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混乱期にあっても前向きな精神を保つ

タケダ代表締役社長CEO クリストフ・ウェバーからのメッセージ

2020年3月30日


従業員の皆さん

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が初めて報告されてから 12 週間が経ち、私たちの生活、楽しみ、学びのあり方は変わりつつあります。学校は休校となり、旅行やイベントは中止され、多くの人が在宅勤務をしています。家族や友人、大切な人たちの健康や安全、そして多くの人々の生活面への影響も懸念されています。皆さんとご家族が健康で安全に過ごされていることを願っています。

この未曽有の時期においても、皆さんが個々の状況を調整しながら新しい働き方に適応し、必要とされる医薬品を患者さんへお届けすることに注力してくれていることに感謝しています。すべての部門の皆さんが協力しあい、困難に立ち向かってくれていることを誇りに思います。

また、グローバル クライシス マネジメント コミッティー(GCMC)による貢献にも感謝の気持ちを表します。GCMC は、私たちがこの状況の中でどう行動すべきか指針を示し、適時に最新の情報を伝えてくれています。現在の状況をまとめた最新のガイダンスを読み、ぜひ理解を深めてください。

現在、タケダの全従業員が、必要とされる当社の医薬品を患者さんのもとへお届けするための努力を懸命に行っています。中でも、製造拠点や血漿収集センター、研究所の皆さんによる貢献を特筆したいと思います。それらの施設で働く皆さんが懸命に努力してくれているからこそ、タケダは患者さんの命を救うことができる医薬品を提供し、医療に携わる企業としての責任と義務を果たしていけるのです。これらの皆さんのために、できるかぎり安全な職場環境を整え、この困難な時期に必要とされるあらゆるサポートを提供していきます。

現在タケダは、コロナウイルス感染症(COVID-19)のハイリスク患者さんの新たな治療薬となり得るものとして、抗 SARS-CoV-2 ポリクローナル高免疫グロブリン(H-IG)の候補である TAK-888 の開発を進めています。現在のような状況の中で取り組みを進め、一定の成果を挙げてこられたことを、私は誇りに思っています。

過去 2 カ月の間に、私自身も含めて多くの人の生活が著しく変わりました。私は、3 月初旬にボストンへ行きましたが、その前の東京にいる時点で部分的にテレワークを行い、人が密集する場所へ行くのは避けていました。新型コロナウイルス感染症にまつわる状況が突然急速に変わり始めた頃、私と妻は海外におり、2 人の子どもたちの全寮制の学校と大学が休校となりました。国境は封鎖され、検疫を課されました。このため、予定よりも早く日本へ戻らざるを得なくなり、日本へ帰国する学生で満席の飛行機に乗って帰ってきました。その後、私は自宅にて 14 日間の自主隔離を行っています(やっと 11 日経ちました!)。妻と息子はすぐに日本の自宅で合流し、娘はボストンに残ることを決め、オンライン学習を続けています。

ほとんどの皆さんと同様に、これは私にとって「新しい日常」です。ですが、今の気持ちをありのまま皆さんにお伝えすると、明るく、前向きな気持ちで活力さえ感じています。この新しい環境の中でタケダを成功に導くという挑戦をいい機会だと捉えています。この点について、TET1 のメンバー全員が同じ気持ちだと断言できます。
しかし、毎日の生活やルーティンの変化が大きな負担になることは、よく理解しています。そこで皆さんにお願いです。タケダは従業員の皆さんやご家族がサポートを必要としているとき、必ずサポートします。ぜひ頼ってください。

すでに多くの皆さんがオンラインで連絡を取り合い、どのように適応していくべきか、対策について話し合っています。人との交流は精神状態を良好に保つ上で有効ですので、ぜひ継続してください。One Takeda の精神こそ、私たちがより強く、より柔軟に今後数週間、数カ月を乗り越えていく力になります。

新しい生活に適応するため、皆さんもそれぞれの方法を確立していると思いますが、ここで私自身に役立った「防衛」策をいくつか紹介したいと思います。

  • ニュースの視聴に時間を費やすのは止めましょう。信頼できる情報源のニュースだけを読むようにしましょう。信頼できる情報源については最新のガイダンスを参照してください。
  • 新しいワークライフバランスを定着させましょう。私の場合は2、3 日かかりました。WebEx で 20 時間連続してセッションを続けたところ、机の前にいられなくなったので、いくつかのルールを設けました。規則正しく休憩時間を取って運動し、家事を手伝い、FaceTime を活用して仲間と顔を合わせる時間を増やしました。
  • 事業の勢いを維持する方法を見つけましょう。計画の延期や中止をするのではなく、常に新しい方法を模索しましょう。例えば、タケダ リーダーシップ カンファレンス(TLC)2はオンラインで開催することを決定しました。創意工夫によって新たなスキルを身に付けることができれば、危機が過ぎ去った後も十分に役立ちます。TET でもコミュニケーションを取るために新たな方法を見つけつつあります。今週の TET 会議は WebEx で行うことになっています。また、全員がバーチャルな環境で絵文字を使ってやりとりするトレーニングも受けました。このトレーニングでは、誰もが実に豊かな個性を発揮しました!
  • 小さな楽しみを見つけましょう。昨日、わが家ではキッチンのテーブルを小さな卓球台に改造しました。卓球など4年ぶりでしたが、ちょっと頭を休めるには最適です。
  • ネガティブな思考ループに陥らないようにしましょう。私の仕事はタケダのことを1日 24 時間、週 7 日間にわたって考え続けることであり、実際にそうしています。しかし、混乱の時期には、いつかやってくるかもしれない「最後の審判の日」のシナリオを考え続けるべきではありません。もっと現実的に、自分の力でできることに集中しましょう。ストレスは、うまく活用すれば成長の糧になります。自分が人として、社会人として大きく成長したときのことを思い出してみてください。きっとそれはストレスに見舞われ、悪戦苦闘した時期だったに違いありません。
  • 地域のコミュニティーにどのように貢献できるかを考えましょう。世界中を見渡せば、最前線で活躍をしている人々への賞賛と支援の気持ちを示すために多くの国々が一緒になってビルにライトを灯すなど、すばらしい光景が見られます。タケダでも医療制度を支えるために、多くの人々に必要とされるものを提供し、救済事業に寄付を行うなど、自分たちにできることを行っています。

タケダは将来の展望が明るい、強い企業です。5 月 13 日に 2019 年度の決算報告や 2020 年度のガイダンスを公表できるのを楽しみにしています。現在の経済状況から見て、私たちの強固なビジネス基盤が株価に反映されることは難しいため、当社の財務状況に関する詳細はコスタ3のポッドキャストをぜひ視聴してください。

今回の危機は 100 年に 1 度の出来事として記憶に残ることでしょう。いつか今を振り返り、「あの時期を切り抜けて打ち勝った!」と言える時が来ると、私は確信しています。現在私たちが発揮している不屈の精神は、将来の私たちの支えとなることでしょう。

改めて皆さんに感謝の気持ちをお伝えします。4 月 1 日の TET ウェブキャスト4でお会いしましょう。皆さんから寄せられる質問を楽しみにしています。また、皆さんの近況や意見も お知らせください。

クリストフ・ウェバー


1 TET: タケダ エグゼクティブ チーム

2 タケダ リーダーシップ カンファレンス(TLC): タケダのトップ300のリーダーを世界中から集めて毎年開催する会議

3 タケダのチーフ フィナンシャル オフィサー(CFO) コスタ・サルウコス

4 TET ウェブキャスト: タケダのグローバルの全従業員を対象に行われるウェブキャスト