AMITIZA®(ルビプロストン)に係る米国の反トラスト訴訟における陪審評決および 関連する2026年3月期(2025年度)決算値の修正について | 武田薬品
AMITIZA®(ルビプロストン)に係る米国の反トラスト訴訟における陪審評決および 関連する2026年3月期(2025年度)決算値の修正について
当社は、2026年5月18日(米国東部時間)、米国マサチューセッツ州の連邦地方裁判所において、AMITIZA®(ルビプロストン)に係る反トラスト訴訟に関し、陪審が当社に不利な評決を下し、原告に対し実損害額(単倍損害)として884,943,990米ドルの損害賠償を認定したことをお知らせします。米国の反トラスト法上、卸売業者クラスに認定された損害賠償額(474,897,965米ドル)および個別の小売薬局に認定された損害賠償額(合計346,837,646米ドル)は、裁判所における判決の言い渡しにより、自動的に三倍となります。一方、最終支払者クラスに認定された損害賠償額については、判決の言い渡しに先立ち、追加の裁判手続きの対象となります。当社は、評決後申立ておよび控訴を含め、可能なあらゆる法的手段を通じて本件について争ってまいります。
2021年以降、米国マサチューセッツ州の連邦地方裁判所において、当社(武田薬品工業株式会社、武田ファーマシューティカルズU.S.A., Inc.、および武田ファーマシューティカルズアメリカ Inc.)に対して、複数の反トラスト訴訟が提起されました。本件は、卸売業者から成る暫定的クラス、第三者である最終支払者から成る暫定的クラス、ならびに小売薬局の個別原告により提起された訴訟を併合したものです。原告は、Par Pharmaceutical, Inc.(「Par社」)のAMITIZAの後発品の特許侵害訴訟を解決するため、2014年に当社およびSucampo Pharmaceuticals, Inc.(「Sucampo社」)がPar社との間で締結した和解契約が反競争的であったと主張しました。
本和解契約は、ハッチ・ワックスマン法に則り、独立した当事者間の交渉を通じて特許侵害訴訟を解決したものであり、Par社が2021年1月1日からオーソライズド・ジェネリックを上市することを契約上明確に認めました。これは、AMITIZAに係る特許が満了する6年以上前であり、また、Par社が自社の簡略新薬申請の承認を取得する17カ月前でした。その他の後発品も、それぞれの許諾に基づく参入時期に従って上市されました。AMITIZAは、成人の慢性特発性便秘の治療剤として、2006年に米国食品医薬品局の承認を取得した処方薬です。当社とSucampo社とのAMITIZAに関する提携・ライセンス契約は2024年3月31日をもって終了しており、当社は現在AMITIZAの販売・マーケティングを行っておりません。
当社のコメントは次のとおりです。「当社は、原告の主張には根拠がないと考えており、当社の見解に変わりはありません。当社は、評決後申立ておよび控訴を含め、可能なあらゆる法的手段を通じて本件について争ってまいります。また、審理において証拠面および法的観点の双方で誤りがあったと考えております。このたびの評決は誠に遺憾ですが、陪審員の皆様のご尽力に敬意を表します。」
本陪審評決は、裁判所が後日判決を言い渡すまで、執行可能とはならず、当社に最終的に課され得る負債の金額は確定しておりません。米国の反トラスト法の下では、卸売業者クラスおよび個別の小売薬局に認定された損害賠償額は法定の三倍賠償の対象となりますが、最終支払者クラスに認定された損害賠償額の最終金額は、判決の言い渡しに先立ち、追加の裁判手続きに関連して調整される可能性があります。
当社は、本件に関連して、2026年3月期(2025年度)の連結財務諸表において認識すべき引当金の金額について、現在精査を行っています。当該金額が確定次第、当社は、可能な限り速やかに、2026年3月31日時点で存在していた事象に関連する後発事象として引当金を計上し、2025年度の連結財務諸表を修正の上、本引当の影響を反映した修正版の決算短信(2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結))を東京証券取引所に提出するとともに、その他の2025年度の決算資料も修正する予定です。なお、本件は、当社の2025年度のCore業績に影響を与えるものではありません。
当社は、金額および支払時期によって影響を受ける調整後フリー・キャッシュ・フロー予想を除き、当社の2026年度の業績予想およびマネジメントガイダンスは重要な影響を受けるとは見込んでおりませんが、当社による精査が完了次第、必要に応じて2026年度の業績予想およびマネジメントガイダンスを修正する予定です。
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武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献することを目指しています。消化器系・炎症性疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー(がん)、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、ワクチンといった主要な疾患領域および事業分野において、革新的な医薬品の創出に向けて取り組んでいます。パートナーとともに、強固かつ多様なパイプラインを構築することで新たな治療選択肢をお届けし、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。武田薬品は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。2世紀以上にわたり形作られてきた価値観に基づき、社会における存在意義(パーパス)を果たすため、約80の国と地域で活動しています。詳細についてはhttps://www.takeda.comをご覧ください。
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