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東京の武田グローバル本社において、100%再生可能エネルギーの電力を購入

2022年4月1日
- 東京の武田グローバル本社において100%再生可能エネルギー由来の電力に切り替え
- 当社の大阪工場および光工場、日本製薬の成田工場およびに大阪工場ならびに湘南アイパーク内研究拠点の5拠点に続く、当社国内拠点における再生可能エネルギー由来の電力の購入

武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「当社」)は、2022年4月から、東京都中央区にある武田グローバル本社で購入する電力について、100%再生可能エネルギー由来へ切り替えることとなりましたのでお知らせします。購入する電力を100%再生可能エネルギー由来に切り替えることにより、東京のグローバル本社で年間約2,100トン、1本の杉の木が1年間に吸収するCO2の約15万本分*に相当する温室効果ガス排出量削減を見込みます。

これは、当社が掲げた環境サステナビリティへの取り組みおよびカーボンニュートラルへの重要なコミットメントの一環であり、2025年度までに当社の事業活動からの温室効果ガス排出量を2016年度比で40%削減し、2040年度までに当社の事業活動に起因するすべての温室効果ガス排出量を、カーボンオフセットなしでゼロにするという目標に寄与するものです。

これまでに当社は、日本国内では当社の大阪工場および光工場、当社の完全子会社である日本製薬の成田工場および大阪工場の4つの製造拠点ならびに研究組織が入居する湘南アイパークにおいて、購入するすべての電力を100%再生可能エネルギー由来に切り替えたほか、運用効率がよい省エネルギー型の設備への切り替え、太陽光パネルの設置など、環境負荷の低減に向けて積極的に取り組んでまいりました。東京の武田グローバル本社においては、共用部照明のタイマー制御、照明スイッチの最適化など、様々な省エネへの取り組みを実施してきました。また今年2月28日から3月4日にかけて、従業員の環境配慮意識の向上を図ることを目的にカーボン ニュートラル ウィークを設定し、執務室の照明の20時での一斉消灯、従業員向け食堂におけるカーボンニュートラルなメニュー提供を実施しました。

当社では、先般公表したとおり、2019年度にバリューチェーン全体でカーボンニュートラルを達成しています。今後も、環境と患者さんを守ることは当社の責務であるという考えのもと、引き続きすべての事業活動およびサプライチェーン全体において環境負荷を軽減すべく継続的に活動してまいります。

<カーボンニュートラルへの取り組みについて>

当社は事業およびバリューチェーン全体で、気候変動の主な原因である温室効果ガス排出量の削減に取り組んでいます。2020年1月にカーボンニュートラルに関する戦略を公表し、2040年度までに当社の事業活動に起因するすべての温室効果ガス排出量をカーボンオフセットなしでゼロにする(スコープ1および2)という長期目標を掲げるとともに、サプライヤーと協力して、温室効果ガス排出量を50%削減する(スコープ3)ことを目指しています。武田グローバル本社での100%再生可能エネルギー由来の電力の調達は、スコープ2の削減に寄与します。当社のカーボンフットプリントに関する詳細はこちらをご覧ください。

<サプライヤーとの協力体制について>

温室効果ガス排出量の多くはスコープ3(バリューチェーンの排出量)であり、事業を行う上で私たちが直接管理できないものです。しかし、カーボンニュートラルへの取り組みはバリューチェーン全体に及んでおり、パートナーやサプライヤーと協働することで、間接的な排出量を可能な限り削減することができます。配送ネットワークの統合、積載効率向上などのサプライチェーンにおける改善により、国内の輸送・保管の分野でも温室効果ガス削減に寄与する成果が得られました。また、毎年スコープ3の排出量を報告し、温室効果ガス排出削減プロジェクトへの参画を、原材料資材含むすべての主要サプライヤーに促します。その他、持続可能性を高める取り組みに関しては、2021年統合報告書をご参照ください。

<武田グローバル本社について>

武田グローバル本社は、武田薬品が明治時代から事業拠点を構えていた縁の深い土地である日本橋本町二丁目において、2018年3月に竣工しました。同ビルは、武田薬品の現東京本社(東京都中央区日本橋二丁目)の機能を引き継ぎ、世界80以上の国と地域に展開するタケダグループのグローバル本社となり、世界中から集う武田薬品従業員の多様性ある働き方を支援し、従業員の繋がりを強化し、創造的に働ける環境を実現します。高さ約124 m(地下4階、地上24階、搭屋1階)であり、4階以上はオフィススペースとして武田薬品が使用しています。地下1階から地上2階までは、一般の方々にもご利用いただける飲食店、貸会議室が入居しています。
詳しくはこちらをご参照ください。

<武田薬品について>

武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、「すべての患者さんのために、ともに働く仲間のために、いのちを育む地球のために」という約束を胸に、革新的な医薬品を創出し続ける未来を目指します。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少遺伝子疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤とワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80の国と地域で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。
詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。

以上

 

杉の木換算(年間吸収量):平均14kg/本(「地球温暖化防止のための緑の吸収源対策」環境庁/林野庁)