アクセシビリティ機能を有効化 アクセシビリティ機能を有効化

患者さんを取り巻く治療周辺の課題に目を向け、その解決に取り組む

グローバルのダイナミズムの中でお互いを理解し連携して成果を創出する

生命関連企業で人の健康に貢献できる仕事がしたいと考え、大学卒業後にタケダの門を叩き入社しました。まずはMRとしてキャリアをスタートしましたが、将来は経営に関連した仕事を希望して本社部門への異動を希望。人事部の研修・教育部門を経て、当時は多角化経営をしていたタケダの化学品関連事業部で事業管理や事業譲渡を経験し、知識やスキル・経験を高めました。

その後、それまでの幅広いキャリアを最大限に活かすために、コーポレート・コミュニケーション部を志望し、以後、約15年に亘って社内外のコミュニケーション業務に従事しています。この間にタケダは、オンコロジーに特化したミレニアム社、希少疾患に強みを有するシャイアー社等の製薬企業を統合しながら、グローバル企業へと成長しました。世界の医薬品市場を対象としたグローバル企業へと変化したタケダでは、海外の従業員と一体となって、グローバルなダイナミズムを感じながら仕事ができることが、大きな魅力の一つです。実際、私自身も、米国、欧州、新興国といった各地域の異なる文化・言語を持つ海外のコミュニケーションの仲間たちと仕事をする機会に恵まれ、グローバルで連携して成果を出す面白さを知ることができました。また、現在所属している日本オンコロジー事業部は米国ボストンに拠点を置くグローバルオンコロジービジネスユニットにレポートする組織であり、各部署が国内の関連部門はもちろん、ボストンのカウンターパートとも連携し業務を進めており、グローバルでビジネス感覚を磨くチャンスに溢れています。

患者さんとの対話を深めアンメットニーズを理解し課題解決していく

私の現在の業務は、日本のオンコロジー事業におけるペイシェントアドボカシーとコミュニケーションです。ペイシェントアドボカシーは、2019年にがんに特化した専門組織として新設され、ボストンのアドボカシーチームとも連携し、国内のみならず、国際的に活動する患者団体や患者さんとタケダをつなぐハブ機能として、多くの関係部門と連携しながらアドボカシー活動を推進しています。患者団体や患者さんとの対話を深めることで、がん治療、がんと共に生きるうえでのアンメットニーズを理解し、その解決策を提案できるよう、社内はもちろん、社外のステークホルダーとの協力を推進しています。

私たちが現在注力しているアドボカシー活動のキーワードは、医学研究・臨床試験における患者・市民参画を推進する「Patient & Public Involvement(PPI)」と、医療者と患者間の協働による治療の意思決定のコミュニケーションプロセスである「Advanced Care Planning(ACP)」ならびに「Shared Decision Making(SDM)」です。今年はその支援のために「Cancer Pedia/キャンサーペディア」と名付けたがん患者様とそのご家族の皆さまにご利用いただくための情報提供プラットフォームを開発しました。

また、がんと診断された患者さんが気持ちを整理し治療と前向きに取り組んでいただけるよう「A Compass for Life with Cancer」という記入形式の冊子も患者支援団体との連携のもとで発行しています。
この他にも様々な患者団体と連携した企画やセミナーが進行中であり、製薬企業として革新的な治療薬を一日も早くお届するだけでなく、患者さんを取り巻く治療周辺の課題にも目を向け、その解決に取り組んでいきます。

高い意欲と志を持った従業員の力を最大化する職場環境づくりを推進

タケダでは、COVID-19禍においてリモート環境で業務を行う仕組みの導入に取り組んできました。とりわけ日本オンコロジー事業部では、全社に先駆けてコミュニケーションツールのフル活用を機動性をもって進めてきました。社外での医療関係者との面談だけでなく、従業員間コミュニケーションにおいてもその利用を積極的に進めています。
在宅勤務が本格的に始まった直後での数名単位でのカジュアルなランチミーティングの企画をはじめ、事業部長がオーナーとなってリードする手上げ参加の外部講師を招聘したカフェテリア式の勉強会、リーダーシップチームによる約500名の従業員とのインタラクティブ型のタウンホールミーティングなどなど。
そして今年5月には、2020年度の活動を対象とした「JOBUアワード」の表彰式もリモートで実施し、全従業員が参加するなかで盛り上がりを見せました。日本オンコロジー事業部では、年1回のアワード以外にも、普段は光の当たりにくい〝縁の下の力持ち〟として頑張ってくれている方々も含め、全員の仕事を認めあう「Recognition(承認・称賛)」の精神を大切に、四半期ごとに対象者を発表し感謝を述べる機会も設けています。
このような活動を年間通じて積み重ねることで創り上げてきた、あらゆる階層で風通しがよく闊達な職場環境が、私たち日本オンコロジー事業部の持ち味だと思います。今後も高い意欲と志を持った従業員の力を最大化できるように、継続して従業員コミュニケーションに注力していきます。

がん患者さまとそのご家族の皆さまを始めとし、様々なステークホルダーの皆さまからタケダの日本オンコロジー事業部を信頼いただけるパートナーとして認知いただけるよう、引き続きペイシェントアドボカシーとコミュニケーション業務に取り組んでまいります。

♯プロフィール

池内 利行

日本オンコロジー事業部 ペイシェントアドボカシー・コミュニケーション部長

大学卒業後、1988年に武田薬品に入社。2005年よりコーポレート・コミュニケーション部で広報・IRを担当。2010年より同部シニアマネジャー。2015年よりジャパンファーマビジネスユニットのコミュニケーション部長。2019年に日本オンコロジー事業部のペイシェントアドボカシー部長に就任し、2020年より現職。