アメリカ対がん協会が展開するチャリティ活動「リレー・フォー・ライフ」の拡充に向けた武田薬品の長期的な支援について
アメリカ対がん協会が展開するチャリティ活動「リレー・フォー・ライフ」の拡充に向けた武田薬品の長期的な支援について
- 5年間で新たに20か国に活動を拡大
アメリカ対がん協会(American Cancer Society、本部:米国ニューヨーク州ニューヨーク、以下「ACS」)と武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)は、このたび、ACSが実施しているグローバル・リレー・フォー・ライフ(以下「RFL」)について、2020年までに新たに20か国を活動地域に追加する拡充プログラムに関し、武田薬品が支援することとなりましたので、お知らせします。RFLは、活動趣旨に賛同する世界各地のがんコミュニティが参加するグローバルな草の根運動で、がんとともに生きる患者さんを讃え、がんで亡くなった方々を追悼するとともに、啓発活動、募金活動、および命を救うための有益な政策の支持などを通じて、がんに立ち向かう機会を提供しています。
RFLは、草の根での募金活動としては世界最大規模で、現在26か国※1のがんコミュニティにおいて開催されています。本拡充プログラムを通じて、今後5年間で新たなパートナーの募集やトレーニングを実施することにより、RFLの活動地域を46か国以上に拡げ、全世界でがん患者さんへのサポートを強化することを目指しています。武田薬品の支援には、RFL活動地域の拡大に対するサポートに加え、既存のRFLパートナーを対象とする「地域サミット」および「グローバル・サミット」にかかる資金援助も含まれます。
ACSのChief Development OfficerであるSharon Byersは、「ACSは、がんによって引き起こされる痛みや苦しみを取り除くための活動に注力しています。RFLの拡充により、こうした非常に理不尽な苦痛に直面している世界各地の人々を助けることに繋がると考えています。RFLのイベントでは、がんに関する情報提供、ボランティアの動員、およびがんとともに生きる患者さんへのサポートを行っています。こうした活動は、人々の偏見をなくし、命を救うために不可欠なものです。ACSは、武田薬品と協力し、新たに20か国でがん撲滅に向けた基盤を構築できることを誇りに思います」と述べています。
武田薬品Global Oncology Business Unit PresidentであるChristophe Bianchiは、「当社は、ACSへの支援を通じて、RFLの活動を拡充するとともに、がんという疾患や、がんが世界中の患者さんや患者さんを支える人々およびコミュニティに与える重大な影響への関心を高めることができることを嬉しく思います。当社は、患者さんに貢献することを揺るぎない信念としています。本プログラムへの支援およびACSとの連携を通じて、世界中でがんの予防、早期発見および治療への意識を高め、その機会を増やすとともに、がんにより一変した人々の生活に意義のある変化をもたらすことができるものと期待しています」と述べています。
世界保健機関(World Health Organization:WHO)によると、毎年、推定1,400万人ががんと診断され、約800万人ががんで亡くなっています。今後もがんの負担はますます増大すると予想され、特に発展途上国に大きな打撃を与えると考えられています。グローバルでの拡充プログラムの第一弾として、2016年9月に新規追加対象国の一つであるウルグアイで、パートナー団体のトレーニングを実施しました。RFLの詳細については、relay.acsevents.orgをご覧ください。
※1 既存のRFL実施国(26か国)
アジア: 日本、フィリピン、マレーシア、シンガポール、インド
北アメリカ: アメリカ、カナダ
ヨーロッパ: アイルランド、イギリス、オランダ、デンマーク、フランス、ベルギー、ポルトガル、ルクセンブルク、トルコ
アフリカ・中東: ザンビア、南アフリカ、ケニア、イスラエル、アラブ首長国連邦
オセアニア: オーストラリア、ニュージーランド
中南米: ジャマイカ、ホンジュラス、バミューダ(イギリス領)
以上