Takeda logo

看護師の教育と機会の扉を開く|武田薬品

2人の医療従事者がベッドに横たわる患者の処置を行っている

看護師の教育と機会の扉を開く

Calendar
2026年2月25日

低所得国で、未来の医療変革を担う次世代の看護師育成をタケダのグローバルCSRプログラムが支援

「それは扉が開かれた瞬間でした。学費未納で退学を命じられる心配もなく、心置きなく授業に臨めるようになったのです」

シエラレオネで看護学を学ぶ最終学年の学生、モイニャ・ルクライさんは、奨学金を得たことで将来がどのように変わったのかを振り返ります。

「奨学金を授与される前は、州認定看護師になるという夢は遠く感じていました」とモイニャさんは言います。「私は3人の子どもを持つシングルマザーで、私が住んでいた小さな村では教育は贅沢品でした」

シエラレオネで看護師の免許を取得するには、認定された看護プログラムを修了し、最前線でのケアを提供できる資格を得なければなりません。しかし、授業料、教科書代、交通費が壁となり、多くの人々にとって高等教育は手の届かないものとなっています。世界銀行の推計によれば、シエラレオネの人口880万人のうち、半数が極度の貧困状態にあるとされています1

タケダはPartners In HealthGo to https://www.pih.org/との連携を通じ、低所得国において、多くの人々が看護の道を志す際に直面する経済的・教育的な障壁の解消を目指しています。こうした取り組みにより、低所得国における医療人材不足の一因を解消することができます。Partners In Healthのメリッサ・オジェメニ副看護部長は、マラウイ、ルワンダ、レソト、リベリア、シエラレオネ、ハイチ、メキシコ、ペルーにおいて、このプログラムがより公平で効果的な医療システムの構築にどのように貢献しているかを説明します。

「私たちは、看護師や助産師が地域の医療システムでリーダーとなるために必要な指導、研修や機会を提供しています」とオジェメニ副看護部長は述べます。「私たちの目標は、最も必要とされる場所で、高い専門性を備えた次世代の看護リーダーを育成することです。多くの地域では、患者さんが医療システムと接する際、看護師は最初で、時には唯一の窓口となることが多いからです」

このプログラムは、タケダが毎年行っているグローバルCSRプログラムの従業員投票で選ばれ、2024年に開始しました。開始から2年足らずで、1,327名の看護学生、看護師、助産師が研修プログラムやワークショップを通じて専門能力開発の機会やメンターシップを受け、また、経済的理由で継続的な教育が困難な32名に奨学金が授与されました。

モイニャさんは次のように述べています。「この奨学金がなければ、おそらく大学には入学できなかったでしょうし、入学しても最初の学期が終わった後に中退していたかもしれません。故郷の村に戻り、商売をしながら、かつて自分が抱いていた夢を追い求める人たちを眺めていたことでしょう。自分には可能性はあるのに機会がないという思いを抱えながら、毎日を過ごしていたはずです」

「今では、講義に出席し、授業での発表に参加し、勉強グループに加わり、さらには新入生の一部を指導する機会にも恵まれています。私は力づけられ、希望に満ち、決意を新たにしています。この奨学金は、単に私の学びを支えてくれただけでなく、私の人生そのものを変えてくれたのです」

モイニャ・ルクライさん、シエラレオネの最終学年の看護学生

このプログラムは2027年まで実施される予定です。プログラム終了までに、8カ国で3,000名の看護学生、看護師、助産師の育成を目標としており、潜在的に12万人以上の患者さんの支援に繋がると見込まれています。タケダの大薮貴子 チーフ グローバル コーポレート アフェアーズ&サステナビリティ オフィサーは、医療における持続的な変化には、忍耐とパートナーシップ、そして未来に向けた共通のビジョンが必要であると考えています。

「タケダの244年にわたる歴史が教えてくれたのは、ヘルスケアにおける真の進歩は、最も複雑な課題にも取り組むという、長期的な価値創造への強い思いがあってこそ可能だということです」と大薮は述べています。「Partners In Healthへの支援は、その実現に向けた取り組みの一つです。看護師がリーダーシップを発揮できるよう支援することで、深刻な医療人材不足の解消に貢献し、世界中の地域社会で、より強固で持続可能な医療システムの構築を推進しています」

このプログラムは、こうした障壁を取り除くことで、生まれた場所によっては実現が難しかった医療分野でのキャリア形成の機会を生み出しています。モイニャさんは、地域の医療の将来を形づくろうとする自分たちに、扉が開かれ始めていると感じています。

「今では、講義に出席し、授業での発表に参加し、勉強グループに加わり、さらには新入生の一部を指導する機会にも恵まれています。私は力づけられ、希望に満ち、決意を新たにしています。この奨学金は、単に私の学びを支えてくれただけでなく、私の人生そのものを変えてくれたのです」

複数の医療従事者がテーブル上のトレーニング用マネキンを使って救急処置の訓練を行っている
小児救急トレーニングプログラムに参加する看護師たち。

Share this story