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次世代臨床開発モデルの構築に向けた、名古屋大学と武田薬品の戦略的連携について | 武田薬品

次世代臨床開発モデルの構築に向けた、名古屋大学と武田薬品の戦略的連携について


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2026年8月5日
  • 日本の臨床開発環境の国際競争力向上を目指し、名古屋大学の卓越した医学研究基盤と武田薬品のグローバル臨床開発の知見を融合し、臨床開発の意思決定と実行力を強化する次世代臨床開発アプローチを推進
  • 早期臨床開発の効率化や治験参加機会の拡大を通じた、日本における国際共同試験の実施基盤強化により、革新的医薬品が世界と同時期に患者さんに届く環境を展望
  • 神経・脳科学領域をはじめとする各種疾患領域において、中部圏の医療機関ネットワークとの連携のもと、患者集団の精緻な理解に基づく、早期開発から開発計画の立案・試験実施までを一体的に推進し、臨床開発の効率化と予見性向上を実現

国立大学法人東海国立機構 名古屋大学医学部附属病院(所在地:愛知県名古屋市、病院長:丸山彰一)・大学院医学系研究科(所在地:同上、研究科長:勝野雅央、以下、総称して「名古屋大学」)および武田薬品工業株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長CEO:ジュリー・キム、以下「武田薬品」)は、このたび、日本における臨床開発環境のさらなる発展と国際競争力向上を目指し、中部圏の強固な臨床基盤を活用した、臨床開発の意思決定および実行力を強化する戦略的連携を開始することに合意しましたので、お知らせします。

武田薬品工業株式会社 R&Dジャパンリージョン ヘッド 梶井 靖、名古屋大学大学院医学系研究科 研究科長 勝野 雅央、名古屋大学医学部附属病院 病院長 丸山 彰一
(左から、武田薬品工業株式会社 R&Dジャパンリージョン ヘッド 梶井 靖、名古屋大学大学院医学系研究科 研究科長 勝野 雅央、名古屋大学医学部附属病院 病院長 丸山 彰一)

戦略的連携の概要


本連携では、名古屋大学が有する医学研究基盤および中部圏の医療機関ネットワークと、武田薬品のグローバル臨床開発の知見を融合します。リアルワールドデータから得られる知見を、患者集団の理解や試験計画の最適化、試験実施可能性評価などの開発判断に活用することで、より効率的かつ予見性の高い臨床開発の実現を目指します。さらに、臨床試験実施基盤の強化や迅速な意思決定と実行を通じて、日本の患者さんへ新たな治療選択肢をいち早くお届けすることに貢献していきます。

日本の臨床開発環境が直面する課題


近年、日本における臨床開発環境の国際競争力強化が重要な課題となっています。特に早期フェーズ試験は、高度な研究基盤や専門的な実施体制に加え、適切な患者集団へのアクセスが重要であり、研究力の高い医療機関においても患者集積が円滑な試験実施の鍵となります。そのため、早期フェーズ試験を含む臨床試験を円滑に実施するためには、高度な医学研究基盤に加え、実効性の高い医療機関ネットワークや効率的な運営体制の構築が求められます。また、医療現場に蓄積される膨大な医療データの活用も課題となっています。運営体制の最適化とともに、これらのデータを適切に臨床開発における意思決定に活用し、国際競争力の高い臨床開発環境を整備することが求められています。

両者の強みを生かした取り組み


名古屋大学は、神経・脳科学領域をはじめとする研究力と大学病院の医学研究基盤を有するとともに、中部圏の医療機関との広範かつ強固なネットワークを構築しています。本連携では、これらの強みを生かし、医療データの利活用や医療機関ネットワークの活性化を通じた臨床開発基盤の強化に取り組みます。武田薬品は、グローバルで培った臨床開発の知見とデータ活用の経験を生かし、医療現場から得られる知見を開発戦略や試験計画へ反映することで、臨床開発の効率化と予見性向上を推進します。両者は、それぞれの強みを融合し、患者集団の精緻な理解、試験計画の立案、試験実施可能性評価、施設選定、被験者組み入れ戦略などを一体的に検討することで、得られた知見を実際の開発判断や治験運営につなげる仕組みの構築を目指します。

今後の展望


本連携で得られた知見や運営ノウハウを体系化し、疾患領域や地域を超えて活用可能な仕組みへ発展させることで、日本の臨床開発環境の国際競争力向上につなげていきます。さらに、早期臨床開発の効率化や患者さんの治験参加機会の拡大を通じて、日本発の革新的な医薬品のグローバル開発を加速し、世界に先駆けたイノベーション創出に貢献する臨床開発環境の実現を目指します。

名古屋大学医学部附属病院 病院長 丸山 彰一は、「日本のドラッグロスは、患者さんに新しい治療機会を提供できない深刻な課題です。武田薬品との連携を通じて、当院ならびに協力病院と力を合わせて、臨床開発の実行力を強化します。国際共同治験参加機会の拡大を目指し、未来の標準となる臨床開発基盤を構築してまいりたいと考えております。そして、革新的な医薬品を1日も早く患者さんの元へ届けるエコシステムを構築してまいります」と述べています。

名古屋大学大学院医学系研究科 研究科長 勝野 雅央は、「中部圏における臨床開発の国際競争力向上を目指し、デジタル技術の進化を活用して、これまで多大な時間と労力を要していた臨床開発基盤を進化させます。そして、この基盤を進化させるべく、医学領域における人材育成を推進してまいります。武田薬品とともに、開発初期段階から名古屋大学の叡智を結集して、神経・脳科学領域をはじめとする各種疾患領域に関する日本発の治験イノベーションを加速させ、ここ名古屋から世界へ向けて次世代治験エコシステムモデルを発信してまいります」と述べています。

武田薬品 R&Dジャパンリージョン ヘッドの梶井 靖は、「日本の臨床開発を国際競争力のある水準へ引き上げるためには、医療データを開発判断に的確に生かす仕組みの構築が不可欠です。名古屋大学が有する神経・脳科学をはじめとする卓越した研究力と中部圏の強固な医療機関ネットワークに対して、当社のグローバル臨床開発の知見と経験を掛け合わせることで、早期臨床開発の強化を目指します。患者集団の精緻な理解に基づく開発計画の立案から臨床試験の実施までを一体的に推進できる基盤の構築に取り組み、医療イノベーション創出を加速する次世代の臨床開発モデルの実現に貢献してまいります」と述べています。

名古屋大学について


名古屋大学は、1871(明治4)年に設立された仮病院・仮学校をルーツとする150年を超える歴史を有する総合大学です。「自由闊達」の学風のもと、世界最高水準の教育・研究を推進しています。教育と研究の弛みない創造的な活動を通じて、勇気ある知識人を育むとともに、学術基盤を強化して世界屈指の知的成果を創出し、社会に貢献することを大学の使命としています。 詳細についてはhttps://www.nagoya-u.ac.jp/index.htmlGo to https://www.nagoya-u.ac.jp/index.htmlをご覧ください。 本連携には以下の3部署が参画します。 1. 先端医療開発部: 国際水準の臨床研究や治験を安全かつ倫理的に実施し、次世代の医療を社会へ実装するための専門組織です。治験プロセスを包括的に支援しています。 2. 臨床研究教育学講座:先進的な臨床研究のノウハウを協力病院や全国の医療機関へ波及させ、日本全体の臨床研究リテラシーの底上げを図ります。 3. メディカルイノベーション推進室:名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部の下で、医学・薬学領域に特化して、新たな価値創出のために事業計画を立てます。

武田薬品について


武田薬品工業株式会社(TSE: 4502/NYSE: TAK)は、世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献することを目指しています。消化器系・炎症性疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー(がん)、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、ワクチンといった主要な疾患領域および事業分野において、革新的な医薬品の創出に向けて取り組んでいます。パートナーとともに、強固かつ多様なパイプラインを構築することで新たな治療選択肢をお届けし、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。武田薬品は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。2世紀以上にわたり形作られてきた価値観に基づき、社会における存在意義(パーパス)を果たすため、約80の国と地域で活動しています。 詳細についてはhttps://www.takeda.com/jp/をご覧ください。

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