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Ubieと武田薬品、希少疾患の早期発見を目指し協業を開始

2021年4月21日

- 「AI受診相談ユビー」「AI問診ユビー」で遺伝性血管性浮腫(HAE)の早期発見と適切な診察をサポート

Ubie株式会社(本社:東京都中央区、以下「Ubie」)と武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)は、Ubieが提供する生活者の適切な受診行動をサポートする「AI受診相談ユビー」と、医師の業務効率化を支援する「AI問診ユビー」において、希少疾患「遺伝性血管性浮腫(HAE)」に関する連携を開始しました。

Ubieは生活者向けのスマートフォンやPCから質問に回答することで、自身の症状とそれに適した受診先を調べられるサービス「AI受診相談ユビー」と医療機関向けの紙の問診票の代わりにタブレットを活用した問診サービス「AI問診ユビー」を提供しています。

HAEは腹部、顔面、足、性器、手、喉など、身体のさまざまな場所に繰り返し浮腫発作を引き起こす希少な遺伝性疾患です1,2,3。喉に発生した場合は気道がふさがり呼吸困難を起こし、窒息死する危険もあります3,4。HAEは世界中で5万人にひとりが罹患していると推定されています4。日本には2,000人から3,000人の患者が存在すると推定されていますが、疾患に対する日本での認知度の低さから、診断されている患者さんは約450名に留まっており、未診断の患者が多くいると考えられています5。また、日本では初めての発作が起きてから確定診断までに平均13.8年かかるといわれており、米国の平均10年7、欧州の平均8.5年の報告と比較すると、大きな開きがあるのが現状です。

このたび両社は、「AI受診相談ユビー」と「AI問診ユビー」で、HAEに関する連携を開始しました。

「AI受診相談ユビー」においては、HAEを含めた血管性浮腫に関連する症状の回答がされた場合、血管性浮腫の情報とともに武田薬品のHAEの情報サイト「腫れ・腹痛ナビ」へのリンクが表示され、HAEに関するさまざまな情報を取得できます。

「AI問診ユビー」においては、患者が来院時の問診でHAEを含めた血管性浮腫に関連する症状を回答すると、医師が問診を確認する画面において、HAEを含めた血管性浮腫に関する詳細な情報が表示され、適切な診察のサポートに役立ちます。

Ubieは、「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに、医療のプロセスを俯瞰した「ペイシェント・ジャーニー」全体に接点を持つソリューションを開発・提供し、生活者・医療関係者を包括的にサポートするサービス構築を目指しています。

また、武田薬品は、治療薬の創出にとどまらず、希少疾患を取り巻くエコシステムの形成・改善を通じて、患者とそのご家族に価値提供できる優れたパートナーとなることが重要であると考えており、他企業とのパートナーシップを用いて、さまざまな希少疾患の患者さんの健康に貢献していきたいと考えています。

今回の取り組みは、このような両社の思いが一致したもので、Ubieの月間80万人が利用する「AI受診相談ユビー」、全国300以上の医療機関に導入している「AI問診ユビー」と、武田薬品が持つHAE領域に関する知見との協働による互いの強みを活かした取り組みであり、HAEの早期発見につながることが期待されます。

両社は今後もさまざまな希少疾患の患者さんの健康に貢献すべく、活動に取り組んでいきます。


【Ubie株式会社について】
「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、医療現場の業務効率化を図る「AI問診ユビー」と、症状から適切な医療へと案内する「AI受診相談ユビー」を開発・提供。誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進めています。

所在地  :〒103-0022  東京都中央区日本橋室町1-5-3 福島ビル6階
設立   :2017年5月
代表者  :共同代表取締役 阿部 吉倫・久保 恒太
URL       :https://ubie.life


【武田薬品について】
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、「すべての患者さんのために、ともに働く仲間のために、いのちを育む地球のために」という約束を胸に、革新的な医薬品を創出し続ける未来を目指します。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少遺伝子疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤とワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80カ国で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。
詳細については、 https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。

1 Cicardi M, Bork K, Caballero T, et al; on behalf of HAWK (Hereditary Angioedema International Working Group). Evidence based recommendations for the therapeutic management of angioedema owing to hereditary C1 inhibitor deficiency: consensus report of an International Working Group. Allergy. 2012; 67(2):147-157.
2 Zuraw BL. Hereditary angioedema. N Engl J Med. 2008;359(10):1027-1036.
3 Banerji A. The burden of illness in patients with hereditary angioedema. Ann Allergy Asthma Immunol. 2013;111(5):329-336.
4 Longhurst HJ, Bork K. Hereditary angioedema: causes, manifestations, and treatment. Br J Hosp Med.2006;67(12):654-657.
5 Hide M, Horiuchi T, et al. Management of hereditary angioedema in Japan: Focus on icatibant for the treatment of acute attacks. Allergology International 70 (2021) 45-54.
6Ohsawa I et al: Ann Allergy Asthma Immunol 2015; 114: 492-498
Banerji et al., Allergy Asthma Proc. 2018 May-Jun; 39(3): 212–223
Zanichelli et al., Allergy, Asthma & Clinical Immunology 2013, 9 :29

以上