酸関連疾患治療剤「タケキャブ®錠」日本における製造販売承認取得について
酸関連疾患治療剤「タケキャブ®錠」日本における製造販売承認取得について
- 武田薬品が同社創製のカリウムイオン競合型アシッドブロッカーである「タケキャブ®錠」の日本における製造販売承認を取得
- 2014年3月末に締結した武田薬品と大塚製薬の酸関連疾患治療剤「タケキャブ®錠」の国内共同プロモーション契約に基づき、両社が医療関係者へ情報活動を実施し、酸関連疾患治療における医療ニーズへの貢献を目指す
- 武田薬品は承認時マイルストンを大塚製薬から受け取るとともに、今後、大塚製薬は「タケキャブ®錠」の売上に応じた一定の対価を武田薬品から受け取る
武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:クリストフ・ウェバー、以下「武田薬品」)と大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩本太郎、以下「大塚製薬」)は、本日、武田薬品が酸関連疾患治療剤「タケキャブ®錠10mg、同錠20mg」(一般名:ボノプラザンフマル酸塩、以下「タケキャブ」)について、厚生労働省から製造販売承認を取得しましたことをお知らせします。
タケキャブは、武田薬品が創製したカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(Potassium-Competitive Acid Blocker : P-CAB)とも呼ばれる新しい作用機序を有する酸関連疾患治療剤であり、胃壁細胞における酸分泌の最終段階に位置するH+, K+-ATPase(プロトンポンプ)をカリウムイオンと競合的に阻害することにより、強力かつ持続的な酸分泌抑制作用を示します。
今回の承認取得は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、H.pyloriの除菌の補助などに関して、日本で実施された複数の臨床第3相試験の結果に基づいています。いずれの試験においても、本薬の優れた有効性と良好な安全性および忍容性が確認されています。
本年3月末に、大塚製薬と武田薬品は、本剤の国内における共同プロモーション契約を締結しています。製造、販売は武田薬品が行い、情報活動は大塚製薬と武田薬品の両社で実施します。両社協力の下、酸関連疾患治療における課題解決につながる活動を実施することにより、更なる医療ニーズへの貢献を目指します。
以上
<タケキャブの概要>
製品名 |
タケキャブ錠®10mg、同錠20mg |
一般名 |
ボノプラザンフマル酸塩 |
効能・効果 |
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用法・用量 |
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<共同プロモーション契約の概要>
本共同プロモーション契約の概要は以下の通りとなります。その他の内容については開示しておりません。
- 契約一時金200億円・承認時マイルストン:武田薬品は大塚製薬から受け取る
- 対価:大塚製薬は武田薬品から売上に応じた一定の対価を受け取る
- 契約テリトリー:日本
<大塚製薬について>
大塚製薬は「世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する」という企業理念のもと、人々の健康を身体全体で考え、「疾病の治癒」から「日々の健康増進」までを目指し、医薬関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業の両輪で運営するトータルヘルスケアカンパニーとして事業展開を行っています。詳細についてはhttps://www.otsuka.co.jp/をご覧ください。
<武田薬品について>
武田薬品は、研究開発型の世界的製薬企業を目指して、自社研究開発を強化するとともに、ライフサイクルマネジメントの推進、導入・アライアンスの積極展開を通じて研究開発パイプラインの充実を図り、ミッションである『優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する』の実現に努めています。詳細についてはhttp://www.takeda.co.jp/をご覧ください。