タケダDD&Tが描く「医療×デジタル」- 患者さんの未来に価値を届ける | 武田薬品
デジタルと医療をつなぎ、患者さんの未来に新たな価値を届ける
タケダのデータ・デジタル&テクノロジーが目指す姿
タケダのデータ・デジタル&テクノロジー(DD&T)は、医薬品の研究開発、製造、販売、情報提供活動という一連のバリューチェーンの中で、テクノロジーを活用して事業変革の促進や生産性の向上に取り組み、データに基づく意思決定を支えています。業務の効率化やシステム構築にとどまらず、デジタルを通じてタケダとして届けたい価値を創出し、ビジネスの前進を支えることで、人々の健康と患者さんの未来に貢献したいと考えています。
実体験が導いたキャリアへのつながり
父の仕事の影響で、幼少期の自宅には当時まだ家庭では珍しかったパソコンがありました。子供ながらにこれらに触れた経験は、特別に意識をしていなかったものの、キャリアの原点になっているのかもしれません。大学卒業後、テクノロジーの分野からキャリアをスタートすることになったのは偶然でしたが、大学生の頃はパソコンなしには存在しえなかった「IT」が、携帯電話やスマートフォンの普及により誰もが使える身近なツールへと進化していく過程に身を置けたことは、私にとって幸運だったと感じています。今でもはっきりと覚えていますが、北海道の空港で仕事をしていた時に会議が長引き、急遽飛行機の予約を変更しました。何気ない業務の一場面ですが、子供の頃には電話で行っていた予約変更が、スマートフォンのアプリひとつで完結したことにふと気づき「便利になったな」と感動したことを覚えています。この何気ない感動を届けたいという気持ちが、私がデジタルを考えるうえで大切にしている思いの一つです。
自身のキャリアとしては、システムエンジニアとして企業の基幹システムの導入やデータ管理の適正化といった実装業務に携わりながら、テクノロジーコンサルタントへ活動の軸を広げ、業務をどのように設計すれば組織が円滑に回るのか、という実務的な観点から企業の業務効率化に取り組み、戦略から実装までを一貫して担うようになりました。その中で製薬企業の案件を担当する機会があり、人々の健康や患者さんの治療を支える仕事に大きな意義を感じられたことが、医療の分野に携わっていくきっかけとなりました。また、当時の医療現場は他産業に比べデジタル化の余地が大きかったため、これまで培ってきたテクノロジーの知識やコンサルタントの経験を生かせる可能性を強く感じたのも理由の一つです。その後、製薬・医療機器業界でITコンサルタントやマーケティングの経験を積み、医療とデジタルをつなぐことでビジネスに変革をもたらしたいという思いが一層明確になり、タケダへのキャリアにつながっています。
最適解を提案するDD&Tとしての役割
日々の仕事では、他部署から寄せられる要望をシステムに反映するだけでなく、テクノロジーを活用して新たな選択肢を提案することで付加価値を提供しています。私たちのような部門はユーザーのニーズに基づいてシステムを設計し、提供することが価値だと考えられがちですが、それだけではユーザーが考える以上の仕組みにはなりません。 例えば、現在DD&Tでは、患者さんごとに経過や方針が異なるがん治療の特性を踏まえ、患者さん一人ひとりの治療の流れをデータとして適切に捉えられる新しい基盤を提案し、構築しています。データとそれを扱う基幹システムの重要性は広く理解されている一方で、個々のユーザーからのニーズを積み上げていくだけでは、結局「今あるレポートを自動化してほしい」「集計の柔軟性や使い慣れていることからエクセルの手集計の方がいい」といった結果になることが多いと感じています。そうした状況の中で、DD&Tが提供するアウトプットがユーザーにとって価値あるものとなるよう、ビジネスの側面も考慮しながらかたちにしていく役割を担っています。
また、DD&Tでは新たな提案やシステムを導入する際に、その先にどのような変化や成果を生み出したいのか、という本質的な目的を大切にしています。意義が正しく伝わるように、難しい概念は平易な言葉に置き換え、誰にどのように説明すれば理解が深まるのかを考えることで、使う人が受け入れやすい環境を丁寧に整えていきます。システムはあくまで手段であり、価値を生み出すのはそれを使う人です。だからこそ、人に寄り添い、変化を引き出し、意味のある成果につなげていくことが、DD&Tに求められる姿勢です。
多様な専門性をつなげ、変化する医療環境に貢献する
日本オンコロジー事業部は、部署間の交流が活発で連携機会も多いため、多様な専門性をもつメンバーの視点を交え、迅速に意思決定へ進める体制が整っています。さらに、グローバルチームとも密に協働し、広い視野をもって業務ができることも特徴です。この環境の中で、少しでも早く、少しでも大きな価値を患者さんに届けられるように日々奮闘しています。 医療を取り巻く環境は、少子高齢化の進展や医療提供体制の多様化、医療技術の進歩など、急速に変わり続けています。デジタル技術がもたらす変化も同様に、AI診断技術やオンライン診療などが進み、医療関係者や患者さんの情報収集にAIが活用される機会も増えています。こうした変化にシステム基盤を適応させ、デジタルの活用を加速させることがDD&Tの使命であり、事業部への貢献を通じて患者さんの治療に新たな価値をもたらすことが私自身の大きなやりがいです。
プロフィール
篠原 航介
データ・デジタル&テクノロジー部長
IT業界でシステムエンジニアとして経験を重ねた後、テクノロジーコンサルタントとして企業の戦略立案やシステム導入を支援。その後、製薬・医療機器業界でITコンサルティングおよびマーケティング業務に従事。2023年2月にタケダに入社し、マーケティング部デジタルマーケティングチームのリーダーを経て、2025年2月より日本オンコロジー事業部のデータ・デジタル&テクノロジー部長として組織を牽引。
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