グローバルな生産体制の最適化に向けた取り組みについて
グローバルな生産体制の最適化に向けた取り組みについて
当社は、このたび、大阪工場(所在地:大阪市淀川区)を、当社の主力製品の1つであるリュープリンに特化したサイトとすることを決定しましたのでお知らせします。大阪工場における固形製剤の製造は、グローバルな生産体制の最適化に向け、2018年度中の完了を目標に当社の光工場(所在地:山口県光市)、およびドイツのオラニエンブルク工場(所在地:ドイツ ブランデンブルク州)へ移管いたします。
今後、大阪工場は、リュープリン生産サイトとして、引き続き当社ビジネスに貢献してまいります。一方、光工場は、抗癌剤やワクチンなども含めた多様な製品の生産機能を拡大してまいります。また、オラニエンブルク工場は、その優れた生産性を生かした海外向け製品の基幹工場の一つとして、その役割を強化してまいります。
当社の製薬本部長 三輪哲生は、「当社は、世界中の患者さんや医療関係者の方々をはじめとする当社の医薬品を待ち望んでおられる皆様のことを常に第一に考えるベスト・イン・クラスの組織となっていくことによって、未来に向けた変化への適応力と競争力を高めていきます。今回の取り組みを通じ、グローバルでのオペレーションのさらなる効率化と生産性の向上を果たすとともに、世界中の患者さんおよび医療従事者の皆さんに高品質の医薬品をタイムリーにお届けできる製造・供給体制をさらに強化してまいります」と述べています。
なお、今回の移管に伴い、光工場で約90億円、オラニエンブルク工場では必要に応じ追加の設備投資を予定しています。今回の決定による当社の2015年3月期の連結業績予想に変更はありません。
以上
<大阪工場について>
開設:1915年
敷地面積:160,000㎡
主要製品
●医薬品製剤
タケプロン、アデカット、ベイスン、リュープリン、ブロプレス、ユニシア、アクトス、アクトスOD、ネシーナ、ベネット、アジルバ、リオベル、ブロニカ、ソルファ、EDARBI、EDARBYCLOR、DEXILANT等
<光工場について>
開設:1946年
敷地面積:969,644m2
主要製品
●医薬品原薬
ブロプレス、タケプロン、EDARBI、リュープリン、アジルバ等
●医薬品製剤
リュープリン、ファーストシン、ランサップ、ランピオンパック等
●生物学的製剤
乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン、沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン等
<オラニエンブルク工場について>
開設:1885年
敷地面積:150,000m2
主要製品
●医薬品製剤
PANTOPRAZOLE, CARDIOMAGNYLなどを含む、145の固形製剤