母子の命の課題に挑む〜アフリカから長野へ

「新しい命が生まれるとき、誰も命を落としてはならない」
その強い想いを胸に、アフリカの保健医療の専門家13名は、遠く海を越えて長野県須坂市を訪れた。同市で1958年より実践されている「保健補導員制度」を含めた地域主体のプログラムを学ぶワークショップに参加するためだ。

彼らが訪日した背景には、医療が日々進化し発展を遂げている今日でさえ、世界で1日に830人もの女性が妊娠・出産時に命を落としている現実がある。実に99%以上が新興国・途上国で、特に彼らの故国があるサハラ以南のアフリカで顕著に起きている*。

この状況を少しでも改善するために、タケダとジョイセフは5年間にわたるパートナシッププログラムを実践している。その一環として行われた今回のワークショップを通じて、女性が健康に関する知識を習得できる社会をどのようにつくり、地域主体の家族計画や母子保健プログラムに発展させたかを学んだ。そして、この取り組みが一つの要因となり、長野県が日本トップクラスの健康長寿県として知られるようになったことを知り得た。

須坂市の成功事例を学び、ベストプラクティスを体験する取り組みは、誰もが与えられた人生を健康に全うできるよう地域社会の改善を促すだけでなく、国を変革できるような可能性を秘めていると言えるだろう。

*出典:妊産婦死亡の動向:1990-2015; WHO, UNICEF, UNFPA, 世界銀行、及び国連人口部

 

アフリカの妊産婦と女性の命を守る

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