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第58回米国血液学会年次総会における幅広い臨床データの発表について

第58回米国血液学会年次総会における幅広い臨床データの発表について


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November 4, 2016

- 血液がんにおける専門性とリーダーシップを示す、皮膚CD30陽性T細胞リンパ腫に対する「アドセトリス®」の臨床第3相試験データ、再発・難治性の多発性骨髄腫に対する「NINLAROTM」のデータ、新規パイプラインのデータの発表

- 血液がん患者の治療変革に向けた当社の取り組みを発表

当社は、このたび、本年12月3日から6日にかけてサンディエゴで開催される第58回米国血液学会(American Society of Hematology:ASH)年次総会において、当社主導の試験に関する16の発表を行いますのでお知らせします。また、当社は、幅広い血液がんポートフォリオの臨床第3相試験データおよび早期段階のパイプラインの試験データを発表します。

当社Global Oncology Business UnitのPresidentであるChristophe Bianchiは、「当社は、本学会に参加し、血液がんにおける最新のイノベーションを議論しますが、患者さんやそのご家族に日々影響を与える課題に対処する、さらに効果的で、利便性が高く、継続可能な治療薬に対するニーズが未だに存在することを認識しています。当社が本学会でデータを発表することにより、リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群など複雑で難治性の様々なタイプの血液がん患者さんの治療を変革する可能性のある医薬品の開発および評価に対する、当社の継続的な取り組みが示されることとなります。当社は、NINLAROとアドセトリスの臨床第3相試験から血液がんパイプラインの非臨床試験まで、アンメットメディカルニーズを満たし、血液腫瘍の患者さんに対するさらなる治療オプションを今後提供するために研究開発を進めてまいります」と述べています。

当社は、本学会において、皮膚CD30陽性T細胞リンパ腫を対象としたアドセトリスの臨床第3相試験ALCANZAのフルデータ、全身性未分化大細胞リンパ腫を対象としたアドセトリスの臨床第2相試験の初めての5年生存データなど、幅広いデータを発表します。また、再発・難治性の多発性骨髄腫を対象に、NINLARO+レナリドミド+デキサメタゾン併用レジメンとプラセボ+レナリドミド+デキサメタゾン併用レジメンとを比較し、c-MYC遺伝子発現と無増悪生存期間改善との関係を検討した臨床第3相試験TOURMALINE-MM1のバイオマーカー分析に関する新たな事後解析データについても発表する予定です。

NINLAROとアドセトリスのデータのほか、臨床試験から得られた知見に関する複数の発表は、当社の研究開発組織のスコープを示しています。当社は、骨髄異形成症候群および急性骨髄性白血病を対象に臨床試験を実施中の、ファースト・イン・クラスの選択的NEDD8活性化酵素阻害薬pevonedistatのデータも発表します。この阻害薬は、cullin-ring型リガーゼ介在型タンパク質の代謝回転を阻害し、がん細胞のアポトーシスを導きます。さらに、当社は、SKY/FLT-3キナーゼ二重阻害薬TAK-659の試験から得られた知見も発表します。

詳細については、本学会のホームページをご覧下さい。

https://ash.confex.com/ash/2016/webprogram/start.html

 

以上