Tri-Institutional Therapeutics Discovery Instituteと武田薬品の提携拡大について

2016年6月17日

-Memorial Sloan-Kettering Cancer Center、Rockefeller University、Weill Cornell Medicineとの革新的な提携を抗体医薬研究へ拡大

米国New Yorkに所在するMemorial Sloan-Kettering Cancer Center、Rockefeller University、Weill Cornell Medicineと武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)は、このたび、2013年に締結した革新的な医薬品の初期段階の研究を加速させることを目的としたTri-Institutional Therapeutics Discovery Institute(以下「Tri-I TDI」)との提携の対象を拡大することとなりましたのでお知らせいたします。今回の提携拡大により、既存の提携が、低分子化合物の範囲から抗体医薬創出に向けた新たな研究も含むものへと拡大され、3つ全てのアカデミア研究機関が提携拡大による利益を享受することとなります。

Weill Cornell Medicineの学部長代理であるAugustine Choi医師は、「Tri-I TDIの提携がさらに強固になり、引き続き重大な医療課題に取り組み、医薬品開発の効率性向上の可能性が広がることを大変嬉しく思います。現在の提携を通じ、我々は革新的な研究を臨床応用する効率的なプロセスを確立しており、今回の提携拡大により抗体に関する知見が加わることで、我々の能力がさらに向上するものと期待しています」と述べています。

Rockefeller Universityの学長であるMarc Tessier-Lavign医師は、「TDIは、新薬につながる低分子化合物の開発の機会を我々科学者や提携機関へ提供することで、既に大きな影響力を及ぼしています。この提携に抗体医薬が加わることによって、TDIは、十分な治療薬がない疾患に対する治療法の開発を加速させ、さらに先へ進んでいくものと考えています」と述べています。

Memorial Sloan-Ketteringの総長兼CEOであるCraig B. Thompson医師は、「我々が始めたアカデミアと企業との新しいパートナーシップは、現在、医学研究において大きな力を持つようになりました。この提携により、研究現場の知見が、患者さんを治療と健康に導く臨床へと効率的につながる可能性があり、医学研究の未来におけるオープンな提携の良い事例であると考えます」と述べています。

武田薬品の取締役で、チーフ・メディカル・サイエンティフィック・オフィサーであるAndrew Plumpは、「低分子医薬品創薬の次を見据えた今回の重要な提携は、医学研究における可能性をさらに追求していくことになります。当社は、外部機関との提携から生まれるイノベーションの重要性を理解しており、Tri-I TDIとの提携を継続し、抗体医薬創薬などの革新的な研究をリードするというTri-I TDIの取り組みの強化の一助となれることを嬉しく思います」と述べています。

以上 

 

<Tri-Institutional Therapeutics Discovery Institute (Tri-I TDI)について>

  • 2013年に設立した独自のScientific Advisory Board、理事会を持つ独立した非営利法人
  • Tri-I TDIはWeill Cornell Medicineにある最先端のBelfer Research Building の最上階に所在し、新しい抗体医薬の施設はMemorial Sloan Kettering Cancer CenterのZuckerman Research Centerに所在
  • 研究初期段階で得られた画期的な知見を、新しい治療法および診断薬の開発に橋渡しすることを目的に設立
  • Memorial Sloan-Kettering Cancer Center(MSKCC)、Rockefeller University、Weill Cornell Medical Collegeから寄附により運営

<Memorial Sloan-Kettering Cancer Centerについて>

  • がんの克服に向けた献身的な14,000人以上の医師、科学者、看護師スタッフを持つ世界で最も古くかつ最大の民間の学術研究機関
  • 独立した機関として、130年以上にわたる研究と臨床でのリーダーシップを発揮しており、患者さん各々へ個別化され最善な治療を提案
  • 教育プログラムは本センターならびに世界における将来のリーダーを継続的に育成
  • Webサイト:www.mskcc.org

<The Rockefeller Universityについて>

  • 世界における先進的なバイオメディカルの研究大学であり、生命に対する理解をより深めていくための革新的、かつ質の高い研究を実施
  • 79の施設において、神経科学、免疫学、生物化学、ゲノム科学や他の様々な疾患における研究を実施し、14エーカーのManhattan campusにおいて2,000人を超える教授、学生、博士課程修了者、技術者、臨床医や管理者が在籍
  • 現在在籍中の研究者も含めて、多数のノーベル賞受賞者、アルバート・ラスカー医学研究賞受賞者を輩出
  • Webサイト:www.rockefeller.edu

<Weill Cornell Medicineについて>

  • Weill Cornell Medicineの医師や科学者は、世界トップクラスの治療や、最新の治療や疾患予防を患者さんに届けるための最先端の研究に従事
  • Upper East Side通りの中心に位置し、提携先との強固な連携を母校であるコーネル大学やカタールまで広げ、タンザニア、ハイチ、ブラジル、オーストリア、トルコにおけるプログラムにも参画
  • Webサイト:weill.cornell.edu