武田薬品とSchrödinger社との複数の創薬標的に関する共同研究契約の締結について

2017年7月21日

- 新たな共同研究アプローチに基づき、Schrödinger社が創薬探索を主導
- 武田薬品は構造生物学の観点から補完的にサポートするとともに対象プログラムの開発・販売のオプション権を保有

武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)とSchrödinger Inc.(所在地:米国ニューヨーク州ニューヨーク、以下「Schrödinger社」)は、武田薬品の重点疾患領域を対象とした複数の創薬標的に関する共同研究契約を締結しましたのでお知らせします。Schrödinger社は、最先端のコンピューター技術を用いて創薬の変革に取り組む非上場企業です。今回の共同研究は、Schrödinger社のin silico技術に基づく創薬力と武田薬品の疾患領域に対する深い知見および構造生物学における専門性を融合するものです。Schrödinger社は複数の創薬標的に関し、簡潔性、スピード、機動性重視のもと、創薬をリードします。武田薬品は、タンパク結晶構造をSchrödinger社に提供することで、新規化学物質のデザインにつながるコンピューター技術をSchrödinger社が活用するサポートを行います。なお、Schrödinger社が創薬に関する費用を負担します。 

武田薬品 リサーチヘッドであるStephen Hitchcockは、「Schrödinger社の機動性、創薬探索における実績、革新的な計算化学の基盤技術が同社の強みであり、戦略的パートナーとして同社に魅力を感じた点でもあります。当社は、患者さんのために新薬創出を加速することを目指し、両者の能力を補完し合う相互に有益なパートナーシップを築くことに注力しています。本共同研究では、Schrödinger社は創薬をリードする一方、当社は、社内の構造生物学に関するチームと疾患領域の専門性を活用してSchrödinger社をサポートします」と述べています。

本契約に基づき、Schrödinger社が創薬に成功した場合、武田薬品は、前臨床、臨床および販売のタイミングに応じた最大170百万米ドルのマイルストン(プログラムごと)ならびに売上に応じたロイヤリティを含む経済条件で、Schrödinger社からプログラムの権利を独占的に獲得するオプション権を有します。本契約に関するその他の詳細については開示していません。

Schrödinger社の社長CEOであるRamy Faridは、「武田薬品との提携を大変嬉しく思います。当社は、世界レベルの計算化学と創薬力を活用するとともに、武田薬品の生物学の知見および開発の専門性を結集させ、プログラムを進捗させてまいります。当社は、本共同研究により、患者さんに可能な限り早く新薬をお届けするための当社の基盤技術を十分に活用することが可能となります」と述べています。 

以上