武田薬品とEnterome社の消化器系疾患領域における腸内細菌を標的とした治療薬創出に関する共同研究開発契約締結について

2016年1月6日

武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)とEnterome Bioscience SA(本社:フランス パリ、以下「Enterome社」)は、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患や過敏性腸症候群などの腸管運動障害をはじめとした消化器系疾患において重要な役割を担うと考えられる腸内細菌を標的とした新たな治療薬創出に関する共同研究開発契約を締結しましたのでお知らせします。

 

Enterome社CEOのPierre Belichardは、「本共同研究開発を開始できたことを嬉しく思います。今般の契約締結により、腸内細菌領域における当社のリーダーシップと武田薬品のグローバルな研究開発力が融合されることとなります。この戦略的提携は、当社にとって非常に重要であるとともに、腸内細菌に関する当社の高い専門性を臨床応用し、重篤な消化器系疾患に対する新たな治療薬を創出するという当社の目標、さらには腸内細菌領域おいてグローバルリーダーになるという当社の目標達成に向け、大きな一歩となります」と述べています。

 

武田薬品の消化器疾患創薬ユニット ヘッドのGareth Hicksは、「当社にとってイノベーションとは、患者さんに新たな治療薬をお届けすることです。当社は、腸内細菌由来の治療薬について最先端の研究を行っているEnterome社の研究者との連携を通じ、科学をさらに発展させるとともに革新的な新薬の創出を目指します」と述べています。

 

Enterome社は、Enterome社と武田薬品が選択した消化器系疾患をターゲットとした腸内細菌由来の新薬候補物質(低分子医薬あるいは生物学的製剤)の探索にあたり、同社の有するメタゲノミクス技術を使用します。武田薬品は、新薬候補物質について、全世界での独占的権利を獲得するオプション権を有し、臨床開発、申請、製品化について責任を有します。

 

Enterome社は、契約一時金および3年間の研究開発費を受領するとともに、武田薬品が本共同研究開発で創出された各化合物に対するオプション権を行使した場合、臨床開発、申請、製品化に関するマイルストン、売上に応じたロイヤリティを受領します。その他、契約の詳細については開示していません。

 

<Enterome社について>

Enterome社は消化器系疾患、がん、代謝性疾患など腸内細菌関連疾患における個別化治療に有用な新たな治療薬および診断薬に関する最先端の研究を行っています。同社は、腸内細菌の量的・機能的分析における新たな基準の開発をリードしています。これにより、同社は、重要なアンメットメディカルニーズを満たすべく腸内細菌における治療ターゲット創出の新たな領域を開拓しています。同社は、French National Institute for Agricultural Research (INRA)のメタゲノミクス技術により創出された発見を発展させるために2012年にフランスのパリで設立されました。同社は、ベンチャーキャピタル(Seventure Partners、 Lundbeckfond Ventures、Omnes Capital)および戦略的投資家(Shire、INRA transfer)から合計1,750万ユーロの資金を調達しています。詳細については、www.enterome.comをご覧ください。

 

<武田薬品について>

武田薬品は、研究開発型の世界的製薬企業を目指して、自社研究開発を強化するとともに、ライフサイクルマネジメントの推進、導入・アライアンスの積極展開を通じて研究開発パイプラインの充実を図り、ミッションである『優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する』の実現に努めています。詳細についてはhttps://www.takeda.com/jp/をご覧ください。

 

 以上