ナルコレプシータイプ1に対するファースト・イン・クラスの治療薬となる可能性を有するoveporexton(TAK-861)の日本における製造販売承認申請について | 武田薬品
ナルコレプシータイプ1に対するファースト・イン・クラスの治療薬となる可能性を有するoveporexton(TAK-861)の日本における製造販売承認申請について
- ナルコレプシータイプ1を予定効能又は効果として厚生労働省に対し製造販売承認申請
- oveporextonは、ナルコレプシータイプ1を引き起こすオレキシン欠乏に対処するよう設計されたオレキシン作動薬
- oveporextonは、先駆的医薬品および希少疾病用医薬品に指定
当社は、本日、oveporexton (TAK-861)ついて、ナルコレプシータイプ1(NT1)を予定される効能又は効果として、厚生労働省に対し製造販売承認申請を行いましたのでお知らせします。oveporextonは、NT1を引き起こすオレキシンシグナルの低下に着目し、その回復を目指して設計された経口のオレキシン2受容体(OX2R)選択的作動薬で、先駆的医薬品および希少疾病用医薬品※に指定されています。
今回の製造販売承認申請は、主にNT1患者さんを対象とし、本剤の有効性、安全性および忍容性をプラセボと比較評価した国際、多施設共同の第3相臨床試験であるFirstLight(TAK-861-3001;NCT06470828)試験およびRadiantLight(TAK-861-3002;NCT06505031)試験を含む包括的なデータパッケージに基づくものです。試験の詳細はこちらを参照ください。
当社R&D Japanリージョンヘッドの梶井 靖は「oveporextonは当社の湘南研究所で創出された化合物であり、日本発の優れたサイエンスが世界の患者さんに広く貢献できる可能性を示しています。本剤は、NT1を引き起こすオレキシン欠乏に対処するよう設計された新規作用機序のNT1治療薬であり、患者さんのアンメットニーズに応え得る治療選択肢となることが期待されます。私たちは、この治療薬を必要とされる方々に確実に届けるため、引き続き規制当局と協力しながら取り組んでまいります」と述べています。
ナルコレプシータイプ1(NT1)について
NT1は、脳内のオレキシンの欠乏により発症する慢性かつまれな神経疾患で、日中の過度の眠気や情動脱力発作(カタプレキシー)を特徴とします。これにより、身体的・認知的・心理社会的な側面に幅広い影響が生じ、就労や学業、社会的な関わりなど、生活のさまざまな場面に深刻な影響を及ぼすことがあります。既存の治療選択肢があるものの、多くのNT1の患者さんが依然として症状を抱えており、日常生活全般に大きな制約を受けています。
oveporexton(TAK-861)について
本剤は、NT1を引き起こすオレキシンシグナルの低下に着目し、その回復を目指して設計された経口のオレキシン2受容体(OX2R)選択的作動薬です。また、本剤は米国食品医薬品局および中国国家薬品監督管理局からNT1における日中の過度の眠気の治療に対するブレークスルーセラピーの指定を受けており、日本においては厚生労働省からNT1において先駆的医薬品および希少疾病用医薬品※の指定を受けています。
※先駆的医薬品は、治療薬の画期性、対象疾患の重篤性、対象疾患に係る極めて高い有効性及び世界に先駆けて日本で早期開発・申請する意思・体制の指定要件に合致するものとして、厚生労働大臣が指定するものです。指定を受けると、優先対面助言・審査、コンシェルジュなどの薬事承認に係る相談・審査における優先的な取り扱い、再審査期間の延長などを受けることができます。希少疾病用医薬品は、対象患者数が本邦において5万人未満であること、医療上特にその必要性が高いものなどの指定要件に合致するものとして、厚生労働大臣が指定するものです。指定を受けると、助成金の交付、優先対面助言・審査(該当するとされたものに限る)、再審査期間の延長などの支援措置を受けることができます。
武田薬品のオレキシンフランチャイズについて
当社は、最も先進的な開発プログラムを通じてオレキシンサイエンスをリードしています。当社が開発中のオレキシン作動薬のポートフォリオは、オレキシンが関与する幅広い疾患領域に貢献できる可能性があります。本剤は、当社のオレキシンフランチャイズにおける主要なオレキシン2受容体(OX2R)選択的作動薬であり、現在、NT1を対象として後期臨床開発段階にあります。また、TAK-360は次なる経口OX2R作動薬として、まずはナルコレプシータイプ2(NT2)および特発性過眠症(IH)を対象に開発を進めています。さらに、TAK-495を含む追加のオレキシン作動薬の開発にも取り組んでいます。
武田薬品について
武田薬品工業株式会社(TSE: 4502/NYSE: TAK)は、世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献することを目指しています。消化器系・炎症性疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー(がん)、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、ワクチンといった主要な疾患領域および事業分野において、革新的な医薬品の創出に向けて取り組んでいます。パートナーとともに、強固かつ多様なパイプラインを構築することで新たな治療選択肢をお届けし、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。武田薬品は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。2世紀以上にわたり形作られてきた価値観に基づき、社会における存在意義(パーパス)を果たすため、約80の国と地域で活動しています。詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。
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医療情報
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