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聞いて学ぶ、乾癬と向き合うために | 武田薬品

Person comforting someone's hands

聞いて学ぶ、乾癬と向き合うために

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October 19, 2023

本記事は、特定の乾癬患者さんの体験談を紹介したものであり、典型的な患者さんの体験を紹介するものではありません。気になる症状や医学的な懸念がある場合、また、適切な診断と治療を受けるためには医療機関を受診してください。


フランク・ポイエーさんは、人生の半分近くを乾癬(かんせん)とともに生きてきました。

フランクさんは21歳の時、膝にかさぶたのようなものができていることに気がつきました。最初は親指の爪ほどのサイズでしたが、どんどん大きくなっていきました。この時はまだ、これから長い時間をかけて診断を受け、症状のコントロール方法を学ぶ道のりが始まるとは思ってもいませんでした。フランクさんは、乾癬によってさまざまな困難に見舞われたものの、自分の思うままに生きると決めています。

「乾癬は私の人生に大きな影響を与えていますが、それを理由に選択肢を狭めようとは思いません」と語ります。

特にひどい時期は、厚く、うろこ状の、盛り上がった斑点が、両脚の腿から向こうずねまでを覆いました。何度も起こる重い感染に対処するため、2年にわたり薬物療法と入院を繰り返しました。

Frank Poirier

「脚の腫れや痛みがひどかったです」と、フランクさんは話します。「ベッドから降りたくなかったですが、体を動かす必要があることもわかっていました」

看護師の助けを借りながら、72時間もの間ゆっくりと廊下を歩き続け、やっとの思いで左右の脚の腫れを約20センチずつ減らすことができました。「何時間もベッドに寝ていることなど、自分にはできませんでした。なにしろ私は、『行動を起こす人』ですから」

フランクさんは現在36歳。父親であり、夫であり、退役軍人であり、コミュニティでボランティア活動もしています。ハイキングをしたり、自転車に乗ったり、娘と一緒に海で何時間も泳いだりするのが大好きで、症状に自分の人生をコントロールされたくないと思っています。「3年間、入退院を繰り返していました。一度入院すると、退院までに8~14日かかっていました。20代から30代にかかる大切な時期でした。私は確かに病気を抱えていますが、病気に人生を縛られる必要はないのです」

タケダのGlobal Medical Affairsの皮膚科チームを率いるウォーレン・ヴィンケルマンM.D.、Ph.D.は、乾癬によって患者さんが大きな制約を受けることを知っています。 ウォーレンは、「皮膚科医として、乾癬により患者さんが困難に直面する例を見てきました。身体だけでなく精神的な負担もあり、乾癬はとても複雑です。患者さんの体験から学ぶことは多く、取り組むべきアンメットニーズも、まだまだ残されています」と話します。

また、タケダのリサーチ&デベロップメント プレジデントのアンドリュー・プランプM.D.、Ph.D.は、「フランクさんのような患者さんに、私たちは大きなインスピレーションを受けています。患者さん中心の姿勢でイノベーションに取り組んできたからこそ、私たちは創業から今に至るまで進化を続け、前進することができたのです」 と述べています。

ウォーレンは、「私たちは今後も、学びを深め、患者さんの暮らしに意味のある変化をもたらすことを願っています。フランクさんと同様に、私たちもまた『行動を起こす人』なのです」 と語ります。

フランクさん自身も「聞いて学ぶ」アプローチを取り入れています。乾癬について知っていることのほとんどは、他人と話すことで学んだといいます。

「乾癬と診断されたとき、この病気についてほとんど知りませんでした。あの当時、現在の知識があった状態で病気と向き合えたらどんなによかったでしょう。知識は力ですから」


  1. Elmets CA, Korman NJ, Prater EF, Wong EB, Rupani RN, et al. Joint AAD-NPF Guidelines of care for the management and treatment of psoriasis with topical therapy and alternative medicine modalities for psoriasis severity measures. J Am Acad Dermatol. 2021 Feb;84(2):432-470. doi: 10.1016/j.jaad.2020.07.087.

  2. Armstrong AW, Robertson AD, Wu J, Schupp C, Lebwohl MG. Undertreatment, Treatment Trends, and Treatment Dissatisfaction Among Patients With Psoriasis and Psoriatic Arthritis in the United States: Findings From the National Psoriasis Foundation Surveys, 2003-2011. JAMA Dermatol. 2013;149(10):1180–1185. doi:10.1001/jamadermatol.2013.5264.

  3. Muromoto R, Oritani K, Matsuda T. Current understanding of the role of tyrosine kinase 2 signaling in immune responses. World J Biol Chem. 2022;13(1):1–14. doi:10.4331/wjbc.v13.i1.1.4.