2016年度(4-3月期)の連結業績および2017年度の連結業績予想について
2016年度(4-3月期)の連結業績および2017年度の連結業績予想について
- 2016年度実績はマネジメントガイダンスを上回り、収益力が向上
- 実質的な成長:売上収益+6.9%、コア・アーニングス+24.2%、コアEPS+20.9%
- 2017年度も引き続き収益力の向上を想定
2016年度も対前年で大幅な成長を達成
- 売上収益の実質的な成長は、タケダ成長ドライバー(消化器系疾患領域、オンコロジー、中枢神経系疾患領域、新興国事業)の+14.7%の伸長により、対前年+6.9%を達成。すべての地域で増収(米国+12.8%、日本+5.0%、欧州およびカナダ+4.7%、新興国+4.5%)。 財務ベースでは、 為替影響(△6.6ポイント)や事業等の売却影響(△4.5ポイント)により対前年△4.2%
- コア・アーニングスの実質的な成長は、対前年+24.2%となり、売上収益に対するコア・アーニングス比率は180bps向上。財務ベースの営業利益は、力強い実質的な成長およびテバ社への事業譲渡にかかる利益が、為替や事業等の売却による減益影響を吸収し、対前年+19.1%
- コアEPSの実質的な成長は、コア・アーニングスの力強い成長により対前年+20.9%。財務ベースのEPSは前年の102円から43.9%増加し147円
- 営業フリー・キャッシュ・フロー(調整後)は1,588億円となり、2年連続で配当支払以上
タケダ成長ドライバーは+14.7%の実質的な売上成長
- 消化器系疾患領域は「エンティビオ®」や「タケキャブ®」が牽引し対前年+33.5%の実質的な成長
- オンコロジーは「ニンラーロ®」や「アドセトリス®」が牽引し対前年+7.5%の実質的な成長
- 中枢神経系疾患領域は「トリンテリックス®」の力強い伸長により対前年+26.7%の実質的な成長
- 新興国事業は主要市場である中国、ロシアおよびブラジルの貢献により対前年+4.5%の実質的な成長
当社 代表取締役社長CEOのクリストフ・ウェバーは、「良好な2016年度実績は、戦略的な変革の順調な進行を反映したものです。タケダ成長ドライバーは、力強いモメンタムを維持しており、売上成長と規律ある経費管理により、大幅な増益を達成しました。変革を推し進めていくなかで、当社は、収益力の向上を中期的に継続して達成するとともに、強固なパイプラインを長期的に構築してまいります」と述べています。
2016年度(4-3月期)の財務ベース連結業績
(億円) | 2015年度 |
2016年度 |
成 長 | |
財務ベース |
実質的な成長率2 | |||
売上収益 |
18,074 |
17,321 |
△4.2% |
+6.9% |
コア・アーニングス1 |
2,920 |
2,451 |
△16.0% |
+24.2% |
営業利益 |
1,308 |
1,559 |
+19.1% |
N/A |
当期利益3 |
802 |
1,149 |
+43.4% |
N/A |
EPS |
102 円 |
147 円 |
+43.9% | N/A |
コアEPS |
255 円 |
220 円 |
△13.6% |
+20.9% |
1 コア・アーニングスは、売上総利益から販売費及び一般管理費、および、研究開発費を控除して算出します。さらに、非定常的もしくは本業に起因しない(ノン・コア)事象であり、かつ、金額の大きい影響を調整します。
2 実質的な成長率とは、持続的な事業活動のパフォーマンスを実質的に把握する目的で、当期と前年同期の業績を共通の基準で比較したものであり、為替影響および事業等の売却影響を除いています。
3 親会社の所有者帰属分
2017年度の年間マネジメントガイダンス: 利益率を改善し、収益力向上の成長戦略に注力
マネジメントガイダンス(成長率 %) | |
実質的な売上収益 |
1桁台前半 |
実質的なコア・アーニングス |
10%台半ばから後半 |
実質的なコアEPS |
10%台前半から半ば |
1株当たり年間配当金 |
180円 |
2017年度財務ベース年間公表予想: 財務ベースのEPSは20%伸長の177円
(億円) |
2016年度実績 |
2017年度公表予想 |
増減(%) |
売上収益 |
17,321 |
16,800 |
△3.0% |
営業利益 |
1,559 |
1,800 |
+15.5% |
当期利益 |
1,149 |
1,380 |
+20.1% |
EPS |
147 円 |
177 円 |
+20.1% |
為替レート (年間平均) |
1米ドル= 109円 1ユーロ= 120円 |
1米ドル= 110円 1ユーロ= 120円 |
2016年度連結業績の詳細およびその他の決算関連情報については、当社ホームページをご覧ください。https://www.takeda.com/jp/investors/
以上