途上国および新興国における人々の健康改善と疾病予防に貢献するグローバルCSRプログラムの選定について

2018年7月9日

-全世界11,000人以上の従業員が投票に参加し、Last Mile Healthの「8,000人のコミュニティ・ヘルス・ワーカーの育成」、 Seed Global Healthの「サハラ以南のアフリカ諸国での5,000人の医療専門家養成」、UNICEFの「保健システムの強化(アンゴラ、ギニア、トーゴ)」の3つのプログラムに決定
-3つのプログラムの追加により、グローバルCSRプログラムが発足した2016年度以降の拠出金総額は全9プログラムに59億円
-グローバルCSRプログラムをはじめとするタケダのCSR活動は、疾病予防、保健人材の育成、医療アクセスにおける中長期的な取り組みを通じ世界中の人々の健康に貢献

当社は、このたび、途上国・新興国での疾病予防を通じ、長期的に人々の健康に貢献するパートナー3 団体を2018年度のプログラムとしてグローバルCSRプログラムに追加しましたのでお知らせします。世界中の従業員の投票により、国際的にも実績のあるパートナーである「ラスト・マイル・ヘルス(Last Mile Health)」「シード・グローバルヘルス(Seed Global Health)」および「ユニセフ(UNICEF)」による3つのプログラムが選定されました。いずれも、当社と各パートナー団体・機関により実施される大規模なプログラムです。

当社の重要なCSR活動のひとつであるグローバルCSRプログラムは、主要なグローバルステークホルダーとの複数年にわたるパートナーシップで成り立っています。常に患者さん中心という考え方に基づき、途上国・新興国における疾病予防および医療アクセスの向上により、人々の生活に貢献することを目的としています。

当社コーポレートコミュニケーションズ&パブリックアフェアーズ オフィサーの平手晴彦は、「これらの3団体と緊密に協力して、世界中の人々の健康に貢献できることを光栄に思います。当社は現在、5~10年間の期間で6つのプログラムを実施しています。世界中の当社従業員により選定されたプログラムが、アフリカ、アジア、中南米地域の人々の健康に既に貢献していることを大変嬉しく思います」と述べています。

当社は、人々の「いのち」に携わる製薬企業として、優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献することを目指しています。また、疾病予防策が飛躍的に進歩し、何十億という人々が病気から解放され、全ての人々にとって医療へのアクセスが可能な世界を目指しています。当社は、国連が採択した「持続可能な開発目標(SDGs)*」の達成に向け、国際社会とともに取り組んでまいります。

当社は、今回選定したプログラムに対し、総額14億円を拠出いたします。

◆2018年度プログラム概要と実施団体・期間

 

パートナー

プログラム概要

実施地域

期間

総予算

1

ラスト・マイル・ヘルス

コミュニティ・ヘルス・ワーカーの育成~遠隔地を理由に人命が失われない世界へ~

全世界

3年間

4億円

2

シード・グローバルヘルス

医療専門家5,000人養成プログラム

サハラ以南のアフリカ諸国

5年間

5億円

3

ユニセフ

サハラ以南のアフリカ諸国における保健システムの強化

アンゴラ、ギニア、トーゴ

5年間

5億円


なお、2016年度、2017年度に選定されたプログラムは以下の通りで、いずれのプログラムも順調に実施されています。

◆2016年度

 

パートナー

プログラムの概要

実施地域

期間

総予算

1

国連財団

「はしか」予防接種のグローバル展開プログラム

アフリカ、アジア、南米の約40ヵ国

10年間

10億円

2

ワールド・ビジョン

地域ヘルスワーカーの能力強化を通じた母子保健プログラム

インド、バングラデシュ、ネパール、アフガニスタン

5年間

5億円

3

セーブ・ザ・チルドレン

少数民族の母子を対象とした保健支援プログラム

ミャンマー、ベトナム、ラオス

5年間

2.5億円


◆2017年度

 

パートナー

プログラムの概要

実施地域

期間

総予算

1

ユニセフ

「人生最初の1000日」への保健・栄養プログラム

ベナン、マダガスカル、ルワンダ

5年間

10億円

2

プラン・インターナショナル

南スーダンとシリアの難民対象の包括的保健プログラム

エジプト、ヨルダン、レバノン、南スーダン、スーダン、ウガンダ、エチオピア

5年間

10億円

3

ジョイセフ

アフリカの妊産婦と女性の命を守る

ガーナ、ケニアタンザニア、ザンビア

5年間

7.5億円

*持続可能な開発目標(SDGs): 2015年9月に国連が採択した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に含まれる、持続可能な開発のための国際的な目標。17の目標と169のターゲットから構成されている。

<各パートナーと取り組むプログラム概要>
1.   ラスト・マイル・ヘルス:コミュニティ・ヘルス・ワーカーの育成~遠隔地を理由に人命が失われない世界へ~
概要:このプログラムは、世界中で8,000人のコミュニティ・ヘルス・ワーカーを対象に、30種の救急救命措置についてトレーニングを提供し、疾病負荷が極めて高い農村部の子どもや家族約数百万人の命を救うことを目指します。既にリベリアで実施されている保健衛生アシスタントプログラムをグローバルに拡大し、脆弱な保健環境にいる人々に主要な医療サービスにアクセスできる機会を提供していきます。

実施地域:全世界
期間:3年間
総予算:4億円

2.   シード・グローバルヘルス:医療専門家5,000人養成
概要:このプログラムは、サハラ以南のアフリカ諸国における熟練の医療専門家不足を改善し、持続可能な保健医療システムの構築支援を目的としています。シード・グローバルヘルスは、これらの地域のパートナー機関や政府と協力して、医師、看護師、助産師を含む5,000人の医療専門家の教育、訓練、指導を支援します。

実施地域: サハラ以南のアフリカ諸国
期間:5年間
総予算:5億円 

3.   ユニセフ:サハラ以南のアフリカ諸国における保健システムの強化
概要:このプログラムは、対象地域における 1)保健データ・情報のシステム強化、2)サプライチェーンとそのマネジメントの強化、3)保健システムに関わる人材の能力強化を進めることで、160万人の乳幼児と42万4千人の妊婦を含む約850万人の人々の健康と命を守ることを目指します。

実施地域:アンゴラ、ギニア、トーゴ
期間:5年間
総予算:5億円

 

<ラスト・マイル・ヘルスについて>
ラスト・マイル・ヘルス(Last Mile Health)は、世界の中でも医療施設から遠く離れた地域で人の命を救うことを目指しています。 ラスト・マイル・ヘルスは10年以上、それらの地域の政府と協働で地域に根付いた保健システムの構築に携わってきました。リベリア政府とのパートナーシップを通じて、2021年までに120万人のリベリア人を救う政策の一部として、3,000人以上のコミュニティ・ヘルス・ワーカーを支援することに注力しています。http://lastmilehealth.org/

<シード・グローバルヘルスについて>
シード・グローバルヘルス(Seed Global Health)は、医療ニーズを満たすために、安定的な医療従事者の確保を目指しています。質の高い医療アクセスを高めることを目的とし、最低でも1年間、支援を必要としているパートナー機関に教育者を派遣し、若い世代の医療従事者を教育しています。この5年間でシード・グローバルヘルスは、191人の米国の医師、看護師、ならびに助産師の派遣を促すことにより、13,700人の医療専門家を養成しました。http://seedglobalhealth.org/

<ユニセフについて>
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。https://www.unicef.org/
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます。 https://www.unicef.or.jp/
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています。

<武田薬品のCSR活動について>
当社は、患者さん(Patient)を中心に考え、優れた医薬品を創出する「医薬事業」がCSRの根幹であると考えています。その上で、「事業プロセス」 全体の健全性の維持・向上に努め、また、「企業市民」として、社会の持続可能性を高める活動に関わることで、社会との深い信頼関係(Trust)を築いて タケダの評価(Reputation)を高め、さらなる「医薬事業」(Business)の成長へとつなげる、CSRによる価値創造・保全モデルを推進しています。詳細については、http://www.takeda.com/jp/corporate-responsibility をご覧ください。