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疾患iPS細胞からのドパミン神経分化に要する期間を大幅に短縮、慶応義塾大学と共同でパーキンソン病の創薬研究の加速化に貢献

2021年3月24日

タケダのニューロサイエンス創薬ユニットの岩田英久主席研究員らは慶応義塾大学との共同で、iPS細胞から神経細胞を迅速かつ高純度に作製し、パーキンソン病の誘因物質を早期検出することに成功しました(詳細は慶應義塾大学のリリースまたは発表論文をご覧ください)。これは、アカデミアの持つ素晴らしいアイデアや技術を産業側のニーズ・ノウハウと結び付け、科学界、社会、そして何より新薬を待ち望んでいる患者さんに一日も早く革新的な治療選択肢を提供できる可能性にむけて貢献できた一つの良い事例です。タケダは引き続きこのような取り組みを積極的に進め、努力を続けてまいります。

パーキンソン病をはじめとする神経変性疾患の治療薬は高齢社会を迎えた日本において社会的ニーズが高く、研究開発のスピード化が期待される一方、疾患iPS細胞などを利用した神経細胞への分化、病態の再現には数か月を要するという課題がありました。本件では、慶應義塾大学が保有するmRNAを用いた分化誘導技術を活用し、どのような病態をどう再現しどう検出すべきかタケダのノウハウや技術をブレンドすることで、新たなドパミン神経分化法を共同開発しました。その結果、わずか15日間でパーキンソン病態を再現し評価することが可能となりました。この分化法が多くの研究者に活用されることでパーキンソン病に対する治療薬の研究が加速することが期待されます。

本件はタケダのオープンイノベーションプログラムであるCOCKPI-T® Fundingによる支援を受けて実施されました。創薬研究では、既存のネットワークに加えてより幅広く社外研究者との協働することが重要になっています。日本国内の大学・公的研究機関・企業に所属する研究者の方々のアイデアを幅広く募集し、採択案件に対して、研究費や当社保有の創薬関連技術やノウハウを提供することでイノベーティブな創薬アイデアの具現化を支援しています。