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アフリカ開発会議(TICAD6)レポート

2016年8月26日、ケニアのナイロビで開かれたアフリカ開発会議 (TICAD6) の第六回総会で、タケダは満を辞して、「医薬品アクセス (Access to Medicines) 」という画期的な戦略を発表した。
この会議の中で、ナイロビ大学、エレワがん財団とPan Africa Heart Foundationとの新たなパートナーシップについても公表した。さらに、タケダはパネルディスカッションも行った。安倍晋三首相も出席したこの会議には、エマージング マーケット ビジネス ユニットのプレジデント(20168月時点)、ジャイル・プラットフォードと、コーポレート・コミュニケーションズ&パブリックアフェアーズ オフィサーの平手晴彦が参加した。

*役職名、肩書きは撮影・記事作成当時のものです。


パネルディスカッション

医薬品アクセス 戦略の始動にあたり、ジャイル・プラットフォード平手晴彦はタケダの重要なステークホルダーたちとともに、感染疾患領域など医療へのニーズが満たされていないアフリカの現状主題としたパネルディスカッションを行った。
プラットフォードは「私たちは、ラテンアメリカやアジア太平洋、サブサハラ諸国など、患者さんの医薬品利用を阻むさまざまな問題の打開を目指して持続的なアプローチを構築していきます」と決意を明らかにした


タケダ
 ナイロビオフィス開設

医薬品アクセス戦略の一環として、タケダはサブサハラ諸国 で、非営利目的取り組みを始めている。これは、ケニアがんおよび血液疾患の診断と治療の中核拠点 (CoEを置き地域全体に渡って、持続的、永続的地元のパートナー密接に協力していくことを目的にしている。

持続的な貢献を続けていくため、タケダは各国政府やNGO、医療関係者、患者会、地域社会との多角的な官民協働のもと、活動を進めてまいります。タケダのナイロビオフィスの開設は、こうした協力体制を築き上げ、この地域の患者さんに医薬品利用の機会が大きく開かれていくための、重要な一歩となるものです」と、タケダの「医薬品アクセス」のグローバル責任者20168月時点)のイザベル・トーレスは語った。


ケニアのカジアド
行政区を訪問

タケダの画期的な医薬品アクセス戦略は、オンコロジー(がん)消化器系疾患(GI)、さらにデング熱やチクングンヤ熱など伝染病予防ワクチンを、より利用しやすくするためのものである。

こうした重点領域に加え、タケダはさらにPan Africa Heart Foundation協力しこの地域の中産階級人口の増加とライフスタイルの変化とともに急増しつつある糖尿病や高血圧症の移動式検診を実施していく。

アフリカ開発会議 (TICAD6) 終了後検診実態を確かめ、糖尿病や高血圧症の診断サポートの重要性を理解するため、タケダの会議参加者はPan Africa Heart Foundation関係者と共にナイロビ北方の農村地帯であるカジアド行政を訪れ、視察を行った。