-Memorial Sloan-Kettering Cancer Center、Rockefeller University、Weill Cornell Medicineとの革新的な提携を抗体医薬研究へ拡大
米国New Yorkに所在するMemorial Sloan-Kettering Cancer Center、Rockefeller University、Weill Cornell Medicineと武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)は、このたび、2013年に締結した革新的な医薬品の初期段階の研究を加速させることを目的としたTri-Institutional Therapeutics Discovery Institute(以下「Tri-I TDI」)との提携の対象を拡大することとなりましたのでお知らせいたします。今回の提携拡大により、既存の提携が、低分子化合物の範囲から抗体医薬創出に向けた新たな研究も含むものへと拡大され、3つ全てのアカデミア研究機関が提携拡大による利益を享受することとなります。
Weill Cornell Medicineの学部長代理であるAugustine Choi医師は、「Tri-I TDIの提携がさらに強固になり、引き続き重大な医療課題に取り組み、医薬品開発の効率性向上の可能性が広がることを大変嬉しく思います。現在の提携を通じ、我々は革新的な研究を臨床応用する効率的なプロセスを確立しており、今回の提携拡大により抗体に関する知見が加わることで、我々の能力がさらに向上するものと期待しています」と述べています。
Rockefeller Universityの学長であるMarc Tessier-Lavign医師は、「TDIは、新薬につながる低分子化合物の開発の機会を我々科学者や提携機関へ提供することで、既に大きな影響力を及ぼしています。この提携に抗体医薬が加わることによって、TDIは、十分な治療薬がない疾患に対する治療法の開発を加速させ、さらに先へ進んでいくものと考えています」と述べています。
Memorial Sloan-Ketteringの総長兼CEOであるCraig B. Thompson医師は、「我々が始めたアカデミアと企業との新しいパートナーシップは、現在、医学研究において大きな力を持つようになりました。この提携により、研究現場の知見が、患者さんを治療と健康に導く臨床へと効率的につながる可能性があり、医学研究の未来におけるオープンな提携の良い事例であると考えます」と述べています。
武田薬品の取締役で、チーフ・メディカル・サイエンティフィック・オフィサーであるAndrew Plumpは、「低分子医薬品創薬の次を見据えた今回の重要な提携は、医学研究における可能性をさらに追求していくことになります。当社は、外部機関との提携から生まれるイノベーションの重要性を理解しており、Tri-I TDIとの提携を継続し、抗体医薬創薬などの革新的な研究をリードするというTri-I TDIの取り組みの強化の一助となれることを嬉しく思います」と述べています。
以上
<Tri-Institutional Therapeutics Discovery Institute (Tri-I TDI)について>
<Memorial Sloan-Kettering Cancer Centerについて>
<The Rockefeller Universityについて>
<Weill Cornell Medicineについて>