Novartis社のXiidra®販売許可申請の取り下げに伴う業績影響見込について

2020年6月29日

当社は、本年6月26日に欧州医薬品庁(EMA)のウェブサイトに掲載された通り、Novartis Europharm Limited(以下、「Novartis社」)が欧州における「Xiidra®5%」(lifitegrast点眼剤)(以下、「Xiidra®」)の販売許可申請を取り下げたことに関し、これに伴う当社業績への影響見込について、お知らせします。

Xiidra®は、炎症に対する作用を有し、ドライアイの兆候・症状の治療薬として米国食品医薬品局(FDA)に承認された最初で唯一の薬剤です。本剤は、2019年1月の当社によるシャイアー社買収により獲得した製品の一つでしたが、2019年7月にNovartis社への譲渡を完了し、これにより、当社は34億米ドルの一時金を現金で受領しました。また、当該一時金に加えて、一定の販売実績に基づくマイルストンを含め、最大で合計19億米ドルのマイルストンを契約締結後に受領する可能性があります。2020年3月末現在の連結財政状態計算書において、当社は、これらマイルストンに係る条件付対価の公正価値に基づき金融資産として約850百万米ドルを計上しております。

当社は、当該金融資産を本年6月末の公正価値に再測定します。当社は、このたびのNovartis社による欧州におけるXiidra®の販売許可申請の取り下げは、最大で合計19億米ドルのマイルストンを受領する可能性があることは変わらないものの、特定の販売実績に基づくマイルストン受領の見込みは低下したものと考えています。再測定の結果、当社は、2021年3月期第1四半期において、約200百万米ドルの営業利益に対する損失影響の発生を見込み、親会社の所有者に帰属する当期利益に対する損失影響は約150百万米ドルを予想しております。これら影響額については四半期決算手続きを経て確定するため、実際の計上額は増減する可能性があります。最終的な計上額は、確定した後に、お知らせいたします。

なお、Novartis社による販売許可申請の取り下げに伴う当社の損失は、ノン・コア事業等の売却に関連することから、財務ベースの利益に影響するものの、Coreベースの営業利益や当期利益には影響いたしません。また、キャッシュ・フローや調整後EBITDAに対する重大なマイナス影響もありません。2021年3月期の通期の業績予想につきましては、本件の影響額を引き続き精査し、その他の要素も考慮の上、適時に見直してまいります。さらに、当社は引き続き100億米ドルのノン・コア資産の売却を推進していくため、このコミットメントに対する本件の影響はありません。

以上


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武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの経営の基本精神に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品のミッションは、優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献することです。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)および消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤およびワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80カ国で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。
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