CEOからのメッセージ

クリストフ・ウェバー
代表取締役 社長 CEO

タケダではダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を、イノベーション(革新)を生み出すための「経営戦略の重要な柱」に掲げています。異なる背景を持つ多様な従業員から生まれるより良いアイデアが、製薬業界に欠かせないイノベーションの原動力となるからです。また、従業員の高いモチベーションを保つためには、多様な従業員のインクルージョンも重要です。阻害感を抱いた従業員は会社に貢献できず、結果としてその会社がリーディング・カンパニーになることは無いと考えています。

フォーカスすべきD&Iの中身は国によって異なりますが、特に日本では、性別とキャリアの多様性にまだまだ改善の余地があることがわかり、CEOに就任以降様々な改革を行ってきました。例えば、2014年に女性幹部社員が発足させた従業員の草の根ネットワーク「はなみずき」の啓発活動を支援しながら、全国各地のタウンホールミーティングを通じて従業員と対話し、女性の昇進を妨げる要因の一つと考えられる長時間労働の容認や、産休や育休を利用しづらいと感じる伝統的な日本企業文化の変革を進めるための対話を続けてきました。並行して「働き方のダイバーシティ」も進め、女性はもちろん、すべての従業員が多様な働き方ができるフレックスタイムやテレワークなどの制度を整備してきました。その結果、ダイバーシティのKPIのひとつとして当社が掲げている、新任管理職に占める女性の割合を30%とする目標に確かな手応えを感じています。年齢のダイバーシティという観点では、新任管理職の10%をキャリア8年目未満の従業員とするKPIを掲げ、積極的に若手人材の管理職への登用を行っています。「キャリアのダイバーシティ」も重要であると考えています。それぞれの従業員が能力や自らの希望を明確にし、「キャリアは自分で作る」という考え方を定着させることで、多様なキャリアの実現を目指しています。一例をあげると、社内公募を通じて毎年度約70名の従業員が自ら選んだ職務への異動を実現させています。

タケダには様々な教育研修プログラムがあり、グローバルで活躍できる人材を育成しています。世界中の高いポテンシャルを持つ5~10年目の社員を選抜し、5年間かけて国際経験を積む「アクセラレータープログラム」は、参加者のうち約3割が日本の従業員であり、うち半数を女性が占めています。より上の世代向けには、現経営幹部との交流を通じて次期経営幹部を育成するプログラム「プレジデント・フォーラム」があります。また研究開発部門では、研究拠点の日米への集約に伴い、ボストンの研究拠点に日本人社員を80名程度異動させるとともに、日本の研究拠点への外国人の受け入れも推進しています。その一方で、日本ローカルでキャリアを追求したい人には階層別や部門別での教育を実施しています。

このような社内におけるキャリア開発の機会最大化と併せて、外部プロフェッショナル人材の採用にも注力しています。現在のタケダは、グローバル志向と日本ローカル志向2種類の人材市場が交わるスイートスポットにあり、日本にいながらにしてグローバルな環境で経験とスキルを磨くことができる『先進的な日本企業』です。このような職場で働き、成長することに意欲のある方は、ぜひタケダの採用に応募をご検討ください。世界中の患者さんのより健やかで豊かな未来へ共に貢献してくださる方からの応募をお待ちしています。