Orexigen社と武田薬品の米国における肥満症治療剤CONTRAVE®の提携解消について

2016年3月16日

- ほぼ全ての主要市場においてOrexigen社がCONTRAVEに関する権利を獲得するとともに武田薬品は新製品の活動を強化

Orexigen Therapeutics, Inc. (本社:米国カリフォルニア州ラ・ホヤ、以下「Orexigen社」)と武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)の100%子会社である武田ファーマシューティカルズUSA Inc.(所在地:米国イリノイ州ディアフィールド)は、このたび、肥満症治療剤CONTRAVE®(ナルトレキソン塩酸塩徐放製剤とブプロピオン塩酸塩徐放製剤の合剤)に関する両社間の提携解消に合意いたしましたのでお知らせします。CONTRAVEは、体重管理を行っている成人体重過多の患者および成人肥満症患者に対する、米国の肥満症領域でリーディングポジションを築いている治療薬のひとつです。ハート・スコット・ロディノ反トラスト強化法(HSR法)に基づく審査終了後、両社間の提携が解消される予定です。

 

CONTRAVEは、食事療法・運動療法を行っている体重過多の肥満症患者さんにとって重要な治療オプションです。Orexigen社と武田薬品は、協働してCONTRAVEの開発・販売の移管を適切に進めるとともに、両社による合意に基づき、武田薬品は、提携解消後180日の移管期間中、米国においてCONTRAVEの販売を引き続き行う予定です。Orexigen社は、米国におけるCONTRAVEの権利獲得により、長期にわたる利益成長および株主に対する様々な価値創出の手段を得ることになります。

 

武田薬品は、炎症性腸疾患および大うつ病の新薬に情報活動資源を集中させてまいります。本提携解消による、武田薬品の2016年3月期の連結業績予想に変更はありません。

 

 

<CONTRAVEについて>

CONTRAVEは、2014年9月に米国食品医薬品局(FDA)より販売許可を取得し、ボディ・マス・インデックス(BMI)が30 kg/m2以上の成人肥満症患者、あるいは少なくとも1つ以上の体重に関連する合併症(高血圧症、2型糖尿病、脂質異常症など)を有するBMIが27 kg/m2以上の成人体重過多の患者を対象に、食事療法と運動療法による体重管理に対する補助療法として使用されています。

CONTRAVEがどのように神経系へ作用して体重減少をもたらすかは完全には明らかになっていません。CONTRAVEは、オピオイド拮抗薬のナルトレキソンと、ドーパミンおよびノルエピネフリンの比較的弱い再取り込み阻害薬のブプロピオンの2つの成分が含まれています。非臨床試験において、ナルトレキソンおよびブプロピオンは、脳の食物摂取を司る領域にある視床下部(食欲中枢)と中脳辺縁系ドーパミン経路(脳内報酬系)の2つの領域に作用することが示唆されています。

 

生活習慣の改善とともに使用した場合のCONTRAVEの有効性を評価するために、合計4,536例の肥満症患者をCONTRAVE群とプラセボ群に無作為に割り付けた、56週間の多施設共同、二重盲検、プラセボ対照比較臨床第3相試験が実施されました。CONTRAVE群で最も一般的に見られた有害事象(5%以上)は嘔気、便秘、頭痛、嘔吐、眩暈、不眠、口渇、下痢でした。

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