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IBD患者さんの食の多様性“フードダイバーシティ”を実現するためのレシピ公開について

2022年5月19日

武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)とエームサービス株式会社(本社:東京都港区、以下、「エームサービス」)は、世界IBDデー(5月19日)に合わせ、医療系学生が考案した炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease、以下、「IBD」)患者さんの夢の食べものである「IBDreamめし」を疾患啓発サイトにおいて公開しましたのでお知らせします。また、両社はサイト公開に先立ち、レシピを披露するメディア向け試食会を5月13日に開催しました。世界IBDデーは、毎年5月19日に設定されており、世界中でさまざまな疾患啓発のキャンペーンが行われています。

IBDは、一般的に「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」の2つの疾患の総称で、腸管の粘膜に慢性の炎症を引き起こします。IBD患者さんは、頻回の下痢や血便、腹痛、発熱、さらには全身の倦怠感、貧血などの症状が現れることがあります1。しかしながら、これらは、日常生活の中で患者さんが有していたとしても周囲の人が気付きにくい症状です。

武田薬品とエームサービスは、IBDの好発年齢層である10代~20代1に着目し、IFMSA-Japan (国際医学生連盟 日本)、APS-Japan(一般社団法人日本薬学生連盟)、【N】(栄養学生団体)との共催で、学生の皆さんを対象とした「IBDreamめし」を考案するワークショップを3月26日にオンラインで開催しました。ワークショップでは、疾患に関するレクチャーや参加者間でのディスカッションを通じて参加者にIBDを身近な問題として捉えていただいたうえで、IBD患者さんのフードダイバーシティを実現するためのレシピを考案しました。レシピは「肉類」、「揚げ物」、「ご飯物」、「麺類」、「デザート」という各テーマが設定され、学生は材料や調理方法などはもちろんのこと、見た目が映えるようにするにはどのような工夫が必要か、などの観点でレシピを考案しました。

試食会イベントに参加した医師であり、炎症性腸疾患を患うおうちのクリニック中野 院長の石井 洋介先生からは、「難病の社会全体の疾患認知率を上げるというのは一筋縄ではいきません。今回のような患者、未来の医療者、企業が関わるイベントは非常に貴重な機会です」、北里大学病院 栄養部 管理栄養士 太田 裕子先生からは、「自分自身の病気の状態やその日の体調に応じた食事を摂っていただきたいです。病気が落ち着いている状態を持続させるためにも、食事内容とともに生活リズムも整えてほしいと思います」、イラストレーターであり、クローン病患者さんでもあるカメダさんからは、いずれのレシピも本当に美味しく、驚きました。私は可能な限り脂質がどの程度含まれているか確認しながら自分の食事を決めています。今回のようなレシピを提供いただけるのはとてもいい機会です」といったコメントが寄せられました。


レシピは、特設WEBサイト内のこちらからご確認、ダウンロードできます。
なお、当レシピは、実臨床でIBD患者さんにより近い場所で接している管理栄養士の観点から、北里大学病院 栄養部 太田 裕子先生に監修していただきました。

また、武田薬品は、世界IBDデーにおける社内イベントとして、IBD患者さんに貢献するために何ができるのかを考える機会とし、今後の活動の決意表明をとして写真に納め、その写真でモザイクアートを作成しました。


今後も武田薬品は、IBD疾患への理解が社会で進むよう、社会を構成するさまざまなステークホルダーと共に、IBD患者さんにとって最適な社会づくりを目指していきます。 

以上

 

<エームサービス株式会社について>

1976年に三井グループ企業と米国のサービスマネジメント大手アラマーク社の合弁により設立された給食事業会社です。“「食」から日本の未来を支えます。”のコーポレートスローガンのもと、現在はオフィス・工場をはじめ、病院・社会福祉施設、学校、スポーツスタジアム・トレーニング施設など、グループ全体で、全国約3,900カ所の施設において1日約130万食を提供しています。健康な食事の提供やICTを活用した「健康社食®」の展開など、クライアントのパートナーとして健康経営に資する各種施策を推進すると共に、人々への安全・安心で健康的な「食」のサポートに努めています。その一つとして、1995年にIBD患者様向けレトルト・インスタント食品「まんぞく君」を開発し、患者様やそのご家族の負担を減らし、毎日の生活が快適なものとなるよう支援しています。
詳細については、https://www.aimservices.co.jp/をご覧ください。

<武田薬品について>

武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、「すべての患者さんのために、ともに働く仲間のために、いのちを育む地球のために」という約束を胸に、革新的な医薬品を創出し続ける未来を目指します。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少遺伝子疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤とワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80の国と地域で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。
詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。

<武田薬品の消化器系疾患領域における取り組みについて>

消化器系疾患は時として、患者さんの日常生活を困難にさせる場合があります。武田薬品およびパートナー各社はこのアンメット・メディカル・ニーズに対し、25年以上にわたり革新的な医薬品や支援プログラムを通じて患者さんのQOL(生活の質)改善に取り組んでまいりました。また武田薬品は、炎症性腸疾患、酸関連疾患、消化管運動障害など、アンメット・メディカル・ニーズの高い消化器系疾患領域をリードする企業でもあります。武田薬品の消化器系疾患領域の研究開発チームは、セリアック病や好酸球性食道炎、肝疾患の治療法を開発するとともに、腸内細菌由来の治療法を通じた学術的な発展にも取り組んでいます。武田薬品は、これからも革新的な医薬品を通じて、消化器系疾患領域における患者さんの生活の質の向上に貢献してまいります。

 

1 難病情報センター,潰瘍性大腸炎, https://www.nanbyou.or.jp/entry/62
   難病情報センター,クローン病, https://www.nanbyou.or.jp/entry/81