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平成26年3月期の連結業績および平成27年3月期の連結業績予想について

平成26年3月期の連結業績および平成27年3月期の連結業績予想について


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May 8, 2014

当社は、本日、平成26年3月期の連結業績および平成27年3月期の連結業績予想を公表しましたので お知らせします。なお、当社は、平成26年3月期より、従来の日本基準に替えて国際会計基準(IFRS)を適用しており、「日本基準」と明記している箇所を除き、すべての財務情報をIFRSベースで記載しています。また、前期の財務情報につきましてもIFRSに準拠して開示しています。

国際会計基準(IFRS

 

平成25年3月期
連結業績
(億円)

平成26年3月期
連結業績
(億円)

対前期増減

平成27年3月期
連結業績予想※1
(億円)

売上収益

15,570

16,917

+1,347 (+8.6%)

17,250

営業利益

650

1,393

+743 (+114.3%)

1,500

当期利益
(親会社の所有者帰属分)

1,486

1,067

△419 (△28.2%)

850

EPS(円)

188.21

135.10

△53.11 (△28.2%)

107.67

Core Earnings2

2,855

3,142

+287 (+10.1%)

2,800

1為替レートは、1米ドル=100円、1ユーロ=140円を前提としています。

2営業利益から、企業買収に係る会計処理の影響や無形資産の償却費および減損などの一時的要因を控除して算定しています。

(ご参考)日本基

 

平成25年3月期
連結業績
(億円)

平成26年3月期
連結業績
(億円)

対前期増減

売上高

15,573

16,919

+1,347 (+8.6%)

営業利益

1,225

1,557

+332 (+27.1%)

経常利益

1,132

1,307

+175 (+15.5%)

当期純利益

1,312

903

△409 (△31.2%)

EPS(円)

166.25

114.44

△51.81 (△31.2%)

当社は、進出地域の拡大や製品の多様化など、ビジネスモデルが急激に変化している状況において、タケダが目指す2020年の姿を示した「ビジョン 2020」を昨春策定しました。その実現に向けてスタートした2013年度(平成26年3月期)を起点とする中期成長戦略では、「Globalization(グローバル化の推進)」「Diversity(多様性の追求)」「Innovation(革新への挑戦)」に基づく基本戦略を実行し、グローバル製薬企業に相応しい強靭で効率的なオペレーティングモデルへの変革を実現することで、持続的な成長をより確かなものとしてまいります。

本中期成長戦略の初年度である2013年度は、売上収益が前年度から1,347億円(8.6%)増収の16,917億円となりました(Like-for-like(注)ベースの増減率は5.1%の増収)。日本では高血圧症治療剤「アジルバ」、米国では多発性骨髄腫治療剤「ベルケイド」、逆流性食道炎治療剤「デクスラント」などが伸長し、欧州では悪性リンパ腫治療剤「アドセトリス」が極めて順調に売上を伸ばしました。また、消化性潰瘍治療剤「パントプラゾール」などの伸長により新興国事業が着実に拡大しました。これらに加え、為替の円安影響もあり、米国の2型糖尿病治療剤「アクトス」の後発品参入による大幅な減収影響を吸収し、売上収益は対前年度で1,000億円を超える増収となりました。

コストについては、事業のあらゆる面において競争力のある企業への変革を追求した全社的な取り組みであるProject Summitの推進により、約340億円のコスト削減を実現するとともに、持続的な成長につながる必要な投資を継続的に実施しました。為替の円安影響が大きく、販売費及び一般管理費と研究開発費は増加しましたが(Like-for-likeベースの増減率は、それぞれ8.1%と4.2%の減少)、無形資産の減損損失の発生額が減少したこともあり、営業利益は、前年度から743億円(114.3%)増益の1,393億円となりました。

2014年度は、当社は引き続き、革新的な新薬の価値最大化と開発後期パイプラインの早期承認取得に向けた活動に注力してまいります。グローバル製品である2型糖尿病治療剤「ネシーナ」をはじめ、大うつ病治療剤「ブリンテリックス」など新薬の価値最大化に取り組み、今後承認が見込まれるクローン病・潰瘍性大腸炎治療薬や肥満症治療薬などの速やかな立ち上げと市場浸透の実現に向け、戦略的な投資を積極的に行ってまいります。また、研究開発生産性の一層の向上に取り組み、世界中の人々のアンメットメディカルニーズに応える革新的な新薬の創出に挑戦し続けます。Chief Executive Officer (CEO) とChief Operating Officer (COO) がリードする新たな体制のもと、当社は、Project Summitをはじめとする、これまでの戦略のさらなる強化と、その展開の加速化に取り組んでまいります。なお、2014年度の売上収益は前年度から増収の17,250億円、営業利益は増益の1,500億円を見込んでいます。

「ビジョン 2020」や、当社が目指す持続的成長目標など本中期成長戦略の詳細については、「平成26年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」の「3.経営方針」(21ページから24ページ)をご覧ください。決算短信を含む関連資料は当社ホームページに掲載しております。

https://www.takeda.com/jp/investors/

以上

(注)Like-for-like:経常的なビジネスパフォーマンスを見る観点から、為替影響およびM&A関連費用や事業の売却損益等の除外項目を控除して算定しています。