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2016年度第3四半期(4-12月期)の連結業績と年間見通しの上方修正について

2016年度第3四半期(4-12月期)の連結業績と年間見通しの上方修正について


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February 1, 2017

- 第3四半期累計の力強い実質的な成長:売上収益+7.4%、コア・アーニングス+23.5%、コアEPS+31.7%
- 実質的なコア・アーニングスの年間マネジメントガイダンスを「10%台後半の成長」に上方修正

タケダ成長ドライバーが力強い第3四半期累計実績を牽引

  • 売上収益の実質的な成長は、タケダ成長ドライバー(消化器系疾患領域、オンコロジー、中枢神経系疾患領域、新興国事業)の+15.5%の伸長により、対前年同期+7.4%を達成。すべての地域で増収(米国+14.4%、日本+5.0%、欧州およびカナダ+4.6%、新興国+4.9%)。
  • 財務ベースでは、為替影響(△8.4ポイント)や事業等の売却影響(△4.5ポイント)により対前年同期△5.6%
  • コア・アーニングスの実質的な成長は、対前年同期+23.5%となり、売上収益に対するコア・アーニングス比率は2.1ポイント上昇。財務ベースの営業利益は為替や事業等の売却による減益影響を吸収し、実質的な成長およびテバ社との合弁会社にかかる事業譲渡益(第1四半期に計上)が貢献して対前年同期+29.8%
  • コアEPSの実質的な成長は、コア・アーニングスの力強い成長や、税金計上タイミングによる税率低下等により対前年同期+31.7%。財務ベースのEPSは前年同期の145円から46.3%増加し212円
  • 営業フリー・キャッシュ・フロー(調整後)は、+9.3%の1,200億円

タケダ成長ドライバーは+15.5%の実質的な売上成

  • 消化器系疾患領域は「エンティビオ」や「タケキャブ」が牽引し対前年同期+37.9%の実質的な成長
  • オンコロジーは「ニンラーロ」や「アドセトリス」が牽引し対前年同期+6.3%の実質的な成長
  • 中枢神経系疾患領域は「トリンテリックス」の力強い伸長により対前年同期+28.3%の実質的な成長
  • 新興国事業は主要市場であるブラジル(+9.5%)、中国(+8.0%)およびロシア(+7.3%)での伸長により対前年同期+4.9%の実質的な成長

当社 代表取締役社長CEOのクリストフ・ウェバーは、「良好な累計実績により、戦略的な変革の実行が利益成長を牽引していることが示されました。タケダ成長ドライバー(消化器系疾患領域、オンコロジー、中枢神経系疾患領域、新興国事業)は、特に「エンティビオ」と「ニンラーロ」の継続的な伸長に支えられ、力強いモメンタムを維持しており、当社は2016年度の年間見通しを上方修正しました。さらに戦略的な変革を推し進めていくなかで、当社は2016年12月に和光純薬株式の譲渡、2017年1月にはARIAD社の買収を公表しました。ARIAD社の買収は、当社のオンコロジーポートフォリオをさらに拡大し、株主価値をもたらすものと期待しています」と述べています。

2016年度第3四半期累計(4-12月期)の財務ベース連結業績

(億円)

2015年度
第3四半期累計

2016年度
第3四半期累計

成 長

財務ベ-ス

実質的な成長率2

売上収益

13,933

13,158

△5.6%

7.4

コア・ア-ニングス1

2,679

2,283

△14.8%

23.5

営業利益

1,675

2,174

+29.8%

N/A

当期利益3

1,136

1,657

+45.8%

N/A

EPS

145 円

212 円

+46.3%

N/A

コアEPS

240 円

229 円

△4.4%

31.7

1   コア・アーニングスは、売上総利益から販売費及び一般管理費、および、研究開発費を控除して算出します。
さらに、非定常的もしくは本業に起因しない(ノン・コア)事象であり、かつ、金額の大きい影響を調整します。

2   実質的な成長率とは、持続的な事業活動のパフォーマンスを実質的に把握する目的で、当期と前年同期の業績を共通の基準で比較したものであり、為替影響および事業等の売却影響を除いています。

3   親会社の所有者帰属分

2016年度の年間マネジメントガイダンス: 実質的なコア・アーニングスの年間マネジメントガイダンスを「10%台後半の成長」に、実質的なコアEPS は「10%台半ばの成長」に上方修正

 

前回公表マネジメントガイダンス
2016年10月28日

今回公表マネジメントガイダンス
2017年2月1日

実質的な売上収益

1桁台半ばの成長(%)

1桁台半ばの成長(%)

実質的なコア・ア-ニングス

10%台半ばから後半の成長(%)

10%台後半の成長(%)

実質的なコアEPS

10%台前半から半ばの成長(%)

10%台半ばの成長(%)

1株当たり年間配当金

180円

180円

2016年度財務ベース年間公表予想: コア・アーニングスの成長(160~170億円)が研究開発体制の 変革にかかる導入費用の前倒し影響1 およびARIAD社の買収影響2 を吸収

(億円)

前回公表予想
2016年10月28日 

今回公表予想
2017年2月1日公表 

売上収益

16,700

17,000

研究開発費

3,100

3,150

営業利益

1,350

1,350

当期利益3

910

930

EPS

116円

119円

為替レ-ト(年間平均)

1米ドル=104 円

1ユ-ロ=117 円

1米ドル=109 円

1ユ-ロ=120 円

1   2016年度470億円(前回公表400億円)を想定。導入費用の総額見込みは750億円から変更なし(2017年度は280億円を想定)。

2   ARIAD社買収に伴う2016年度営業利益へのマイナス影響は約90~100億円を想定。

3   親会社の所有者帰属分

2016年度第3四半期累計の連結業績の詳細およびその他の決算関連情報については、当社ホームページをご覧ください。https://www.takeda.com/jp/investors/

 

<公開買付けに関する追加情報>

本プレスリリースは、情報提供の目的のみで開示されるもので、いかなる証券に関する買付けの申込みや売却の勧誘を構成するものではありません。本プレスリリース記載の公開買付けは、当社(武田薬品工業株式会社)とKiku Merger Co., Inc.が2017年1月19日にSECに申請しましたSchedule TOに基づく公開買付説明書(買付申出、譲渡証フォーマットや公開買付けに関するその他書類を含む)及びその改訂版に従い行われているものです。また、ARIAD Pharmaceuticals, Inc. (ARIAD社)も2017年1月19日に本公開買付けに関するSchedule 14D-9に基づく意見表明書(その後の改訂版を含む)をSECに申請いたしました。当社、Kiku Merger Co., Inc.およびARIAD社は、ARIAD社の株主様にこれらの書類を郵送する予定です。これらの書類及びその改訂版には本公開買付けに関する重要な情報が含まれておりますので、投資家の皆様および株主様におかれましては、これらの書類を注意深くお読みいただきたく存じます。これら書類はSECのウエブサイト( www.sec.gov)でも無料で入手可能です。本公開買付け申込みおよび関連資料は、本公開買付けの情報エージェントと連絡をお取りいただければ無料で入手可能です。

 

公開買付けに関する将来見通しの注意事項>

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これら事項の多くは当社のコントロールの及ばないものです。適用される法が命じる場合を除いて、今後、新しい情報・将来の出来事・進展等があった場合でも、当社は、本資料に含まれる見通し情報の更新を行う意図や義務を負うものではありません。

以上