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第76回米国糖尿病学会学術集会における新たなデータ発表について

第76回米国糖尿病学会学術集会における新たなデータ発表について


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June 7, 2016

- EXAMINE試験の新たな解析ならびに実臨床データを含む8つのデータを発表予定

当社は、本年6月10日から14日に米国ルイジアナ州ニューオーリンズで開催される第76回米国糖尿病学会(American Diabetes Association)学術集会において、直近に急性冠症候群(ACS)を発症した心血管イベントリスクの高い2型糖尿病患者さんを対象としたEXAMINE試験の新たな解析ならびに実臨床における試験成績を含む、8つのデータを発表しますのでお知らせします。

※  EXamination of CArdiovascular OutcoMes: AlogliptIN vs. Standard of CarE in Patients with Type 2 Diabetes Mellitus and Acute Coronary Syndrome

 

当社 Global Medical Affairs の循環器・代謝性疾患領域 Global Medical HeadのRobert Jacksonは、「2型糖尿病は、重大な循環器系の合併症を引き起こす進行性の疾患です。臨床第3相試験であるEXAMINE試験のデータや、実臨床下において糖尿病治療薬を用いたデータの解析は、医師が患者さんにとって最適な治療法を選択する一助となり、この複雑な疾患に対するより深い理解へとつながるものと考えています」と述べています。

 

実臨床の情報ならびに日常生活下の患者さんから得られたデータは、日常診療における治療プランに多くの見識をもたらすとともに、薬の安全性と有効性を評価するためにコントロールされた状況下実施された臨床試験結果を補完します。

 

本年6月11日10時(米国中央時間)に抄録が公開される第76回米国糖尿病学会学術総会における当社関連の発表内容は、以下の通りです。

 

Alogliptinに関する発表
オーラル・プレゼンテーション:

  • 抄録番号2016-A-3107:高齢者2型糖尿病患者における最適な血糖コントロール:治療選択とHbA1c、イベント発症との関連(Gordon J., McEwan P., Evans M. ら)

モデレーテッド・ポスター発表:

  • 抄録番号2016-A-2307:EXAMINE試験からの死亡率に関する知見(Kupfer S., Cannon C., Mehta C. ら)
  • 抄録番号2016-A-2395:低血糖と心血管イベントリスク上昇との関連:EXAMINE試験の結果から(Bergenstal R., Cannon C., Kupfer S. ら)

ポスター発表:

  • 抄録番号2016-A-4160:Alogliptinとメトホルミン、SU剤の3剤療法による優れたHbA1cの低下および良好な忍容性:EXAMINE試験の結果から(Cannon, C., Howitt, H., Khunti K. ら)
  • 抄録番号2016-A-3512:直近に急性冠症候群を発症した2型糖尿病患者における腎アウトカムに関するAlogliptinとプラセボとの比較:EXAMINE試験の結果から(White W., Charytan D., Wilson C. ら)
  • 抄録番号2016-A-3109:高齢者2型糖尿病患者における治療薬の選択:日常診療データを用いた患者アウトカムの経済的評価(Gordon, J., McEwan P., Evans M. ら)
  • 抄録番号2016-A-6040:EXAMINE試験における増殖分化因子(GDF)-15と糖尿病患者の長期アウトカムについて(発表者:Cannon, C., Jarolim P., Bakris G. ら)

抄録のみ:

  • 抄録番号:2016-A-2067: Alogliptin/Pioglitazone配合剤とDPP-4阻害薬単独療法のHbA1c低下効果の比較(発表者:Szymanki K., Klink A., Visaria J., Dybala C.)

<武田薬品の糖尿病領域への取り組みについて>

当社の長きにわたるグローバルにおける糖尿病領域への取り組みの実績は、科学的発見やその応用においてきわめて重要な貢献を果たしています。チアゾリジン系薬剤であるピオグリタゾンの創製に始まり、アログリプチンや、アログリプチンとピオグリタゾンの配合錠、アログリプチンとメトホルミンの配合錠の開発につながりました。当社の幅広い糖尿病領域の製品群により、ますます増加する糖尿病患者さんに対する治療の進歩に貢献し、一人ひとりのニーズに応えるべく、取り組んでまいります。

 

以上