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サノフィと武田薬品との糖尿病領域における啓発活動等に関する協力・提携について

サノフィと武田薬品との糖尿病領域における啓発活動等に関する協力・提携について


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June 30, 2014

サノフィ株式会社(本社:東京都新宿区、以下「サノフィ」)と武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)は、このたび、日本国内の糖尿病領域における啓発活動等に関する協力体制の構築に関する契約を締結しましたのでお知らせします。 

糖尿病治療における長い歴史の中で、サノフィと武田薬品は長年にわたって数多くの糖尿病治療薬を 上市し、豊富な知見と経験を積み重ねてまいりました。両社は、今回の協力体制の構築を通じ、医療関係者の皆さんに対し糖尿病患者さんの多様な病態に応じたより多くの治療提案や情報提供、さらには糖尿病患者さんに対しより幅広い疾患啓発活動が可能になるものと考えています。

厚生労働省の「平成24年国民健康・栄養調査」の推計では、糖尿病が強く疑われる日本人成人の数は約950万人に上ります。また同省は、2025年には糖尿病患者数が1500万人に達すると推測しています。国民の4人に1人が糖尿病予備群といわれており、糖尿病が強く疑われる方の約3割が十分な治療を受けたことがないとの調査結果もあります。

両社は、糖尿病患者さんおよびご家族、医療関係者の皆さん、行政が直面している課題に対して、「糖尿病患者さんや医療関係者から最も信頼されるパートナーとなる」というビジョンのもと、以下の3つの側面でのソリューションの創出を目指します。

・ 一般市民への、糖尿病の疾患知識および糖尿病発症予防の為の生活習慣の改善等の啓発

・ 糖尿病患者さんへの、食事・運動療法の重要性、適正な服薬に関する情報提供によるサポート

・ 医療関係者への、糖尿病診療における総合的な情報提供

サノフィの代表取締役社長 ジェズ・モールディングは「糖尿病は、1社のみ、1名の医師のみ、あるいは政府のみの力で解決するにはあまりにも大きく複雑な問題です。糖尿病の予防、診断および治療においてブレークスルーを実現するには、全レベルにおける緊密な連携が不可欠です。このたび日本最大手の製薬企業であり、糖尿病領域のリーディング・カンパニーである武田薬品と協力し、新たな、そして他にない連携に取り組むことができることを大変嬉しく思います。この連携を通じ、患者支援の改善に向けた新たなアプローチを創出することで、日本の糖尿病診療の発展に貢献してまいります」と述べています。

武田薬品の取締役医薬営業本部長 岩﨑真人は、「この20年間で数多くの有用な糖尿病治療薬が上市されてきましたが、未だに血糖コントロール目標を達成出来ない患者さんや合併症に苦しむ患者さんが数多くいらっしゃいます。この課題を解決する為に、糖尿病領域のリーディング・カンパニーである両社が互いのビジョンと薬剤を深く理解し、緊密に連携して活動することが重要と考えています。

今回、素晴らしいパートナーを得たことで、患者さん個々の病態に応じた糖尿病治療の実現に向けて、より一層貢献できるものと確信しています」と述べています。

今回の契約において、契約一時金を含む対価の授受はありません。製品毎のプロモーションおよび安全性情報の収集・伝達等については、当該製品の製造販売承認を保有する会社が引き続き実施します。

また今回の契約と同時に、トホグリフロジン(製品名:アプルウェイ®)とアログリプチン(製品名:ネシーナ®)の合剤の共同開発の検討を開始いたします。

以上

<サノフィ株式会社について

サノフィは、グローバル事業を統合的に展開するヘルスケアリーダーとして、患者さんのニーズにフォーカスした医療ソリューションの創出・研究開発・販売を行っています。サノフィは、ヘルスケア分野において7 つの成長基盤を中核としています。それは糖尿病治療、ヒト用ワクチン、革新的新薬、コンシューマー・ヘルスケア、新興市場、動物用医薬品、および新生ジェンザイムです。サノフィはパリ(EURONEXT:SAN)およびニューヨーク(NYSE:SNY)に上場しています。日本においては、約2,700 人の社員が、「日本の健康と笑顔に貢献し、最も信頼されるヘルスケア リーダーになる」をビジョンに、医薬品の開発・製造・販売を行っています。詳細は、http://www.sanofi.co.jpをご参照ください。

<武田薬品について>

武田薬品は、研究開発型の世界的製薬企業を目指して、自社研究開発を強化するとともに、ライフサイクルマネジメントの推進、導入・アライアンスの積極展開を通じて研究開発パイプラインの充実を図り、ミッションである『優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する』の実現に努めています。詳細についてはhttp://www.takeda.co.jp/をご覧ください。