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Neurocrine Biosciences社と武田薬品の精神疾患治療薬の開発および製品化に関する提携について

2020年6月17日

- 武田薬品のニューロサイエンスのポートフォリオの中で、早期から中期開発段階の精神疾患領域パイプラインに関する独占的権利をグローバルでNeurocrine Biosciences社に付与する戦略的提携契約
- 統合失調症の陰性症状に対する最も先行している候補物質として臨床第2相試験を実施中のパイプラインをはじめ、3つの臨床試験段階のアセットを含む提携
- 武田薬品は、特定の開発段階において、対象製品に関して50:50の利益配分を受ける、もしくは受けないの選択が可能

Neurocrine Biosciences, Inc.(Nasdaq: NBIX、以下「Neurocrine Biosciences社」)と武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK、以下「武田薬品」)は、このたび、武田薬品の早期から中期開発段階の精神疾患領域パイプラインに関する開発および製品化に関する戦略的提携契約を締結しましたのでお知らせします。武田薬品は、本契約に基づき、統合失調症、治療抵抗性うつ病、無快楽症に関し臨床試験段階にある3つのパイプラインを含む7つのパイプラインプログラムについて、Neurocrine Biosciences社に対し独占的権利を付与します。

Neurocrine Biosciences社のCEOであるKevin Gormanは、「重篤で課題があり、十分な治療が存在せず、そのため、より良い治療オプションを必要とする精神疾患の患者さんに生活を一変させる治療薬をお届けするために武田薬品と提携することを大変嬉しく思います。精神医学および神経学分野における当社の深い知見により、当社の多様な臨床開発パイプラインの一部として統合失調症、治療抵抗性うつ病、無快楽症に対する新たな治療法が開発できるものと期待しています。本戦略的提携は、成長を続ける当社のパイプラインを強化し、ニューロサイエンスにフォーカスしたバイオ医薬品企業のリーディングカンパニーとしての当社のポジションを強固にするものです」と述べています。

武田薬品Neuroscience Therapeutic Area UnitのHeadであるSarah Sheikhは、「長年にわたり重篤な神経精神疾患に対する治療薬を開発し製品化してきた経験を有するNeurocrine Biosciences社は、早期から中期の精神疾患領域ポートフォリオの開発を推進し、これらから生み出され得る新たな治療薬を患者さんにお届けするための理想的なパートナーです。当社は、重点疾患領域の1つとして、ニューロサイエンスに深くコミットしています。Neurocrine Biosciences社との戦略的提携により、当社は、精神科領域におけるリーダーとしてのポジションを確固たるものとし、臨床開発段階にあるナルコレプシー、発達性およびてんかん性脳症、神経変性疾患などの希少神経疾患領域における開発を進め、対象疾患を有する患者さんに、将来、治療薬をお届けすることが可能になります」と述べています。

<提携の詳細>
本提携契約に基づき、Neurocrine Biosciences社は、提携対象となるすべてのパイプラインの開発および製品化の責任を負います。武田薬品は一時金として現金で合計1億2,000万米ドルを受け取ります。また、武田薬品は、最大4億9,500万米ドルの開発マイルストン、最大14億米ドルの販売マイルストン、および売上高に応じた最大2桁のロイヤルティを取得する権利を有します。特定の開発段階において、武田薬品は、すべての臨床試験プログラムについて、1つひとつのパイプラインごとに、50:50の利益配分を受ける、または受けない選択をすることができます。武田薬品が50:50の利益配分の適用を受けるパイプラインについて、武田薬品は開発または販売マイルストンを受領する権利を有しません。

<Neurocrine Biosciences社のカンファレンスコールについて>
Neurocrine Biosciences社は、米国東部時間6月16日午前8:00よりカンファレンスコールおよびウェブ配信にて、本提携に関する詳細を説明する予定です。電話による参加は、(866) 831-8711 (U.S.)または(203)518-9833 (International)にダイヤルし、カンファレンスID: 5022にてアクセスください。ウェブ配信による音声のライブ配信は、Neurocrine Bioscience社ウェブサイトのInvestorsのページ(www.neurocrine.com)より利用可能です。カンファレンスコールの音声は、カンファレンス終了から約1時間後にウェブサイトに掲載され、約1カ月間利用可能です。

<提携プログラムについて>
TAK-831
TAK-831は、ファーストインクラスのD-アミノ酸オキシダーゼ(DAAO)阻害薬となる可能性があり、複数の臨床第1相試験を終了し、現在、統合失調症の陰性症状を対象とした臨床第2相試験であるINTERACT proof-of-concept試験を含む臨床第2相試験を実施中です。

TAK-653
TAK‐653はファーストインクラスのα-アミノ-3-ヒドロキシ-5-メチル-4-イソキサゾールプロピオン酸(AMPA)増強薬となる可能性があります。TAK-653は臨床第1相試験を終了しており、治療抵抗性うつ病に対する治療薬として臨床第2相試験の実施準備段階にあるパイプラインです。

TAK-041
TAK-041は、ファーストインクラスのG蛋白共役受容体139(GPR139)アゴニストとなる可能性があります。TAK-041は複数の臨床第1相試験を終了しており、うつ病における無快楽症の治療薬として臨床第2相試験の実施準備段階にあるパイプラインです。無快楽症は、喜びを感じることができない精神状態が特徴です。

前臨床プログラム
本提携には、4つの前臨床プログラムに関する権利が含まれています。

<Neurocrine Biosciences社について>
Neurocrine Biosciences社は、ニューロサイエンスにフォーカスしたバイオ医薬品企業であり、28年にわたり、重篤で困難を伴い、十分に取り組まれていない神経・内分泌・精神疾患を有する人々に対し、生活を一変させる治療薬を創出し開発してきた経験豊富な企業です。同社の多様なポートフォリオには、遅発性ジスキネジア、パーキンソン病、子宮内膜症*、子宮筋腫*の適応でFDAから承認を受けた治療薬や、パーキンソン病の遺伝子治療、ハンチントン病の不随意運動、先天性副腎皮質過形成、てんかん、多囊胞性卵巣症候群*など複数の疾患領域における臨床開発プログラムが含まれています。Neurocrine Biosciences社は米国サンディエゴに本社を置き、神経系と内分泌系の相互連結経路などの疾患を引き起こすメカニズムを標的とし、遮断することを専門に取り組む企業です。詳細については、neurocrine.comを参照し、LinkedInの企業アカウントをフォローしてください。(*Abbvieと提携)

<武田薬品のニューロサイエンスに対する取り組みについて>
武田薬品のニューロサイエンスに対する取り組みは、神経疾患を有する患者さんの大きなアンメットニーズを解決するという強い思いによって推進されています。武田薬品の使命は、患者さんに、革新的で疾患を根本から解決する可能性のある医薬品をお届けすることです。患者さんに対する武田薬品のコミットメントは、研究開発に邁進することにとどまらず、神経精神疾患患者さんや医療機関を支援して疾患や治療に対する認知度を高め、啓発し、治療へのアクセスを拡大することに取り組んでいます。

<武田薬品について>
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの経営の基本精神に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品のミッションは、優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献することです。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)および消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤およびワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80カ国で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。
詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。

以上