合意として、新型コロナウイルス感染症ワクチン候補であるmRNA-1273につき、5,000万回の接種分を輸入し、日本において供給する予定です。(日本における供給は、日本国内でのmRNA-1273の製造販売承認取得後に行われます)さらに、ドイツにある開発および製造受託機関であるIDT Biologika GmbH社と連携し、多ワクチン製造用に確保していたIDT社の生産施設を、Johnson & Johnson社グループのJanssen Pharmaceutical Companies が開発した新型コロナウイルス感染症ワクチンを製造するために、3か月間にわたり活用することで合意しています。

当イベントにて紹介したウェーブ1パイプラインポートフォリオの新規候補物質には、次の内容が含まれます。

 

Maribavir

Maribavir(TAK-620)は、移植後のサイトメガロウイルス(CMV)感染治療において、大きな影響を与える革新的な治療薬となる可能性があります。現在、移植後のCMV感染症を治療するための選択肢は存在していません。移植治療を受ける患者さんの約4分の11,2がCMVの影響を受け、感染することで移植片の脱落、罹患率や死亡率の上昇に繋がる可能性があります。Maribavirは新たな作用機序と改良された安全性プロファイルを有する新規経口抗ウイルス薬になりうる可能性があります。Maribavirは2021年度に承認申請を予定しているウェーブ1パイプラインポートフォリオの一つです。

Soticlestat

神経疾患の分野では、患者の発達性およびてんかん性脳症の治療薬として臨床試験段階にあるsoticlestat(TAK 935)について、先日、グローバルでの開発および販売権を獲得しました。soticlestatは、てんかん発作感受性を低下させ、発達性およびてんかん性脳症を良好にコントロールできる可能性のある新規作用機序をもつ、ファーストインクラスの治療薬となる可能性があります。2021年度中に、ドラベ症候群(DS)およびレノックス・ガストー症候群(LGS)の小児・成人患者を対象とする臨床第3相プラセボ対照試験を開始する予定です。これらが成功すれば、より優れた発作のコントロールが可能で、良好な安全性および忍容性プロファイルを有する治療選択肢を、世界中のDSおよびLGS患者さんに提供できる可能性があります。

Orexin

当イベントでは、経口投与が可能なオレキシン2受容体選択的作動薬であるTAK-994を含む、オレキシンフランチャイズの最新情報も発表しました。TAK-994は、まずはナルコレプシータイプ1(NT1)の申請に向けた試験を実施し、続いてナルコレプシータイプ2(NT2)および特発性過眠症(IH)に対する開発を並行して進め、適応症を追加する予定です。NT1は、睡眠覚醒周期を乱すもので、診断や治療が十分に行われていない希少疾患です。現在のNT1治療は、根底にあるオレキシンの欠乏状態に対処できていません。TAK-994が承認されれば、オレキシン欠乏症を対象とした初の治療薬となります。

 

大きな市場機会を有するWAVE1パイプライン

当社のパイプラインは、現在、そして将来にわたり、確実に成果を上げることを見込んでいます。ポートフォリオの新規候補物質は、合計でピーク時には最大100億米ドル以上3の売上高に到達可能性があります。これらのパイプラインのモメンタムを維持し、開発を一層加速させるために、2021年度には研究開発費を5,000-5,500億円(45億~50億米ドル)にまで増額することを計画しています。

 

患者さん中心でサイエンス・ファーストのR&Dエンジンを持つタケダ

COVID-19の世界的なパンデミックから学んだことは、研究開発の速度はコラボレーションとパートナーシップによって達成されるということです。これはタケダが長年にわたって信じてきたことであり、世界水準の社内研究所と、独自の研究ネットワークを組み合わせて、社内外の隔たり無く、イノベーションにアクセスできる仕組みを確立しています。現在では200以上の研究開発パートナーシップを結んでおり、持続可能な将来のために新規メカニズムと能力に投資しています。

それとともに大切なことは、科学的発見を患者さんにとって意味のある医薬品に変換する専門知識です。タケダは、「常に患者さんを中心に考える」 という価値観を根幹とする、研究開発型のバイオ医薬品企業として、人生を変えうる治療薬を世界中の人々に提供するべく、革新的なパイプラインを患者さんに提供してまいります。

2021年4月6日に開催いたしましたWAVE 1パイプライン市場機会に関するコール(第2部)のプレゼンテーション資料および録画データは、IRイベントページでご覧いただけます。

 

<将来に関する見通し情報>

本記事及び本記事に関して配布された資料には、武田薬品の見積もり、予測、目標及び計画を含む当社の将来の事業、将来のポジション及び業績に関する将来見通し情報、理念又は見解が含まれています。将来見通し情報は、「目標にする(targets)」、「計画する(plans)」、「信じる(believes)」、「望む(hopes)」、「継続する(continues)」、「期待する(expects)」、「めざす(aims)」、「意図する(intends)」、「確実にする(ensures)」、「だろう(will)」、「かもしれない(may)」、「すべきであろう(should)」、「であろう(would)」「することができた(could)」、「予想される(anticipates)」、「見込む(estimates)」、「予想する(projects)」などの用語若しくは同様の表現又はそれらの否定表現を含むことが多いですが、それに限られるものではございません。これら将来見通し情報は、多くの重要な要因に関する前提に基づいており、実際の業績は、将来見通し情報において明示又は暗示された将来の業績とは大きく異なる可能性があります。その重要な要因には、日本及び米国の一般的な経済条件を含む当社のグローバルな事業を取り巻く経済状況、競合製品の出現と開発、関連法規の変更、製品開発計画の成功又は失敗、規制当局による判断とその時期、金利及び為替の変動、市場で販売された製品又は候補製品の安全性又は有効性に関するクレーム又は懸念等、新規コロナウイルス・パンデミックのような健康危機が、当社が事業を行う国の政府を含む当社とその顧客及び供給業者に及ぼす影響、買収対象企業とのPMI(買収後の統合活動)の時期及び影響、武田薬品の事業にとってのノン・コア資産を売却する能力及びかかる資産売却のタイミング、当社のウェブサイト(https://www.takeda.com/investors/sec-filings/)又はwww.sec.gov において閲覧可能な米国証券取引委員会に提出したForm 20-Fによる最新の年次報告書及び当社の他の報告書において特定されたその他の要因が含まれます。武田薬品は、法律や証券取引所の規則により要請される場合を除き、本プレゼンテーションに含まれる、又は当社が提示するいかなる将来見通し情報を更新する義務を負うものではありません。過去の実績は将来の経営結果の指針とはならず、また、本プレゼンテーションにおける武田薬品の経営結果は武田薬品の将来の経営結果又はその公表を示すものではなく、その予測、予想、保証又は見積もりではありません。

 

<医療情報>

本記事には、製品についての情報が含まれておりますが、それらの製品は、すべての国で発売されているものではありませんし、また国によって異なる商標、効能、用量等で販売されている場合もあります。ここに記載されている情報は、開発品を含むいかなる医療用医薬品の効能を勧誘、宣伝又は広告するものではありません。

 


1 https://www.who.int/transplantation/gkt/statistics/en/

2 Niederwieser, D., Baldomero, H., Atsuta Y et al.One and Half Million Hematopoietic Stem Cell Transplants (HSCT). Dissemination, Trends and Potential to Improve Activity By Telemedicine from the Worldwide Network for Blood and Marrow Transplantation (WBMT).Blood (2019) 134 (Supplement_1): 2035

3 Non-PTS Adjusted figure. Includes incremental revenue not adjusted for  Non-PTS Adjusted figure. Includes incremental revenue not adjusted for Probability of Technical Success (PTS) and is not a “forecast” or “target” figure. PTS applies to the probability that a given clinical trial/study will be successful based on a pre-defined endpoints, feasibility and other factors and regulatory bodies will grant approval. Actual future net sales achieved by our commercialized products and pipelines will be different, perhaps materially so, as there is a range of possible outcomes from clinical development, driven by a number of variables, including safety, efficacy and product labelling. If a product is approved, the effect of commercial factors including the patient population, the competitive environment, pricing and reimbursement is also uncertain.