2025年度通期業績および2026年度見通しを公表 パイプラインの良好な進捗と堅調な2025年度業績を実現 | 武田薬品
2025年度通期業績および2026年度見通しを公表 パイプラインの良好な進捗と堅調な2025年度業績を実現
- 2025年度のパイプライン進展が、新製品の上市を予定する重要な時期に向けた基盤を構築
- 2026年1月公表のマネジメントガイダンスを達成
- 新たな時代を迎え、変革から成長加速へ
武田薬品工業株式会社(東証:4502/NYSE:TAK)は本日、2025年度の通期(2025年4月1日~2026年3月31日)の業績を公表しましたのでお知らせします。当社は、2026年1月公表のマネジメントガイダンスに沿った堅調な業績を達成しました。これは、将来の成長に向けた投資を継続する一方で、営業経費の節減により、売上収益におけるマイナス影響を相殺したことを反映しています。
2025年度の主なハイライト
- 売上収益は、VYVANSE®の独占販売期間満了のマイナス影響があったものの、成長製品・新製品の伸びによって一部相殺され、実勢レート(AER: actual exchange rates)ベースで対前年度△1.7%減少となりました。Core売上収益は恒常為替レート(CER: Constant Exchange Rate)ベースで同△2.6%減少となりました。
- Core営業利益は、営業経費を節減しつつ、成長投資を行ったことで、AERベースで同0.8%増加、CERベースで同△0.9%減少となりました。
- 財務ベースの営業利益は、AERベースで同19.3%の増益となりました。上記の要因に加えVYVANSEに係る償却費および事業構造再編費用の減少を反映したものです。
- Core EPSは、AERベースで同5.2%、CERベースで同3.1%の増加となりました。財務ベースのEPSは同78.1%増加となりました。
- 調整後フリー・キャッシュ・フローは6,845億円と、見通しどおりの着地となり、潤沢な期末キャッシュ残高となりました。
- オベポレクストン、rusfertide、ザソシチニブにおいて重要なマイルストンを達成し、第3相臨床試験では良好な結果を得るとともに、オベポレクストンおよびrusfertideについては規制当局への申請を完了し、上市準備を進めています。
当社次期CEO、ジュリー・キムは次のように述べています。
「2025年度は、当社の研究開発および承認申請に向けたマイルストンを達成する実行力、そして製品ポートフォリオの優位性を明確に示した重要な一年でした。これにより、今後12ヵ月で予定されている3つの主要な製品の上市に向けた体制が整い、当社の歴史の中で最も充実した後期開発パイプラインを背景に、強固な基盤が築かれています。当社の成長戦略は、2つの成長段階(Horizon)を軸に構成されており、直近に控える上市を通じた競争力の強化と、そして新たな主力製品群への移行による成長を加速させることで、長期的な収益性ある成長と患者さんへの価値創出を実現してまいります。」
当社チーフ フィナンシャル オフィサーの古田 未来乃は次のように述べています。
「2025年度は、売上収益に逆風がある中でも、厳格な財務規律により、堅実な営業利益とキャッシュ・フローを創出しました。同時に、今後の成長に寄与する新製品の上市準備およびパイプラインへの投資を重点的に配分しました。2026年度は、成長に向けた変革を継続し、収益性を維持しながら直近に控える上市製品群の成功とその後に続くパイプラインの研究開発を着実に進めてまいります。強固なキャッシュ・フローの創出と負債圧縮の推進により、成長加速に向けた長期的な投資を支え、競争力のある株主還元を行ってまいります。」
2026年度通期業績予想およびマネジメントガイダンス
現在の事業環境の見通しおよび成長投資計画に基づき、当社は2026年度の業績予想およびマネジメントガイダンスを以下のとおり決定しました。
(億円、EPSを除く)
| 科目 | 2026年度業績予想 | 2026年度 マネジメントガイダンス Core増減率(CERベース)(IFRSに非準拠) |
|---|---|---|
| 売上収益 | 46,400 | ― |
| Core 売上収益(IFRSに非準拠) | 46,400 | 一桁台前半%の減少 |
| 営業利益 | 4,200 | ― |
| Core 営業利益(IFRSに非準拠) | 11,600 | 5%~8%の減少 |
| 当期利益 | 1,660 | ― |
| EPS(円) | 104 | ― |
| Core EPS(円)(IFRSに非準拠) | 472 | 10%台半ばの減少 |
| 調整後フリー・キャッシュ・フロー(IFRSに非準拠) | 6,500-7,500 | ― |
| 1株当たり年間配当金(円) | 204 | ― |
パイプラインの進展が将来の成長に向けた基盤を構築
当社の主要な3つの後期開発パイプラインは、2026~2027年度に米国およびその他の地域での承認取得が見込まれています。この期間は上市と投資の両面で重要な一年となり、今後12~24ヵ月での短期的な成果および今後の成長を裏付ける実績になるものと見込んでいます。
オベポレクストン:
- ナルコレプシータイプ1(NT1)の原因となっているオレキシン欠乏に対処するよう設計された初めての作用機序を有するオレキシン受容体作動薬です。
- 米国FDAより優先審査指定を受け、2026年下期の米国での上市に向け準備を進めています。また、日本および中国でも規制当局への承認申請を完了しています。
rusfertide:
- 真性多血症の患者さんに対して、第3相臨床試験において迅速かつ安定的で持続的なヘマトクリット値のコントロールを示しており、この血液がんにおける標準治療を変え、ファースト・イン・クラスとなる可能性のあるヘプシジン模倣薬です。
- 米国FDAの優先審査指定を受け、2026年下期の上市に向け準備を進めています。
ザソシチニブ:
- ザソシチニブは乾癬の患者さんに対する高い選択性を有する次世代の経口治療薬となることが期待されており、拡大が続く市場において、経口薬セグメントを大きく拡張する可能性を有しています。
- 当社は2026年中での規制当局への承認申請および2027年上期の上市を見据え、必要な投資を進めています。
財務ハイライト
2025年度通期業績(2025年4月~2026年3月) (億円、EPSを除く)
| 科目 | 2025年度 | 2024年度 | 対前年度(AERベースの増減率) |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 45,057 | 45,816 | △1.7% |
| 営業利益 | 4,088 | 3,426 | +19.3% |
| 利益率 | 9.1% | 7.5% | +1.6pp |
| 当期利益 | 1,918 | 1,079 | +77.7% |
| EPS(円) | 122 | 68 | +78.1% |
| 営業キャッシュ・フロー | 10,414 | 10,572 | △1.5% |
| 調整後フリー・キャッシュ・フロー(IFRSに非準拠) | 6,845 | 7,690 | △11.0% |
Coreベース(IFRSに非準拠) (億円、EPSを除く)
| 科目 | 2025年度 | 2024年度 | 対前年度(AERベースの増減率) | 対前年度(CERベースの増減率) |
|---|---|---|---|---|
| 売上収益 | 45,057 | 45,798 | △1.6% | △2.6% |
| 営業利益 | 11,725 | 11,626 | +0.8% | △0.9% |
| 利益率 | 26.0% | 25.4% | +0.6pp | ― |
| 当期利益 | 8,141 | 7,756 | +5.0% | +2.9% |
| EPS(円) | 517 | 491 | +5.2% | +3.1% |
資本配分および株主還元
当社は、成長を牽引する新製品の上市および研究開発イノベーションへの投資を優先し、累進配当方針のもとで株主還元を実現する、規律ある資本配分の考え方を維持しています。2025年度の1株当たり年間配当金予想は200円、期末の調整後純有利子負債/調整後EBITDA倍率は2.6倍でした。
2025年度通期業績に関する追加情報
当社は、2026年5月13日(水)19:00(日本時間)/6:00(米国東部時間)より、投資家およびアナリスト向けカンファレンスコールを開催し、2025年度通期決算について説明します。
カンファレンスコールのライブ配信および説明資料は、当社ウェブサイトのIRセクション(www.takeda.com/jp/investors)にてご覧いただけます。説明資料には、当社の2025年度業績、事業の進捗、パイプラインの最新情報などに加え、2026年度業績予想における主要な前提およびIFRSに非準拠の指標の定義等の詳細が含まれます。
武田薬品について
武田薬品は、人々のより良い健康と世界の輝かしい未来の実現を目指しています。当社は、消化器系疾患、炎症性疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー、ニューロサイエンス、ワクチンといった重点治療領域および事業領域において、人生を変える治療法を創出し、提供することに注力しています。パートナーの皆さまとともに、ダイナミックかつ多様なパイプラインを通じて患者さんの治療体験の向上に取り組み、治療の新たな可能性を切り拓いていきます。日本に本社を置く研究開発型バイオ医薬品企業として、当社は患者さん、従業員、そして地球を大切にするというコミットメントに導かれています。約80の国と地域で働く従業員は、当社のパーパスのもと、2世紀以上にわたり受け継がれてきた価値観に根差して行動しています。詳細は、https://www.takeda.comをご覧ください。
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将来に関する見通し情報
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財務情報及び国際会計基準に準拠しない財務指標
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タケダの成長製品・新製品の定義については当社の2025 年度決算説明会プレゼンテーション資料(https://www.takeda.com/jp/investors/financial-results/quarterly-results/)のスライド14をご参照ください。