肥満症治療薬Contrave®の米国における販売開始について

2014年10月21日

武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)および武田薬品の100%子会社である武田ファーマシューティカルズUSA Inc.(以下「TPUSA社」)とOrexigenTherapeutics, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンディエゴ、以下「Orexigen社」)は、このたび、Contrave®(ナルトレキソン塩酸塩徐放製剤とブプロピオン塩酸塩徐放製剤の合剤)について、米国内での販売を開始しましたのでお知らせします。Contraveは、米国食品医薬品局(FDA)より、ボディ・マス・インデックス(BMI)が30 kg/m2以上の成人肥満症患者、あるいは少なくとも1つ以上の体重に関連する合併症(高血圧症、2型糖尿病、脂質異常症など)を有するBMIが27 kg/m2以上の成人体重過多の患者において、食事療法と運動療法による体重管理に対する補助療法として、販売許可を取得しています。

Contrave服用患者さんのうち、一定の条件を満たす患者さんは、Scale Down社が提供する、体重測定に基づいて一人ひとりへの日々の生活や食事に関するサポートメールが送られるモバイル式体重管理プログラム「Scale Down」を受けることができます。Scale Down社は武田薬品とは別の独立企業であり、本プログラムの内容に関して責任を負います。当社は、条件を満たす全ての患者さんに対し、指定された期間中は、Scale Downプログラムへの参加会費を負担します。

また、保険適用あるいは自己負担にかかわらず、Contraveを最も低い価格で利用でき、一人ひとりの患者さんにあわせた薬局でのサポートと薬剤の宅配が利用可能な「Contrave Direct Save」を受けることができます。他のプログラムを利用している患者さんの場合も、「リフィル(一度医師が出した処方箋を繰り返して使える制度)」を行えば、処方開始から3ヵ月目からは、Contrave Direct Saveプログラムを利用することができます。Contrave Direct Saveに加え、薬局でのオプション利用を希望される患者さんには、Pharmacy Savings Cardを通した割引も行っています。プログラムの詳細については、ウェブサイト(www.CONTRAVE.com/FAQ)にてご覧ください。

Orexigen社社長兼CEOのMichael Narachi氏 は、「Contraveを販売開始することができ、喜ばしい限りです。私たちは、適切な患者さんに対する治療オプションとしてContraveの販売に向けて取り組んできた当社および武田薬品のチームの努力を誇りに思います」と述べています。

TPUSA社社長のDouglas Cole は、「Contraveを販売開始できることに加え、患者さんの徹底した体重管理をサポートできる、体重管理プログラムである『Scale Down』やContraveへのアクセスをサポートする『Contrave Direct Save』を提供できることを、大変嬉しく思います」と述べています。

武田薬品とOrexigen社は、2010年に米国、カナダ、メキシコにおけるContraveの販売契約を締結しました。契約に基づき、武田薬品とOrexigen社は共同で製品開発を行い、Orexigen社は承認までを、武田薬品は承認後の開発活動をそれぞれ担当します。Orexigen社はContraveの承認許可申請をFDAに行い、その後、武田薬品に移管されています。Contraveは2014年9月10日(米国時間)に米国食品医薬品局(FDA)より、販売許可を取得しました。

以上