Takeda

血漿分画製剤におけるイノベーションを推進 | 武田薬品

森の中で女性と女の子が一緒に読書している。

血漿分画製剤におけるイノベーションを推進

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2026年6月24日

私たちは、血漿分画製剤(PDT)領域への投資を進めるとともに、開発から供給に至るプロセス全体に最新技術を活用しています。それにより、これまで以上に多くの国で、人々の暮らしを豊かにする血漿分画製剤へのアクセスの拡大を図り、患者さんの治療体験の向上に注力しています。

血漿分画製剤が患者さんに届くまで


血漿分画製剤領域において80年以上にわたりリーダーシップを発揮してきたタケダは、開発から供給まで一貫した血漿分画製剤のバリューチェーンを構築しています。さらに、20種類を超える独自性のある血漿分画製剤および包括的なケアソリューションからなるポートフォリオを有し、世界80カ国以上の患者さんに製品をお届けしています。こうした治療剤は、希少で複雑かつ慢性的な症状を抱える患者さんの治療に用いられています。その症状の多くは生涯にわたり続くもので、他に治療選択肢がほとんどない、あるいはまったくないことから、その治療の重要性は明らかです。

血漿分画製剤の製造プロセスは長期にわたり、複雑で、かつ多額の投資を必要とします。血漿の提供から治療剤が患者さんに届くまでに、最長で12カ月を要することがあります。タケダのプロセスは、健康な成人の方々から血漿をご提供いただくことから始まります。タケダは、米国および欧州にある270カ所以上のBioLife血漿収集センターを含むグローバルネットワークを通じて血漿を収集しています。血漿は8つの血漿製造施設のいずれかで処理され、高度な専門性を有するチームによって、患者さんの命を救い支える治療剤へと生まれ変わります。

タケダの血漿分画製剤研究開発チームは、血漿収集および製造プロセスの強化から、新たな適応症の追求や患者さん中心のイノベーションを通じた血漿分画製剤の再構想に至るまで、バリューチェーン全体にわたって取り組んでいます。

既存の治療薬を、より多くのいまだ満たされない医療ニーズを有する患者さんにお役立ていただけるよう、その可能性の拡大にも注力しています。

血漿の一滴一滴を価値につなげる取り組み


血漿なくして、患者さんに血漿分画製剤はお届けできません。

血漿は、健康な成人の方からの提供によってのみ得られるため、希少かつ重要な資源です。だからこそ、BioLife血漿収集センターで血漿提供を行ってくださる方々は実際に人々を救うヒーローだと考えています。

2025年度には、米国のBioLife血漿収集センターにおいて、血漿提供者一人ひとりの体格に応じて血漿提供量を個別化する新たなノモグラム技術の導入を進め、安全性を確保しながら平均採取量を増やせる可能性を高めました。

加えて、AIを活用した「スマート ドナー ケア」 プログラムでは、ウェブチャットを用いた自動化と音声アシスタント技術に、人による支援を組み合わせることで、血漿提供者のニーズにリアルタイムで対応し、利用のしやすさの向上につなげています。

「BioLifeの仕事について説明するときには、私たちは日々、人々の人生に変化をもたらしているのだと伝えています。ここで私たちが行うすべての取り組みは、血漿提供者の皆さまの思いを受け取り、安全かつ効率的に、人々の暮らしを豊かにする医薬品へとつなげるためのものです。」

トーマス・バイヤーズ
米国テキサス州 BioLife血漿収集センター マネージャー

製造の効率化と環境負荷の低減


2025年度に、ウィーンの血漿分画製剤製造拠点において、AHEAD(Advanced Heat Pump Demonstrator)の稼働を開始しました。AHEADは、オーストリア技術研究所(AIT)との複数年にわたる協働を通じて開発されたもので、化石燃料を使用せずにプロセス蒸気を発生させます。これにより、同拠点では年間7カ月超にわたりCO₂フリーの蒸気を発生させることが可能となり、年間で最大1,600トンの排出量削減、すなわち私たちの最も大きいウィーンの製造拠点における排出量の約80%の排出量削減につなげています。

2021年度以降、当社は、米国で新設するすべてのBioLife血漿収集センターをオール電化施設として整備する取り組みを進めてきました。また、既存拠点についても、設備を更新する際には、可能な限りオール電化への改修を進めています。

また、埋立処分される廃棄物の削減にも取り組んでいます。当社はジョージア州コビントンにある血漿分画製剤の製造拠点およびBioLife検査ラボと、アラバマ州フーバーにあるBioLife検査ラボにおいて、最先端のバイオメディカルプラスチック廃棄物処理システムを導入しました。これにより、毎年数百万本に及ぶボトルや試験管を滅菌・破砕し、再利用の可能性を検討することが可能になります。こうした拠点内での廃棄物処理により、廃棄資材をプラスチック木材などへ再利用できる可能性があり、埋立処分される資材の削減に寄与することが期待されます。

当社の戦略をどのように具体的な成果へとつなげているかを示すものです。より健康な世界の実現に向けて大胆な変革を進めながら、現在そして将来にわたって持続的な事業成長を推進する姿をご紹介します。

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