多発性骨髄腫治療剤「ニンラーロ®」のロシア ヤロスラブリでの製造開始について

2018年8月2日

当社は、このたび、ロシア ヤロスラブリ工場にて多発性骨髄腫治療剤「ニンラーロ®」(一般名:イキサゾミブクエン酸エステル、以下「ニンラーロ」)の製造施設をオープンしましたのでお知らせします。新製造施設への投資額は合計で4.7億ルーブルとなります。

当社のグローバル製品の1つであり、革新的な治療薬であるニンラーロは、少なくとも1種類の前治療歴のある多発性骨髄腫患者を対象に、レナリドミドおよびデキサメタゾンと併用して使用されます。ニンラーロは、オーファン指定を受けており、2017年にロシアで販売許可を取得し、2018年にロシア国内での販売を開始しました。

Takeda RussiaのGeneral Director 兼 当社ロシア・CISのArea HeadであるAndrey Potapovは、「Takeda Russiaは今年で設立25周年を迎えます。当社はこれまでロシアの人々に革新的な治療薬や新たな治療法を少しでも多くお届けすべく取り組んでまいりました。この記念すべき25周年に、ロシアの多発性骨髄腫の患者さんにニンラーロをお届けすることができること、さらにヤロスラブリ工場でその製造を開始することを嬉しく思います。ヤロスラブリは、世界で2番目のニンラーロの製造拠点となります。現地生産によりロシアの患者さんのアンメット・メディカル・ニーズを一層満たすことが可能となり、さらにこの工場で製造されたニンラーロをCIS諸国に輸出することも可能となります」と述べています。

Takeda RussiaのCommercial and Logistics DirectorであるAndrei Obruchnikovは、「2015年にニンラーロの製造移管に着手し、その年の第4四半期にはフルサイクルで製造開始することを計画しました。それにより、さらに多くの患者さんにこの革新的かつ高品質の治療薬をお使いいただけるようになります」と述べています。

当社Russia-CISのMedical DirectorであるDmitry Kolodaは、「多発性骨髄腫の患者さんの治療における主要な目標は、患者さんの生活の質を維持しながら、長期間病勢がコントロールされ、最大限の臨床的奏効を達成することです。レナリドミドおよびデキサメタゾンとニンラーロの併用は、初めての、全てが経口投与の3剤併用療法であり、患者さんは外来での投与が可能となるので、医師の負担も軽減され、患者さんは活動的に生活を送ることができます」と述べています。

多発性骨髄腫は全ての悪性腫瘍の1%を、また血芽球症(造血組織およびリンパ組織のがん)の13%を占める疾患です。ロシアにおける多発性骨髄腫の発症率は、年間10万名あたり2.0症例、死亡率は10万名あたり4.1症例です。ロシアにおける多発性骨髄腫発症の平均年齢は64歳です。

以上