オーロラAキナーゼ阻害薬alisertib(開発コード:MLN8237)の再発・難治性の末梢性T細胞性リンパ腫の臨床第3相試験中止について

2015年5月13日

当社は、このたび、オーロラAキナーゼ阻害薬alisertib(開発コード:MLN8237)について、再発・難治性の末梢性T細胞性リンパ腫の臨床第3相試験を中止することを決定しましたのでお知らせします。本決定は、再発・難治性の末梢性T細胞性リンパ腫を対象とした本試験の中間解析結果に基づくものです。当該試験から得られたデータを慎重に検討した結果、本薬が標準治療に勝る有効性を示す可能性が低いと判断しました。当社は、引き続きalisertibの小細胞肺がん(SCLC)に対する有用性の検討を継続します。

当社Oncology Therapeutic Area Unitの HeadであるMichael Vasconcellesは、「当社は、長期間にわたり、革新的ながん治療薬の開発に努めてまいりました。再発・難治性の末梢性T細胞性リンパ腫を対象とした本薬の開発を中止することを残念に思います。SCLCを対象とした本薬の開発には大いに期待しています。SCLCを対象とした臨床第2相試験は計画どおりに進捗しています。当社は今後も本薬の医師主導研究を支援し、本薬の他のがんの効能に対する可能性を検討してまいります」と述べています。

本試験にご参加し、alisertibの治療効果が出ていると思われる患者さんは服用を続けることができます。本試験において、安全性に関する懸念は見られませんでした。治験にご参加いただいた患者さんにおかれましては、ご質問などがございましたら、薬剤を変更する前に、まずは治験担当医師にご相談をいただきますようお願い申しあげます。当社は、alisertibの治験に参加いただいた患者さんが適切なケアが受けられるよう、治験担当医師および各国・地域の規制当局と連携してまいります。なお、追加情報については、当社ホームページ(http://www.takeda.co.jp)をご覧ください。

<Alisertib について>

Alisertib (MLN8237)は、小細胞肺がんを対象とした、当社が開発中の経口の選択的オーロラAキナーゼ阻害薬です。オーロラAキナーゼは、細胞分裂に重要な役割を果たし、多くのがん細胞において過剰に発現することが知られています。オーロラAキナーゼの阻害は、がん研究における革新的なアプローチです。