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Shire社がAbbVie社から受領した違約金に係る税務評価に関するアイルランド税務不服審査委員会による裁定について

Shire社がAbbVie社から受領した違約金に係る税務評価に関するアイルランド税務不服審査委員会による裁定について


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August 2, 2021

- 当社は、本裁定について、可能なあらゆる法的手段を以って異議を申し立てることを予定
- 本裁定による影響を反映し、2021年度第1四半期実績(財務ベース)を修正予定、Coreと実質ベースの実績には影響なし

当社は、2021年7月30日(アイルランド現地時間)、Shire plc(以下「Shire社」)が2014年10月にAbbVie Inc.(以下「AbbVie社」)から受領した違約金の取り扱いについて、アイルランド税務不服審査委員会からアイルランド歳入庁の見解を支持する裁定を受けたことをお知らせします。Shire社は2019年1月に当社によって買収されています。当社は、本裁定について、アイルランド裁判所への控訴を含め、可能なあらゆる法的手段を以って異議を申し立てていきます。

Shire社は、2018年11月28日、アイルランド歳入庁から398百万ユーロの課税に関する通知を受領しました。本通知は、2014年にShire社がAbbVie社からの買収の申し出の取下げに関する違約金として受領した1,635百万米ドルに対して課税を求めるものです。当社は、本件に関して異議申し立てを行い、2020年の年末にアイルランド税務不服審査委員会においてヒアリングが行われました。

当社は、本裁定の内容について精査を続けておりますが、2021年6月30日時点に存在していた事象に関連する後発事象として、2021年6月30日に終了した四半期(以下、「2021年度第1四半期」)の連結財務諸表において、本件に関する税務費用を引当計上する予定です。本引当は、2021年6月30日までの未払利息を含め、現時点で約630億円と見込んでいます。さらに、当社は、本引当の影響を反映した修正版の決算短信(「2022年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」)を、2021年8月6日までに東京証券取引所に提出する予定です。また、その他の2021年度第1四半期決算資料についても同様に本引当の影響を反映して修正し、2021年8月6日までに当社ウェブサイトに掲載する予定です。なお、本裁定によって生じた税務費用は、当社の本業に起因しない非定常的な事象に基づくものと考えられることから、2021年度第1四半期のCoreおよび実質ベースの実績は変更ありません。
修正された決算資料は、提供が可能となった時点で当社ウェブサイトに掲載します。
https://www.takeda.com/jp/investors/financial-results/

現時点では、2022年3月31日に終了する年度(以下、「2021年度通期」)の業績予想については変更ありません。2021年度通期の業績予想につきましては、本裁定とその他の要因も含めて考慮し、適切な時期に見直します。なお、本裁定による2021年度通期のCoreと実質ベースの見通しへの影響はありません。


<武田薬品について>
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、「すべての患者さんのために、ともに働く仲間のために、いのちを育む地球のために」という約束を胸に、革新的な医薬品を創出し続ける未来を目指します。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少遺伝子疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤とワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80の国と地域で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。詳細についてはhttps://www.takeda.comをご覧ください。


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将来に関する見通し情報
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財務情報
当社の財務諸表は、IFRSに基づき作成しております。

国際会計基準に準拠しない財務指標
本ニュースリリースおよび本ニュースリリースに関して配布された資料には、実質的な売上収益、Core営業利益、実質的なCore営業利益、Core純利益、実質的なCore EPS、有利子純負債、EBITDA、調整後EBITDA、フリー・キャッシュ・フローのように、IFRSに準拠しない財務指標が含まれています。当社役員は業績評価並びに経営及び投資判断を、IFRS及び本ニュースリリースに含まれるIFRS以外の指標に基づき行っています。IFRSに準拠しない財務指標においては、最も近いIFRS財務指標では含まれることとなる、又は異なる数値となる一定の利益、コスト及びキャッシュ・フロー項目を除外しております。IFRSに準拠しない財務指標を提供することで、当社役員は、投資家の皆様に対し、当社の経営状況、主要な業績及び動向の更なる分析のための付加的な情報を提供したいと考えております。IFRSに準拠しない財務指標は、IFRSに準拠するものではなく、付加的なものであり、また、IFRSに準拠する財務指標に代替するものではありません(IFRSに準拠する財務指標を「財務ベース」指標として参照している場合があります)。投資家の皆様におかれましては、IFRSに準拠しない財務指標につき、これらに最も良く対応するIFRS準拠財務指標との照合を行っていただけますようお願い申し上げます。

当社のIFRSに準拠しない財務指標の詳細については当社のホームページをご参照ください。 https://www.takeda.com/investors/financial-results/  

以上