T-CiRA

再生医療と創薬で、医療の未来を変えていく

CiRA×Takeda =   

ふたつのチカラが合わさって、大きな希望に。

T-CiRAは、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と、タケダの共同研究プログラムです。T-CiRAではCiRAとタケダの協働により、iPS細胞技術の臨床応用に向けた研究を10年間行い、再生医療や創薬といった革新的な治療方法の開発を目指しています。



革新的な治療法の開発を目指す、10年間の共同研究

T-CiRAは京都大学iPS細胞研究所(CiRA サイラ)と、タケダの共同研究プログラムです。10年間にわたりCiRA主導のもと、iPS細胞技術の臨床応用に向けた研究を行います。心不全、糖尿病、神経疾患、がん、難治性筋疾患などの領域で新薬や細胞治療といった、いち早く患者さんのニーズを満たす革新的な治療方法の開発を目指します。

京都大学iPS細胞研究所 (CiRA) 所長・教授

山中 伸弥

日本を代表する製薬企業のタケダと10年にわたる共同研究契約が締結できましたことは、iPS細胞技術を用いた医療応用を実現する上で大きな力になります。タケダのご協力に心から感謝申し上げます。
この提携を通して、多くの方々に関わる病気のみならず、稀少疾患など、さまざまな疾患の治療法開発に貢献してまいります。

武田薬品工業株式会社代表取締役 社長CEO

Christophe Weber

このたび、iPS細胞に特化した先駆的な中核研究機関として世界をリードするCiRAと提携できることを嬉しく思います。本提携を通じ、当社は、日本の再興戦略の一翼を担うiPS細胞技術の応用について、CiRAの研究を長期にわたり支援してまいります。タケダとCiRAの共同研究を通じ、新薬や細胞治療など、いち早く患者さんのニーズを満たす革新的な治療が届けられることを願っています。



T-CiRA(タケダ - サイラ)共同プログラムの体制

武田薬品のT-CiRAディスカバリーがT-CiRAプログラムの推進を担っています。
T-CiRAプログラムは、湘南ヘルスイノベーションパークで、山中伸弥教授のリーダーシップの下で、アカデミアと武田の研究者が協働するユニークな体制をとっています。



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武田薬品工業株式会社
T-CiRAディスカバリーヘッド

梶井靖


T-CiRAプログラムは、いまだに有効な治療法が見つかっていない希少疾患や難病の解決へ向けて革新的なアプローチを展開しています。iPS細胞の強みを生かして新たな治療法に結びつけるプロジェクトが、着実に進行しています。大学および企業の研究者が直接手を携え、道なき道をともに歩み課題を克服していく先には必ず、これまでにない画期的な解決法があるはずです。iPS細胞を用いた私たちの取り組みはI型糖尿病や心筋症に加えて、神経科学、消化器、癌、希少疾患といった領域に変革をもたらす進歩を提供しようとしており、低分子医薬品、細胞治療、遺伝子治療といった成果となって現れるでしょう。私たちは、生活を一変させるこのような治療オプションとして研究成果を患者さんのもとまで届ける夢を実現するために、10年間の共同プログラムに取り組んでまいります。



タケダ

  • 10年間で200億円の提携費用の提供
  • 10年間で120億円以上に相当する研究支援
  • 研究開発ノウハウの提供
  • 実験施設および設備(湘南研究所)の提供
  • 創薬プラットフォームの提供
  • 化合物ライブラリーの提供
  • 研究者の参画

CiRA

  • 研究プログラムの指揮
  • iPS細胞技術の供出
  • 創薬ターゲットおよびアッセイ系の提供
  • 研究責任者、研究者およびポスドクの提供

iPS細胞技術の臨床応用に向けた先鋭的な研究

iPS細胞研究所は医療の未来に画期的な変革をもたらす可能性があり、その応用は創薬研究、細胞治療、薬物安全性評価など多岐にわたります。T-CiRAはタケダの湘南研究所で、特に心不全、糖尿病、神経疾患、がん、難治性筋疾患などの領域を中心に、iPS細胞技術を用いた医療応用の実現に向けて先鋭的な研究を進めています。

T-CiRAが行う研究

世界を驚かせるのは、私たち。

現在T-CiRAでは、新たな研究課題を提案し、9名の主任研究者主導のもと、iPS細胞の医療応用に向けたさまざまなプロジェクトが進行しています。iPS細胞技術を使って、革新的な治療オプションを患者さんに届けるため、私たちは挑戦し続けます。

主要な研究領域

  • 心不全、糖尿病、神経疾患、がん、難治性筋疾患などにおけるiPS細胞技術の臨床応用に向けた研究
  • iPS細胞技術を用いた創薬研究や細胞治療に関する研究


プロジェクト詳細

池谷 真 / Makoto Ikeya(PI)
上谷 大介 / Daisuke Kamiya (CiRAサブPI)
豊岡 やよい / Yayoi Toyooka (CiRAサブPI)
松本 寛和 / Hirokazu Matsumoto (武田Co-PI)
武 和巳 / Kazumi Take (武田サブPI)

ヒトiPS細胞由来神経堤細胞を用いた基盤研究と創薬・再生医療への応用研究

神経堤細胞は、骨や末梢神経を始めとするさまざまな細胞への分化能を有するため、臨床応用の大きな可能性を秘めています。本研究では、ヒトiPS細胞から誘導した神経堤幹細胞の維持培養法、各種細胞への分化誘導法の確立を行い、さらに周辺技術と組み合わせて in vitro 病態モデルを構築し、薬剤開発や再生医療に応用することを目指します。

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井上 治久 / Haruhisa Inoue(PI)
仁木 剛史 / Takeshi Niki (CiRAサブPI)
行武 洋 / Hiroshi Yukitake (Co-PI)
Narvaiza Inigo (武田サブPI)

iPS細胞を使った筋萎縮性側索硬化症(ALS)の創薬研究

有効な治療法が確立されていない神経変性疾患である筋委縮性側索硬化症(ALS)の研究を行います。患者さん由来のiPS細胞とタケダの化合物ライブラリーを用いて、新規治療薬を開発することを目指します。

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金子 新 / Shin Kaneko(PI)
三嶋 雄太 / Yuta Mishima (CiRAサブPI)
入口 翔一 / Shoichi Iriguchi (CiRAサブPI)
林 哲 / Akira Hayashi (武田Co-PI)
葛西 義明 / Yoshiaki Kassai (武田Co-PI)

再生免疫細胞を利用した新しいがん免疫療法の開発

iPS細胞技術により作製した再生免疫細胞を利用して、新しいがん免疫細胞療法の開発を行います。
タケダの製剤化技術とCiRAのヒト細胞ストックを組み合わせて、がん治療に有効な再生医療製品の実用化を目指します。

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櫻井 英俊 / Hidetoshi Sakurai(PI)
國分 優子 / Yuko Kokubu (CiRAサブPI)
内村 智也 / Tomoya Uchimura (CiRAサブPI)
兎澤 隆一 / Ryuichi Tozawa (武田Co-PI)
薙野 智子 / Tomoko Nagino (武田サブPI)
岡 正浩 / Masahiro Oka (武田サブPI)

iPS細胞を利用した難治性筋疾患に対する治療薬の研究

筋ジストロフィーなどの難治性筋疾患に対する新規治療薬の創出および疾患モデルの研究を行います。疾患モデルの作製やドラッグスクリーニングに患者さん由来のiPS細胞を活用します。

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鈴木 匡 / Tadashi Suzuki (PI)
平山 弘人 / Hiroto Hirayama (CiRAサブPI)
兎澤 隆一 / Ryuichi Tozawa (武田Co-PI)
亀井 孝幸 / Takayuki Kamei (武田サブPI)

iPS細胞を利用した遺伝性の希少疾患に対する治療法の研究

糖タンパク質の糖鎖脱離酵素「N-グリカナーゼ」をコードするNGLY1の欠損症をターゲットとして、これまでの基礎研究の知見とiPS細胞技術および創薬基盤を組み合わせることで、未だに治療法が確立されていない遺伝性の希少疾患であるNGLY1欠損症に対する革新的な治療法を開発していきます。

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武部 貴則 / Takanori Takebe (PI)
篠澤 忠紘 / Tadahiro Shinozawa (武田Co-PI)
仁尾 泰徳 / Yasunori Nio (武田サブPI)

ミニ肝臓技術を基盤とした創薬応用研究

横浜市立大学で開発されたヒトiPS細胞由来ミニ肝臓創出手法を活用し、患者さんの体内で生じる複雑な現象を再現するための革新的なシステムを開発します。これにより治療法が確立されていない難病への新規治療薬探索や、従来の創薬研究で予見できなかった、まれな有害事象の発現解析などに有益な新規創薬体系の創生を目指します。

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豊田 太郎 / Taro Toyoda(PI)
小長谷 周平 / Shuhei Konagaya (CiRAサブPI)
伊藤 亮 / Ryo Ito (武田Co-PI)
田上 寛 / Yutaka Tanoue (武田サブPI)
上野 光 / Hikaru Ueno (武田サブPI)
山添則子 / Yamazoe Noriko (武田サブPI)

1型糖尿病に対するiPS細胞由来膵島細胞医療開発

我々は、生命の危険に繋がる重篤な低血糖発作を繰り返す1型糖尿病患者に対するヒトiPS細胞由来膵島細胞の免疫隔離デバイス封入製品の実用化を目指しています。均質な膵島を安定的に供給できれば、既存の膵/膵島移植治療のかかえるドナー不足を解消し、新たな治療オプションを供給することが可能となります。

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堀田 秋津 / Akitsu Hotta (PI)
犬飼 直人 / Naoto Inukai (武田Co-PI)
岩渕 久美子/ Kumiko Iwabuchi (CiRAサブPI)
見城 江利也 / Eriya Kenjo (武田サブPI)
穂積 裕幸 / Hiroyuki Hozumi (武田サブPI)

先天性筋疾患に対するゲノム編集遺伝子治療法開発

遺伝子変異が原因で発症する筋ジストロフィーをターゲットに、最先端のゲノム編集技術を活用して遺伝子変異の修復を目指します。独自の技術を開発し、患者さん由来のiPS細胞で修復効率や安全性の確認を行いつつ、これまでになかった新しい遺伝子治療法の開発を行います。

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吉田 善紀 / Yoshinori Yoshida(PI)
三木 健嗣 / Kenji Miki (CiRAサブPI)
西本 誠之 / Tomoyuki Nishimoto (武田Co-PI)
田村 憲久 / Norihisa Tamura (武田サブPI)
蒲池 泰治 / Yasuharu Kamachi (武田サブPI)

iPS細胞を用いた心疾患創薬プラットフォームの開発と心不全の新規治療法への応用研究

CiRAで開発されたmicroRNA-switch技術などの新しい技術を駆使して再生医療や創薬研究に適したiPS細胞由来の心筋細胞を創製します。得られた心筋細胞を用い、心不全に対する細胞治療法の開発を行います。さらに次世代の創薬基盤技術の開発および新規治療法の創出を目指します。

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iPS細胞と期待される臨床応用



T-CiRAパンフレット

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研究業績 (20199月現在)

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Publications (発表論文)

  • Enhancing T Cell Receptor Stability in Rejuvenated iPSC-Derived T Cells Improves Their Use in Cancer Immunotherapy
    Atsutaka Minagawa, Toshiaki Yoshikawa, Masaki Yasukawa, Akitsu Hotta, Mihoko Kunitomo, Shoichi Iriguchi, Maiko Takiguchi, Yoshiaki Kassai, Eri Imai, Yutaka Yasui, Yohei Kawai, Rong Zhang, Yasushi Uemura, Hiroyuki Miyoshi, Mahito Nakanishi, Akira Watanabe, Akira Hayashi, Kei Kawana, Shin Kaneko
    Cell Stem Cell, 2018, vol.23, 850-858

  • Phenotypic Drug Screening for Dysferlinopathy Using Patient‐Derived Induced Pluripotent Stem Cells
    Yuko Kokubu, Tomoko Nagino, Katsunori Sasa, Tatsuo Oikawa, Katsuya Miyake, Akiko Kume, Mikiko Fukuda, Hiromitsu Fuse, Ryuichi Tozawa, Hidetoshi Sakurai
    Stem Cells Translational Medicine, 2019,https://doi.org/10.1002/sctm.18-0280

  • Organoid Models of Development and Disease Towards Therapy
    Yasunori Nio, Takanori Takebe
    Medical Applications of iPS Cells, Springer Nature eBOOK, 2019, 149-168

  • Identification of 2,6-Disubstituted-3Η-imidazo[4,5-b]pyridines as Therapeutic Agents for Dysferlinopathies through Phenotypic Screening on Patient-Derived iPSCs
    Hiroyuki Takada, Akira Kaieda, Michiko Tawada, Tomoko Nagino, Katsunori Sasa,
    Tatsuo Oikawa, Akiko Oki, Tomoya Sameshima, Kazumasa Miyamoto, Makoto Miyamoto, Yuko Kokubu, Ryuichi Tozawa, Hidetoshi Sakurai, Bunnai Saito
    Journal of Medicinal Chemistry, in Press


採用情報


T-CiRAに関するお問い合わせ

武田薬品工業株式会社 湘南ヘルスイノベーションパーク
TEL : 0466-32-2111
FAX : 0466-29-4405
E-mail : T_CiRA@takeda.co.jp



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