廃棄物に関するストーリー | いのちを育む地球のために | 武田薬品
いのちを育む地球のために:廃棄物
ブラジルの工場で埋立地への廃棄ゼロを達成
ブラジルのジャグァリウーナにある工場では、2020年に埋立地への廃棄ゼロを達成しました。この廃棄には、一般廃棄物、建設廃棄物、解体廃棄物、有機性廃棄物、有害廃棄物が含まれます。
「ペーパーレスプッシュ」プロジェクト
タケダのExternal Biologics Quality Assurance Dispositionチームには、医薬品製造受託機関から年間1,500を超えるバッチ記録書が届けられます。従来のシステムや手順、作業方法、テクノロジーでは、こうしたバッチ記録書を印刷してレビューを行うしかありませんでした。
印刷されたGMP記録書は、安全に管理する必要があるだけでなく、記録書の保管期間中はいつでも閲覧できる状態にしておく必要があります。しかし、2020年に突然リモートワークへの移行を余儀なくされたことで、関係者の意識が変わり、従来の働き方を見直すことになりました。
この「ペーパーレスプッシュ」プロジェクトにより、最低でも年間4万ページの印刷を回避できる見込みです。さらに、この取り組みは、オンサイトおよびオフサイトでの文書保管コストの削減、印刷したGMP記録書の管理業務の低減、サステナビリティ目標の達成にも寄与します。
製造拠点の廃棄物削減戦略
ドイツのオラニエンブルク工場では、サステナビリティと環境保全の観点から、洗剤の使用を最適化しています。
現地では、医薬品製造における要件が増えていくにつれて、洗剤の消費量も大幅に増加しています。空になった容器への詰め替え作業が頻繁に発生するため、生産性が落ち、残留洗剤という形で廃棄物量も増えていました。
しかし、20キログラムの容器から250リットルのドラム缶に変更したことで、詰め替え作業も残留洗剤も減らすことができました。