Takeda

グローバルCSRプログラム2025:United Nations Office for Project | 武田薬品

バングラデシュにおける、気候変動に対応した医療廃棄物管理インフラを示す医療廃棄物収集トラックと施設。

バングラデシュに統合的な医療廃棄物管理システムを導入し、地域社会を新たな形で改革

気候変動に強い廃棄物管理システムを確立し、730万人以上の最前線で働く医療従事者や患者さんを有害廃棄物への曝露による深刻な感染症リスクから守る。

United Nations Office for Project Services(UNOPS)のロゴ

プログラムの概要


パートナー: United Nations Office for Project Services(UNOPS)Bangladesh

予算: 10億2,400万円

対象期間: 4年

立ち上げ: 2025年

対象地域: バングラデシュ

詳しくは、UNOPS Bangladeshのウェブサイト(英語)Go to https://www.unops.org/Bangladeshをご覧ください。

バングラデシュは現在、医療廃棄物の管理における重要な課題に直面しています。毎日250トンもの汚染された医療廃棄物が管理されていない場所に投棄され、感染症の拡大や疾患の原因となっているのです。さらに、廃棄物を屋外で焼却することで有害なガスが放出され、大気を汚染し、気候変動を加速させています。廃棄も不適切な状態で実施されているため、有害な液体が地下水に入り込み、生態系を破壊し、生物多様性を脅かしています。適切な廃棄物管理が行われていないため、注射針や医療資材も違法に再利用しやすい状態にあり、感染リスクの拡大原因となっています。このように不十分な医療廃棄物管理を背景とする疾患により、バングラデシュでは年間520万人が命を落としており、そのうちの400万人は子どもたちの命です。

このプログラムでは、バングラデシュで初となる、気候変動に対応した統合的な医療廃棄物管理システムを導入し、持続可能性と公衆衛生の新しい標準をつくることを目指します。気候変動の影響を受けやすい地域の病院に、専用の廃液処理設備を導入し、汚染された液体を安全に分離・処理できるようにします。感染性の固形廃棄物は、高度な滅菌器の導入により焼却の必要性をなくします。また、処理施設で継続的なモニタリングを行うことで、コンプライアンスも確保します。本プログラムでは、廃棄物の分離や取り扱い、処分を安全に実施するため、看護師、医師、管理担当者、清掃担当者、廃棄物収集担当者など1,500名を対象にトレーニングを実施する予定です。また、環境に配慮した機器により、廃棄物を滅菌・処理し、温室効果ガス排出量を認可水準まで低減します。さらに、政府関係者との緊密な連携を通じて、本モデルを他地域へ展開可能なものとし、長期的かつ持続的なインパクトの創出を目指します。

タケダはこのプログラムを支援することで、環境への負荷を減らし、医療廃棄物管理の新しい標準を確立させるなど、バングラデシュの公衆衛生を守る重要な役割を果たします。このプログラムでは4年間にわたって、2,700トンの医療廃棄物を安全に処理し、医療廃棄物の不適切な取り扱いによる健康面の影響を防ぎ、730万人の人々に恩恵をもたらします。そして、持続的な変化を生み出すために必要な研修とリソースを地域社会に提供し、命を守るとともに、気候変動や健康上の脅威に対するレジリエンス(逆境に適応していく能力)の強化に貢献します。

医療廃棄物を安全に処理するため、防護具を着用して廃棄物容器を取り扱う作業員。
適切な処理を待つ医療廃棄物の集積の様子。医療廃棄物管理体制の改善の必要性を示している。

写真提供者:UNOPS

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