完全子会社との会社分割(簡易・略式吸収分割)に関するお知らせ
完全子会社との会社分割(簡易・略式吸収分割)に関するお知らせ
武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下、「当社」)は、本日、当社の完全子会社である日本製薬株式会社(以下、「日本製薬」)が営む血漿分画製剤の研究・開発・製造事業及びその他一切の事業(但し、日本製薬が保有する大阪府泉佐野市住吉町26に所在する大阪工場において同社が営む事業(以下、「大阪工場事業」)を除く。)に関して有する権利義務を吸収分割(以下、「本吸収分割」)の方法により当社に承継することを決定しましたので、お知らせいたします。
なお、本吸収分割は、当社の完全子会社を吸収分割会社とする吸収分割(簡易・略式吸収分割)のため、開示事項及び内容を一部省略しております。
記
- 吸収分割の目的
当社および日本製薬は、当社サプライチェーンと日本製薬の有する血漿分画製剤に関する専門性を融合し、一体となって革新的な医薬品を患者さんにお届けするための最適な体制構築を目指し、事業統合を見据えて協議してまいりました。本年4月1日には、国内の医療用医薬品事業を所管するジャパンファーマビジネスユニット(Japan Pharma Business Unit)に日本製薬の血漿分画製剤事業部門を統合し、当社が当該領域製品の情報提供・収集活動を開始しています。本吸収分割は、日本製薬が有する血漿分画製剤の研究・開発・製造事業を、当社グループ内にて一層強化・発展させ、当社が注力する主要事業領域へのさらなる集中を通じて持続的な成長を図ることを主たる目的として行うものです。
- 吸収分割の要旨
① 吸収分割の日程
取締役会から委任を受けた取締役による決定日:2022年6月24日
吸収分割契約締結日:2022年6月24日
分割予定日(効力発生日) :2022年10月1日
(注) 本吸収分割は、当社においては、会社法第796条第2項に規定する簡易分割に該当し、吸収分割会社においては、同法第784条第1項に規定する略式分割に該当するため、いずれも吸収分割契約承認の株主総会を経ずに行います。
② 吸収分割の方式
当社を吸収分割承継会社とし、日本製薬を吸収分割会社とする吸収分割です。
③ 吸収分割に係る割当の内容
本吸収分割は、当社の完全子会社との吸収分割であるため、本吸収分割による株式その他の金銭等の割当てはありません。
④ 吸収分割会社の新株予約権及び新株予約権付社債に関する取扱い
該当事項はありません。
⑤ 吸収分割により増減する資本金
本吸収分割による当社の資本金の増減はありません。
⑥ 当社が承継する権利義務
当社は、本会社分割の効力発生日において、日本製薬が営む事業のうち、大阪工場事業を除く、血漿分画製剤の研究・開発・製造事業及びその他一切の事業に関して有する権利義務であって、吸収分割契約において定めるものを承継します。
⑦ 債務履行の見込み
本吸収分割の効力発生日以降において、当社及び日本製薬が履行すべき債務について、その履行の見込みに問題がないものと判断しております。
- 吸収分割当事会社の概要
|
吸収分割承継会社 |
吸収分割会社 |
(1) 名称 |
武田薬品工業株式会社 |
日本製薬株式会社 |
(2) 所在地 |
大阪府大阪市中央区道修町四丁目1番1号 |
東京都中央区明石町8番1号 |
(3) 代表者の役職・氏名 |
代表取締役社長 CEO |
代表取締役社長 |
(4) 事業内容 |
医薬品等の研究開発・製造・販売等 |
医薬品・医薬部外品並びに培地の製造・販売 |
(5) 資本金の額 |
1,676,263百万円 |
760百万円 |
(6) 設立年月日 |
1925年1月12日 |
1946年6月7日 |
(7) 発行済株式数 |
1,582,252,525株 |
9,600,000株 |
(8) 決算期 |
3月31日 |
3月31日 |
(9) 大株主及び持株比率 |
|
当社 100%
|
(10) 直前事業年度の経営成績及び財政状態 |
2022年3月期 |
2022年3月期 |
親会社の所有者に帰属する持分/純資産 |
5,683,019 |
32,463 |
資産合計/総資産 |
13,178,018 |
43,995 |
1株当たり親会社所有者帰属持分/1株当たり純資産 |
3,665.61円 |
3,381.53円 |
売上収益/売上高 |
3,569,006 |
24,257 |
営業利益 |
460,844 |
7,713 |
税引前当期利益/税引前当期純利益 |
302,571 |
4,853 |
親会社の所有者に帰属する当期利益/当期純利益 |
230,059 |
3,420 |
基本的1株当たり当期利益/1株当たり当期純利益 |
147.14円 |
356.26円 |
- 承継する部門の事業内容
① 承継する部門の事業内容
日本製薬が営む血漿分画製剤の研究・開発・製造事業及びその他一切の事業。但し、大阪工場事業を除きます。
② 承継する部門の経営成績
売上高 : 12,971百万円
③ 承継する資産、負債の項目及び金額
資産 |
負債 | ||
項目 |
金額 |
項目 |
金額 |
流動資産 |
33,201 百万円 |
流動負債 |
4,606 百万円 |
固定資産 |
4,365 百万円 |
固定負債 |
943 百万円 |
(※)承継する資産及び負債の項目及び金額については、2022年3月31日時点の見込み額であり、実際に分割する資産及び負債の金額は、上記から変動する可能性があります。
- 吸収分割後の状況
本吸収分割後の当社の名称、所在地、代表者の役職・氏名、事業内容、資本金及び決算期に変更はありません。 - 今後の見通し
本吸収分割は、当社の完全子会社との会社分割であるため、当期の連結業績への影響はありません。
以上
<武田薬品について>
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、「すべての患者さんのために、ともに働く仲間のために、いのちを育む地球のために」という約束を胸に、革新的な医薬品を創出し続ける未来を目指します。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少遺伝子疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤とワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(治療手段)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80の国と地域で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。
詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。