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株主の皆さまへのCEOからの年次メッセージ2025 | 武田薬品


株主の皆さまへのCEOからの年次メッセージ2025

株主の皆さまへ

今回の年次メッセージが、私が当社の代表取締役社長 CEOとして皆さまに差し上げる最後のものとなります。これまで、ヘルスケアの現状に対する私の見解を皆さまにお伝えし、当社の事業の進捗をご報告する機会をいただけたことを、心より感謝申し上げます。

今年 1月、私は、私が当社に入社してから12年が経過することとなる2026年6月をもって退任することを公表いたしました。私の後継者候補の選定につきましては、指名委員会が中心となり、社内外の複数の候補を評価する数年にわたる慎重かつ適正な選考が行われました。その結果、現在当社U.S.ビジネスユニットのプレジデントを務めているジュリー・キム氏を、取締役会において全会一致で次期社長CEO候補として選定しました。今回の経営体制移行の早期公表は、私が退任後も取締役として当社に留任しないことに伴い、次期社長兼CEO候補であるキム氏が現在務めるU.S.ビジネスユニットプレジデントの後任選定、および選定された後任者にキム氏が職務を円滑に引き継ぐための十分な準備期間を設けるためのものです。

キム氏につきましては、2026年6月の定時株主総会において新任取締役候補者としてご提案する予定です。同氏は、過去6年間にわたり、タケダ・エグゼクティブチームの一員として、また直近3年間はU.S.ビジネスユニットの責任者として、当社の重要な戦略策定と実行に大きく貢献してきました。私は彼女の知性、粘り強さ、そしてともに働く仲間と患者さんへの深い献身を間近で見てきました。彼女のリーダーシップと、当社の理念・価値観への揺るぎないコミットメントは、当社の舵を取り、複雑なグローバル企業を率いるのにふさわしいものと確信しており、彼女のもとで、当社は今後も長期的な戦略を維持しつつ、さらなる成長とイノベーションの実現に向けて力強く前進していくことでしょう。

本メッセージでは、まずは現在のヘルスケアや将来の医薬品業界へ影響をもたらしうる重要な課題と考察について私見を述べた後、当社の状況について詳しくお伝えしたいと思います。

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Christophe Weber

これまでの変革の歩みは、当社全体の力を結集した取り組みであり、全従業員の献身と努力に心から感謝しています。これまでの成果に誇りを持つと同時に、私は当社の未来に対してこれまで以上に大きな期待を抱いています。

もちろん、先行きには地政学的な不確実性、ヘルスケア業界に対して高まる要請と圧力、そして変化の激しい競争環境といった多くの課題が待ち受けています。しかし、私たちがこれまで築いてきた強固で逆境に負けないしなやかな強さを持った事業基盤があれば、これらの課題を乗り越え、より大きな成功とイノベーションを実現できると、私はこれまで以上に確信しています。

私たちの価値観と、「世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献する」という揺るぎない私たちの存在意義に導かれながら、当社はこれからも前進し続けます。

武田薬品工業株式会社 代表取締役社長CEO

CEO サイン

クリストフ・ウェバー

当社の2024年度通期業績と2025年度の見通しおよびマネジメントガイダンスの前提条件やIFRSに準拠しない財務指標の定義を含むその他の財務情報の詳細については、2024年度決算説明会プレゼンテーション資料をご覧ください。 https://www.takeda.com/jp/investors/financial-results/quarterly-results/