テバ社と武田薬品におけるパーキンソン病治療薬ラサジリンに関する日本での提携について

2014年4月28日

Teva Pharmaceutical Industries Ltd.(NYSE: TEVA、本社:イスラエル エルサレム、以下「テバ社」)と武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)は、このたび、テバ社が保有するパーキンソン病治療薬ラサジリン(一般名、以下「ラサジリン」)の日本における製品化に関する契約を締結しましたのでお知らせします。

テバ社により開発されたラサジリンは、欧州や米国をはじめとする世界40ヵ国以上で販売されているパーキンソン病治療薬です。本薬はテバ社により2005年にイスラエルと欧州で最初の承認を得ており、日本においては、製造販売承認取得に向けて、現在、同社による開発が進められています。本契約に基づき、武田薬品は、本薬の日本における開発および製造販売承認申請を行います。契約内容の詳細については開示しておりません。

ラサジリンは、ドーパミンの分解酵素であるモノアミン酸化酵素B(MAO-B)の働きを阻害することによって、脳内のドーパミン濃度を高め、本疾患に特徴的な運動症状などを改善する薬剤です。

テバ社と武田薬品は、昨年、テバ社の多発性硬化症治療薬グラチラマー酢酸塩(一般名)に関する提携を行いました。今回の契約は、治療の選択肢が限られているパーキンソン病へのアンメットニーズが高いことから、両社が中枢神経系疾患領域においてさらなる提携を結ぶことにしたものです。

テバ社のグローバルR&Dプレジデント兼チーフサイエンティフィックオフィサー Dr. Michael Haydenは、「この提携は日本の患者さんに今後も継続的に当社の革新的な新薬をお届けする約束を体現したものです。ラサジリンは確立された安全性及び有効性プロファイルを有しており、現在40カ国以上で承認されています。そして、パーキンソン病に適用できる治療法が未だに限られている日本にとって重要な製剤になるでしょう」と述べています。

武田薬品の医薬開発本部長 Dr. Nancy Joseph-Ridgeは、「日本では約15~18万人のパーキンソン病患者さんが本疾患と闘っており、多くの患者さんが新たな治療選択肢を待ち望んでいます。当社は、本薬を国内の患者さんに可能な限り早くお届けできるよう、テバ社と連携し、開発に取り組んでまいります」と述べています。

「パーキンソン病治療ガイドライン2011 監修 日本神経学会」より

以上

<ラサジリンについて>

現在、ラサジリンは米国・カナダ・イスラエル・メキシコ・欧州諸国など40ヵ国以上で承認されています。海外ではパーキンソン病の治療薬として、単独療法、L-dopaとの併用療法の2つの用法が認められています。2013年の全世界での売上高は3.71億USドル(テバ単体)でした。

詳細は下記をご覧ください。

http://www.azilect.com/Resources/pdf/PrescribingInformation.pdf

<パーキンソン病について>

パーキンソン病は加齢と関連する神経変性疾患です。一般的な症状として、振戦、無動、筋固縮、姿勢反射障害、自律神経系症状などがみられます。全世界で推定400万人、日本では約15~18万人の患者さんがこの病気に苦しんでおり、特に60歳以上で多く発症します。

<テバについて>

テバファーマスーティカル・インダストリーズ・リミテッド<以下、テバ社> (NYSE: TEVA) は、業界をリードするグローバル製薬企業のひとつで、ジェネリック医薬品の他、革新的なスペシャリティ医薬品ならびに原薬(API)の開発、生産、販売を手掛け、より質の高い医療へのアクセスを増やします。テバ社は、本社をイスラエルに置き、製品数 1,000、販売国数 60を誇る世界最大のジェネリック医薬品企業です。テバの事業領域は、中枢神経系、オンコロジー、痛み、呼吸器系、婦人科系に絞られ、バイオ医薬品も手掛けています。現在、テバの従業員数は世界各国を合わせて 45,000名、2013年の売上は 203億 US$ でした。

http://www.teva-group.jp/

<武田薬品について>

武田薬品は、研究開発型の世界的製薬企業を目指して、自社研究開発を強化するとともに、ライフサイクルマネジメントの推進、導入・アライアンスの積極展開を通じて研究開発パイプラインの充実を図り、ミッションである『優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する』の実現に努めています。詳細についてはhttp://www.takeda.co.jp/をご覧ください。